みなさん、WBGTってご存じでしょうか。
詳しくは、こちら。
簡単に言えば、気温だけでなく湿度等もあわせて測定し、そこから導き出させるWBGTという数値で熱中症のリスクを予期するものです。
ちなみに、うちの地区では、すべての小中学校で、WBGTを測定する機械が導入されています。
測定方法は、詳しくは説明しませんが、簡単で、平時は養護教諭が定められた時間に測定し、職員および生徒に注意を喚起することになっています。
うちの教育委員会から下された指令は
WBGTが31を超えた場合、運動禁止
です。
ちなみに、環境省によれば、WBGTが31以上の場合、熱中症について
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
運動は原則中止で、WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合は中止すべき。
とされています。
また、参考値ですが、気温が35度を超えれば、WBGTは31を超えるそうです。
この教育委員会から出た指令には、一切異論はありません。
しかしながら、はっきり言いたいのは
なぜ今までは禁止でなかったのか、です。
先ほど書いたような指令が飛ぶと言うことは、逆に言うと今までWBGTが31を超えていても運動が禁止されていなかったと言うことを意味します。
この「原則」「~すべき」という言葉がくせもので
すなわち、例外が認められているということです。
十分に注意し休息を挟めば運動して良いと解釈され、学校現場では運動部の練習や大会が行なわれてきたわけです。
今回の教育委員会からの指令は、これらの例外を一切認めず、WBGTが31を超えたら問答無用で運動を禁止するものです。
それは正しい。
しかしながら、死者が出てからこのような指令がでるのは、おかしいと自分は思います。
ちなみに、私は教師になってから部活動をやりたいと思ったことは1度もない人種なので、この指令に対し一切の反論はないのですが
部活が好きな教師は「これでは全く部活ができないじゃないか!!!」と文句を言っていました。
私は「いやだからやめとけよ人が死んでるんだぞ」と思いましたけど、口には出せませんでした。
こんなところで同僚と口論しても仕方が無い。
まぁ、そんな教師もいるという、閑話休題。
一方で、問題もあります。
まずは、朝の段階ではWBGTが31を超えていなかったので生徒を登校させ、活動を始めたらすぐに31を超えてしまい運動中止になってしまった、なんてケースが想定されます。
もしもそのようなことが現実になった場合、生徒にしてみたら暑いのに無駄足をふむわけですから、それなら家で寝てるか宿題をやっているかゲームをやっているかした方がまだマシです。
だったらいっそのこと夏の間部活動禁止にしちゃえばいいじゃんと私は思いました。
多忙化解消にもなりますよ。
「そんなんでは子どもたちがだらける!」と言うなら、冷房付きの体育館を作って下さい。
そこで思い切り運動させます。
できないですよね?
そこまで教育にお金をさく余力が無いのが、今の我が国の現実です。
そして、子どもをだらけさせないために運動させて死なせたら誰がどう責任をとるんですかね。
頭下げれば死者がよみがえるような世界であれば、それでもかまわないかも知れません。
また、このような対応は教育委員会によって異なります。
うちの市は部活が禁止でも、隣の市は可能、などという可能性もあり
その場合、どう考えても秋の大会の結果に影響し、うちの市の部はボロ負けなんてこともあり得ます。
私に言わせれば、そのようなアンフェアに納得できない気持ちは分かりますが、人命第一なので
文科省が全国に一律で「高WBGT値の場合の運動禁止・WBGTの定期測定の義務づけ」または「夏季の部活動禁止」を発令すれば良いのです。
これなら予算も要らないし、できるだろ?
それとも各種連盟・協会との利権がらみでできないのか?
適切な休息と水分補給の奨励
健康観察の徹底
異常があったらすぐに休憩させる
もはやこんな対応で命は守れるレベルではない思います。
豊田市の一件がそれを証明したと思います。
豊田市の、例の学校の先生達が、生徒に対して気配りをしていなかったとは思えない。
それが足りなかったから尊い命が失われたのです。
そして、そもそも現場の気配りに頼って命を守ってきたことが間違いだったのではないでしょうか。
それではアスリートが育たない?
そんなのは専門的なコーチがチームで指導に当たるような、スポーツクラブでやれば良いと思います。
学校の部活動の顧問はスポーツの専門指導者ではなく、また部活動指導は教師の第一の業務ではありません。
何事にもメリットデメリットがあります。
私が言うように、もう思い切って部活をやめてしまった場合
熱中症のリスクをなくせるというメリットがあります。
一方で部活動で得られる何かが得られなくなるというデメリットがあります。
また、子どもたちが家でだらけるかもしれないというリスクも生じます。
あとは、保護者の皆様が、どちらを重視するかです。
部活やってほしいですか?やめてほしいですか?
