県立学校は始業日後、2週間程度の臨時休校 県教委が方針
新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県教育委員会は30日、県立学校について6日の始業日以降、2週間程度の臨時休校とする方針を発表した。
(https://www.kanaloco.jp/article/entry-314059.html)
地域によって差異はあると思うので先に書いておきますが
筆者が生活する地域は、都道府県別コロナ感染者数でトップ5に入っている都道府県であるとだけ記しておきます。
私の市では、予定委通りの日に新学期に入るということだけ、決定事項として教師に通達されていますし
保護者にも連絡されています。
さて、この神奈川県教育委員会の
「始業式はやるけどその後また休校」
これはとても秀逸だと思いました。
「え、だったら普通に休校継続で良いじゃん?なんで始業式をやる必要があるの?」
そう思われた方もいるかもしれません。
そうじゃないんです。
この1日だけ登校させることで、リスクを最小限にしつつ、生徒の現況確認をしたり
教科書に代表される諸々を配付したりすることができます。
また、諸連絡も行うことができるわけです。
一人の現場教師としては、妙案だと考えます。
一方で、短縮授業や時差通学にして学校を再開する自治体は多いです。
例としては横浜市。(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000180456.html)
つまり、この後変更がなければ
神奈川県立の学校→始業式だけやって2週間程度の休校に突入
横浜市立の学校→短縮授業や時差通学にして学校再開
という不思議ことになるわけです。
私は、この「短縮授業や時差通学」という対応はとてもナンセンスなものだと思っています。
たとえるならば
「雪道だけど私の車はノーマルタイヤだからゆっくり走ろう!」
と同レベルだと思っています。
読者の皆様はどう思いますかこれ?
また、皆様の自治体の対応はどうでしょうか?
オンライン授業はどうなの?という意見も最近多く耳にします。
元々オンライン授業の体制が整っている学校であれば、良いですけれども
このコロナ対策としてオンライン授業の体制を整える、っていうのは無理があります。
奇跡が起きて半年、常識的には1年以上、整備に必要です。
もちろんこれは「設備を整えるため」に必要な時間です。
実際にそれを教師が使いこなせるようになるまでは、さらに時間が必要でしょう。
ICT機器の操作を支援する教師ではない職員が常勤で、一定数以上配置されるのであれば、教師の慣熟期間はキャンセルできますが
まあ、無理でしょう。
公立の教育行政なんて、そのレベルです。
ですから、子持ちで不安な方は、そんなの期待しないで、ベネッセやZ会等の通信教育を使用された方が良いと思いますし
お金をかけたくないなら、NHK for schoolがよろしいかと思います。
「1クラスの人数を減らせないの?」
これも最近よく耳にします。
結論から言いますと、特例法(または特例条例)が整備されるか、法改正されない限り、無理です。
原則として、1クラス40人を超えない限り、学級を増やすことはできません。
ですから、ぎりぎり人数が足りない学年……たとえば79人の学年とか……は、現場の教師が少人数学級化したいと思っても、その権限がありません。
また、人員もありません。
ちなみに、私の勤務する学校のある市の隣の市が、とても感染者が多いんです。
そんななか、昨日、本市でも感染者が出ました。
私は、神奈川県教育委員会と同じ対応が賢いと思っています。
本市は、本当に始めるのでしょうか……
そんな中で、明日、新年度がスタートです。
4月から学校を再開するのが妥当かどうかについて、皆さんの意見をお寄せください。
ご意見はこちらまで。
新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県教育委員会は30日、県立学校について6日の始業日以降、2週間程度の臨時休校とする方針を発表した。
(https://www.kanaloco.jp/article/entry-314059.html)
地域によって差異はあると思うので先に書いておきますが
筆者が生活する地域は、都道府県別コロナ感染者数でトップ5に入っている都道府県であるとだけ記しておきます。
私の市では、予定委通りの日に新学期に入るということだけ、決定事項として教師に通達されていますし
保護者にも連絡されています。
さて、この神奈川県教育委員会の
「始業式はやるけどその後また休校」
これはとても秀逸だと思いました。
「え、だったら普通に休校継続で良いじゃん?なんで始業式をやる必要があるの?」
そう思われた方もいるかもしれません。
そうじゃないんです。
この1日だけ登校させることで、リスクを最小限にしつつ、生徒の現況確認をしたり
教科書に代表される諸々を配付したりすることができます。
また、諸連絡も行うことができるわけです。
一人の現場教師としては、妙案だと考えます。
一方で、短縮授業や時差通学にして学校を再開する自治体は多いです。
例としては横浜市。(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000180456.html)
つまり、この後変更がなければ
神奈川県立の学校→始業式だけやって2週間程度の休校に突入
横浜市立の学校→短縮授業や時差通学にして学校再開
という不思議ことになるわけです。
私は、この「短縮授業や時差通学」という対応はとてもナンセンスなものだと思っています。
たとえるならば
「雪道だけど私の車はノーマルタイヤだからゆっくり走ろう!」
と同レベルだと思っています。
読者の皆様はどう思いますかこれ?
また、皆様の自治体の対応はどうでしょうか?
オンライン授業はどうなの?という意見も最近多く耳にします。
元々オンライン授業の体制が整っている学校であれば、良いですけれども
このコロナ対策としてオンライン授業の体制を整える、っていうのは無理があります。
奇跡が起きて半年、常識的には1年以上、整備に必要です。
もちろんこれは「設備を整えるため」に必要な時間です。
実際にそれを教師が使いこなせるようになるまでは、さらに時間が必要でしょう。
ICT機器の操作を支援する教師ではない職員が常勤で、一定数以上配置されるのであれば、教師の慣熟期間はキャンセルできますが
まあ、無理でしょう。
公立の教育行政なんて、そのレベルです。
ですから、子持ちで不安な方は、そんなの期待しないで、ベネッセやZ会等の通信教育を使用された方が良いと思いますし
お金をかけたくないなら、NHK for schoolがよろしいかと思います。
「1クラスの人数を減らせないの?」
これも最近よく耳にします。
結論から言いますと、特例法(または特例条例)が整備されるか、法改正されない限り、無理です。
原則として、1クラス40人を超えない限り、学級を増やすことはできません。
ですから、ぎりぎり人数が足りない学年……たとえば79人の学年とか……は、現場の教師が少人数学級化したいと思っても、その権限がありません。
また、人員もありません。
ちなみに、私の勤務する学校のある市の隣の市が、とても感染者が多いんです。
そんななか、昨日、本市でも感染者が出ました。
私は、神奈川県教育委員会と同じ対応が賢いと思っています。
本市は、本当に始めるのでしょうか……
そんな中で、明日、新年度がスタートです。
4月から学校を再開するのが妥当かどうかについて、皆さんの意見をお寄せください。
ご意見はこちらまで。