名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

タイムカード実装!の補足

2018-08-13 16:08:06 | 日記(学校)
以前の記事を読まれた方から

「校長はアホなの?」

というコメントをいただきましたので

校長先生を弁護する記事を書こうと思います。



校長は学校の中で一番偉い先生です。

最も強い権限と責任を持っています。

ですから、先日の豊田でおこった、小学生が熱中症で亡くなってしまった案件の時

校長先生には、校外学習を中止するという権限があったのに、そうしなかったが故に

責任を問われ、記者の前で謝罪をしたわけです。

しかし、権限と責任が大きいのは、あくまでその学校内での話。

正直、もっと権限と強い人はいっぱいいて

具体的には、市町村教委・県教委・文科省です。

それらの人々が出す業務命令に、校長先生は逆らうことはできません。

どんなに下らないことでも、教育委員会や文科省が「やれ」と言ったことに対しては

校長先生は、「やる」または「やらせる」義務が生じます。

この在校時間記録とタイムカードもそうです。



イメージとしては

校長先生はコンビニの店長

教育委員会がコンビニのエリアマネージャーたち

文科省が本社

先生たちはコンビニの店員

くらいの力関係ですね。

コンビニの店長は、どんなに現場の実情にそぐわないようなことでも

本社やエリアマネージャーにやれと言われたら、基本、やるしかないですよね。

それと一緒。



ちなみに、今回の件について、なんでこんなアホな事態が生じたかというと

うちの場合、在校時間記録は県教委からの指令、タイムカードは市教委からの指令です。

そして、県教委と市教委の間には、強固な相互連絡システムはないので、「重複してるからどっちかで良いよね」とはなりません。

うーん、お役所。


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