最近情緒不安定(仮)

サラリーマンになれなかった。メンタルキープがいまだ覚束ない、お子さまブログ。

本 亀裂 創業家の悲劇 著者: 高橋 篤史。

2023-06-16 07:00:00 | 



『亀裂 創業家の悲劇
著者: 高橋 篤史』

★★★★☆

時代を読み、需要を先取りする動物的な勘。
多くの人を惹きつけ、統率する牽引力。
そして、強烈な自負心と強運。
日本を代表する有名企業をつくった「創業社長」には、どこか共通するカリスマ性がある。
しかし、創業社長のカリスマ性が大きければ大きいほど、その去り際、そして去ったあとには、巨大な陥穽が残されることになる。
セイコーの服部家、国際興業・小佐野賢治、ロッテ・重光武雄といった昭和を象徴する創業者の後継者たちは、いずれも大きな混沌を経験した。
ソニーを創業した盛田昭夫氏の長男・盛田英夫氏は、ソニー株をはじめ多額の資産を父から相続したが、それをスキー場開発やF1レースへの参戦などに膨大な資金をつぎ込み、ついにそのすべてを費消しつくした。盛田家の祖業である醸造業に取り組んだがそれもうまくいかず、それでも都心の高級ホテル住まいをつづけ、最後はその滞在費を払うこともできないところまで追い込まれた。
英夫氏は、「盛田昭夫」という巨大な存在から逃れ、克服するために自分だけの成功を追い求めたのかもしれないが、結局それは果たせなかった。
ユニバーサル・エンターテインメントの岡田家、大塚家具の大塚家、大戸屋の三森家、ゲオの遠藤家も、会社の経営権をめぐって、激しい内紛を展開している。
さらに、創業家の持つ巨額の資産には、「資本のハイエナ」と呼ばれるような地下金融の住人たちや、M資金という古典的な詐欺師たちが群がり、甘言を尽くしてカネを吸い取ろうとする。
目を覆うような悲喜劇は、そこに巨額の資産があるからこそ起こる。
リア王やマクベスを地で行く、裏切りと転落のドラマ。
経済事件取材のトップランナーである筆者が、その圧倒的な取材力と筆力によって構成する最上級の経済ノンフィクション。


第1章 ユニバーサルエンターテインメント―岡田家
第2章 日韓ロッテグループ―重光家
第3章 大塚家具―大塚家
第4章 大戸屋ホールディングス―三森家
第5章 セイコーグループ―服部家
第6章 国際興業―小佐野家
第7章 ソニーグループ―盛田家
第8章 ゲオホールディングス―遠藤家
終章 血の紐帯を崇める信奉者たち


創業一族の内紛。


30億以上の詐欺だとか

20億円の焦付きだとか

1300億の個人補償とか




規模がデカすぎてよくわからん 笑


スキームとかハゲタカとか、、、

WOWOWドラマで見た事ある😆

小説よりも奇なり


なぜにここまで泥沼になるのでしょう、、、


知らないことが多かったので

下世話かもですが、普通に面白かったです。


華麗なる一族の裏側なり


また、リピしたいですね。


ありがとうございました。ほな。






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2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2023-06-16 23:06:40
こんばんは。
面白そうな本ですね。絶対読みます。ソニーの坊っちゃんはタレントと噂になったり、色々ありました。山崎豊子の「華麗なる一族」も面白かったです。企業物の小説が大好きで、随分読みました。
教えて頂き有りがとうございました。なおとも
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Unknown (きき)
2023-06-17 05:27:21
おはようございます。
面白かったです^ ^
著者の情報収集がすごいとおもいました。
ソニーの坊ちゃん、
なかなかの問題児ですね😆

「華麗なる一族」面白いですよねーー
ドラマも大好きです。
北大路欣也さんが怖い怖い 笑
「白い巨塔」も大好きなのですが
わたしも企業物、、、、好物かも
巨塔は企業じゃないかな
いや、企業みたいなものかな

記事には書かなかったのですが
終章が最も衝撃でした。
お時間あるときぜひ。
ありがとうございました。
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