私はやりたくありません。
詳しくは、こちら。
簡単に言えば、気温だけでなく湿度等もあわせて測定し、そこから導き出させるWBGTという数値で熱中症のリスクを予期するものです。
ちなみに、うちの地区では、すべての小中学校で、WBGTを測定する機械が導入されています。
測定方法は、詳しくは説明しませんが、簡単で、平時は養護教諭が定められた時間に測定し、職員および生徒に注意を喚起することになっています。
うちの教育委員会から下された指令は
WBGTが31を超えた場合、運動禁止
です。
ちなみに、環境省によれば、WBGTが31以上の場合、熱中症について
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
運動は原則中止で、WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合は中止すべき。
とされています。
また、参考値ですが、気温が35度を超えれば、WBGTは31を超えるそうです。
この教育委員会から出た指令には、一切異論はありません。
しかしながら、はっきり言いたいのは
なぜ今までは禁止でなかったのか、です。
先ほど書いたような指令が飛ぶと言うことは、逆に言うと今までWBGTが31を超えていても運動が禁止されていなかったと言うことを意味します。
この「原則」「~すべき」という言葉がくせもので
すなわち、例外が認められているということです。
十分に注意し休息を挟めば運動して良いと解釈され、学校現場では運動部の練習や大会が行なわれてきたわけです。
今回の教育委員会からの指令は、これらの例外を一切認めず、WBGTが31を超えたら問答無用で運動を禁止するものです。
それは正しい。
しかしながら、死者が出てからこのような指令がでるのは、おかしいと自分は思います。
ちなみに、私は教師になってから部活動をやりたいと思ったことは1度もない人種なので、この指令に対し一切の反論はないのですが
部活が好きな教師は「これでは全く部活ができないじゃないか!!!」と文句を言っていました。
私は「いやだからやめとけよ人が死んでるんだぞ」と思いましたけど、口には出せませんでした。
こんなところで同僚と口論しても仕方が無い。
まぁ、そんな教師もいるという、閑話休題。
一方で、問題もあります。
まずは、朝の段階ではWBGTが31を超えていなかったので生徒を登校させ、活動を始めたらすぐに31を超えてしまい運動中止になってしまった、なんてケースが想定されます。
もしもそのようなことが現実になった場合、生徒にしてみたら暑いのに無駄足をふむわけですから、それなら家で寝てるか宿題をやっているかゲームをやっているかした方がまだマシです。
だったらいっそのこと夏の間部活動禁止にしちゃえばいいじゃんと私は思いました。
多忙化解消にもなりますよ。
「そんなんでは子どもたちがだらける!」と言うなら、冷房付きの体育館を作って下さい。
そこで思い切り運動させます。
できないですよね?
そこまで教育にお金をさく余力が無いのが、今の我が国の現実です。
そして、子どもをだらけさせないために運動させて死なせたら誰がどう責任をとるんですかね。
頭下げれば死者がよみがえるような世界であれば、それでもかまわないかも知れません。
また、このような対応は教育委員会によって異なります。
うちの市は部活が禁止でも、隣の市は可能、などという可能性もあり
その場合、どう考えても秋の大会の結果に影響し、うちの市の部はボロ負けなんてこともあり得ます。
私に言わせれば、そのようなアンフェアに納得できない気持ちは分かりますが、人命第一なので
文科省が全国に一律で「高WBGT値の場合の運動禁止・WBGTの定期測定の義務づけ」または「夏季の部活動禁止」を発令すれば良いのです。
適切な休息と水分補給の奨励
健康観察の徹底
異常があったらすぐに休憩させる
もはやこんな対応で命は守れるレベルではない思います。
豊田市の一件がそれを証明したと思います。
豊田市の、例の学校の先生達が、生徒に対して気配りをしていなかったとは思えない。
それが足りなかったから尊い命が失われたのです。
そして、そもそも現場の気配りに頼って命を守ってきたことが間違いだったのではないでしょうか。
それではアスリートが育たない?
そんなのは専門的なコーチがチームで指導に当たるような、スポーツクラブでやれば良いと思います。
学校の部活動の顧問はスポーツの専門指導者ではなく、また部活動指導は教師の第一の業務ではありません。
何事にもメリットデメリットがあります。
私が言うように、もう思い切って部活をやめてしまった場合
熱中症のリスクをなくせるというメリットがあります。
一方で部活動で得られる何かが得られなくなるというデメリットがあります。
また、子どもたちが家でだらけるかもしれないというリスクも生じます。
あとは、保護者の皆様が、どちらを重視するかです。
部活やってほしいですか?やめてほしいですか?
私はやりたくありません。