六日のあやめ

読書記録('21.11月)

<観劇記録>
「アルトゥロ・ウイの興隆」KAAT神奈川件p劇場 ホール
’21.11/18(木):1階20列上手
’21.11/19(金):1階18列下手
再演での観劇。昨年の初演観劇後に戯曲読んだら、上演に向けての指示に“大げさなスタイルで演じられなくてはならない”と記されていて、その通りの素晴らしい舞台を再び観ることできた嬉しさ。
浮ウ感じながらもウイに惹きつけられてしまう。だって剛くんカッコ良すぎるもん。^^;
12月はロームシアター京都、来年1月は豊洲PITで観劇予定。

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’21.11月読書記録
初読(4)+再読(1):5冊

きーた - 読書メーターより

11/26【透明な螺旋/東野 圭吾】
ガリレオシリーズ10作目だけどガリレオっぽくなくて複雑に思いながらも先が気になり一気読み。
タイトルの意味に納得。切ない。
湯川のプライベート、介護のことや過去の恋愛は興味深いけど、出自については正直違和感。秘められていた生い立ちでの事件への関わりは加賀シリーズが思い浮かび、ガリレオでもそのパターンかぁ、と思ってしまった。(^^;

11/22【アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪/ベルトルト ブレヒト】
(再読)大ファンの草なぎ剛さん主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の再演きっかけで読み返し。
戯曲を読むだけだと難しく感じるけれど、観劇した舞台シーンが思い浮かぶからわかりやすい。
訳者あとがきによると、原題を直訳すると「止めうるアルトゥロ・ウイの興隆」となるが今では「止めうる」の省略が多いとのこと。過去にウイ役が田中邦衛さんのときは「おさえればとまるアルトゥロ・ウイの栄達」だったとか。エピローグにある“行動すべきものを学ぶ”ことが重要だと思う。
「コーカサスの白墨の輪」は大岡裁きのような裁判が爽快。

11/16【鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)/青山 美智子】
平成終わりの2019年から6年ずつさかのぼり平成始めの1989年まで6編の物語。
どの話もグッとくるし、登場人物たちの繋がりが好き。
SF作家の黒祖ロイドが誰かラストでわかってヤラレタ感が気持ち良かった。1話目でのデビューしたばかりの写真についての形容詞は伏線だったのかぁ、私はてっきりジャニーズ系の容姿なのかと思ってた。
各年の世相記述も印象深く、最後に載せられている平成史特別年表が楽しい。

11/10【木曜日にはココアを (宝島社文庫)/青山 美智子】
12編の連作短編集。
1話目の主人公がココアさんと呼ぶ女性に惹かれた理由が私には正直ピンとこなかったのだけど、ラスト“恋文”でココアさんが語る「ひとこえぼれ」や「いつもの場所です・・」のエピと、彼女が心の中で彼を呼ぶ名前に凄く納得できる。
ココアに挟まれた10編の物語も登場人物たちの繋がりが心地いい。 厳しいだけの先輩かと思っていたら実は素敵な人だった幼稚園の先生のお話好みだけど、萌香ちゃんのお母さんが伝えてくれなかったらどうなっていたのか?と思ってしまった。(^^;

11/3【猫のお告げは樹の下で/青山 美智子】
「お探し物は図書室まで」が好みだったから他の作品も気になり読んでみて良かった。
各章の主人公たちがあるきっかけで前向きな気持ちになっていく、図書室と同じように(本作の方が先だけど)様々なケースが描かれていて、どの物語も心に沁みる。
文字が記されたタラヨウの葉を落とす猫ミクジに私も会ってみたい。
主人公たちの身近に素敵な人たちがいて、そこに気付くところも好き。
五枚目マンナカに登場の姫野先生が図書室の小町さんだとすぐわかった、彼女はやっぱり魅力的。

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義母
入院(O):10/25~11/9(尿路感染症)
NS(M):11/11,25,29

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