名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

個性を認めようと言っている割に……

2018-01-16 23:08:16 | 日記(学校)
今日、ふと思ったのですけれど

個性やちがいを認めようとか言っている割に

「学校に行かずに、みんなとは別に、学習する」

という特性に対しては、今の学校システムは不寛容
ですよね。

不登校の生徒に対する指導って、基本的には

教室復帰

を目指すものですから。



不登校生徒に対して、様々な特別扱いをすることがあります。

例えば、放課後、他の生徒が下校してから学校に来て、1時間程度、担任と一緒に勉強したら、出席できたと見なす、などです。

しかしこれらはすべて、不登校で無い生徒と同様に学校に来られるようになるための足がかりとして実施されるものです。

ですから、先ほどのような特殊登校の例であれば

これが継続できるようになってきた場合

本人の意思にかかわらず、担任教師は必ず

「じゃ、次はお昼くらいから学校に来れると良いね」

「君なら、朝から頑張れるよ」

と声をかけます。



今の学校教育制度は、増改築を何度も何度も繰り返した結果です。

後付けが多すぎる。

こんなのでいいのかなぁ、という本日のつぶやきでした。


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