仕事で舞子(神戸市垂水区)へ行ってきました。
JR舞子駅に着いたのは待ち合わせ時間の1時間30分前でした \( 余 )/
空いている時間を利用して以前から気になっていた舞子公園を散歩してみました。
駅から公園までは歩道があり歩きやすい。
5分ぐらいでアンカレイジ(大きなコンクリートの塊)につく。
平日の朝なので人はほとんどいない。 たまに散歩している人やジョギングしている人とすれ違う。 海からの風が少し寒かったが散策コースも良く整備されていて気持ちが良い。
公園から見る明石海峡大橋と移情館。
地図
舞子公園ホームページ
http://www.hyogo-park.or.jp/maiko/
今の若い人に50年前の日本を想像できるだろうか?
今回行った舞子公園は小学生の遠足でいったことがある。
家が貧しかったので弁当はご飯を塩だけで握ったおにぎりとたくあん(漬物)だけでした。
他の人の弁当に卵焼きなどが入っていると自分の弁当見られるのが恥ずかしいので隠して食べたものです。
あのがばいばあちゃんに出てくる小学校の運動会の弁当と同じです。
ああやって本になると美談になりますが私の場合は恥ずかしい思い出だけをいまだに引きづっています。
パンツなんて洗って無い場合、妹のパンツはいて学校へいったこともあります。
誰かにばれないか不安で1日過ごしたのを覚えています。
それほど貧しかった。しかし私より貧しい友達もいました。それが50年前の日本でした。
駅から舞子公園の松林を見たとき50年前の弁当のこと、当時の生活のことを思い出しました。
貧しかったなぁ ~
あのころの日本は貧しかった。
しかし今の日本はお金は有っても心が貧しくなりました。
いつからこうなったのだろうか? 私が20代のころでした。
◆ 損することは悪いこと ◆
という風潮がではじめました。 それまでは無料奉仕という感覚が日本人には有った。
しかしこの損はイケナイという考えが伝染していって、他人に尽くす、ただ働きは損という考え方になってきた。
それから、
◆ 得しないと損だ! ◆
という考え方に変ってきた。
得している状態が普通になったため、何もなければ損したと感じる。
そして日本人は得することに精を出し始めた。 それが進んでいくと、
◆ 勝ち組、負け組み ◆
という言葉が大手を振ってのさばり始めた。
◇ 思いやり ◇
なんてキャッチフレーズで使われても実際には死語になっていますね、今は。
人のために一生懸命やって悪者扱いされることも珍しくなくなってきました。
それは得することが正しくて、損することが間違いだと考えているからです。
明石海峡大橋は立派で素晴らしい建造物です。 できれば人と人の心にも架け橋をかけてほしいものです。
舞子公園は弁当もってもう一度訪ねてみたい。
肉盛艶子の冒険
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