出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

長井のあやめ

2020-06-24 | 仙台日記

長井のあやめ
新型コロナウィルスの影響で家から出ないようにしていると、無性に遠出をしてみたくなり、山形の長井市にアヤメを見に行ってみることにした。「長井のあやめ」という言葉は以前から頭のどこかに記憶している言葉であるが、それ以上のことは知らないので、とにかく行ってみることにした。
  
この公園は明治時代の終わりころにアヤメを植えたのが始まりで、今では3.3haの面積に500種 100万本のアヤメが植えられているそうである。
  
一面のアヤメはよく手入れされており、一斉に咲き誇る姿は見事である。
  
   

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世界谷地のニッコウキスゲ

2020-06-17 | 仙台日記

世界谷地のニッコウキスゲ
第1湿原
昨年の5月30日に世界谷地に来た時には、まだニッコウキスゲが咲いていなかったので、今年こそはと咲いていそうな時期を狙って世界谷地を訪れた。最盛期を過ぎたような感じであったが、咲いているニッコウキスゲを見ることができた。
ただ、よく写真で見るような一面に黄色いニッコウキスゲという感じではなく、まばらにしか咲いていないので、少し期待外れであった。
  
  
第2湿原
第1湿原でのニッコウキスゲが少し期待外れであったので、第2湿原にまで足を延ばせば期待通りのものが見られるかと思い行ってみたが、入り口部分に少し咲いているだけであった。
  

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仙台の桜

2020-04-04 | 仙台日記

仙台の桜
榴岡公園
 京都の桜を色々と見るまでは、桜の種類に気を止めることもなく、桜には普通の桜と八重桜の2種類があるという程度しか考えていなかった。普通の桜とは「ソメイヨシノ」であり、それより10日くらい遅れて咲き、花弁の数や色が違う「八重桜」との違いは判っていたが、「ソメイヨシノ」とほぼ同じ頃に咲く桜がいろいろあるということは知らなかったのである。
今年は仙台で桜の季節を迎えることになったので、仙台で「花見の名所」として最も有名な榴岡公園へ行ってみることにした。行ってみるまでは「ソメイヨシノ」の花を見るつもりで行ったのだが、この公園の桜はほとんどすべてが「枝垂れ桜」であった。この公園の桜は仙台藩第4代藩主伊達綱村が植えたものであるとのことなので「ソメイヨシノ」でないことは納得できる。
仙台でもこのように由緒ある桜を鑑賞できることに感動。

  
  

大倉緑地
4月8日 自宅近くの公園で満開の「ソメイヨシノ」を鑑賞。
  

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信夫高湯温泉玉子湯

2020-02-12 | 仙台日記

信夫高湯温泉玉子湯
福島市内に所用があり宿泊したのだが、翌日は時間があったので知り合いから勧められた旅館玉子湯に行ってみた。
玉子湯のある信夫高湯温泉は、福島市内から行く磐梯吾妻スカイラインの入口にあり、蔵王、白布と共に奥州3高湯と言われている。
先ずは内湯の大浴場に入ったが、お湯の温度は丁度良く、硫黄の湯の花はたくさん浮いているが、お湯そのものは無色透明できれいに透き通っており、気持ち良く入浴することができた。
  
内湯で体を流した後は屋外にある露天風呂である。明治元年に作られたというところを含め3か所の藁葺きの湯小屋があり、足湯もある。
秘湯という佇まいであり、平日でお客も少なく、雪景色を見ながらすっかり寛いでしまった。。
  

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白河小峰城

2019-11-09 | 仙台日記

白河小峰城
江戸時代から残っている現存天守12城とは別に、明治以降に復元された天守の内で、木造で忠実に復された天守は国内に5城しかなく、その中でも最初に木造復元天守となったのが白河小峰城である。
  
  
  
  
  
  
  

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紅葉の栗駒山

2019-10-01 | 仙台日記

紅葉の栗駒山
栗駒山には今年の春に訪れているが、今回は紅葉を見るために再び訪れた。栗駒山の紅葉は50年位前に一度見た記憶があり、その時に紅葉の美しさに圧倒され、もう一度経験したいと思い続けていた山である。
春には中央コースから頂上を目指したが、友人から「紅葉は東栗駒コースの方が良い」との情報を得たので、同じ「いわかがみ平」からの登頂であるが、今回は東栗駒コースから頂上を目指すことにした。いわかがみ平出発8:40。
  
中央コースは天然石をコンクリートで固めた舗装道を登るのでハイキング気分でかなり上まで行けたのだが、こちらのコースは自然のままの登山道なので老体にはかなり厳しい道である。所々にはしごを使って登らなければならない所もある。
  
トレッキングMAPによると40分ほどで「新湯沢渡渉点」に着くということであるが、何人もの人に追い越されながらも丁度1時間で渡渉点に到着。新湯沢は水が流れていないので快適に歩くことができたが降雨の後だったら大変だったと思われる。近くにはリンドウの花が咲いていた。
  
渡渉点を過ぎ、しばらく登ると展望が開け、栗駒山や東栗駒山の頂上が見えると同時にそれらの山裾がすっかり紅葉しているのが見える。
6年ほど前に八甲田山の紅葉を見て感動したことを覚えているが、それに劣らないほどの紅葉である。紅葉日本一の山の一つと言われるだけのことはある。空にはテレビ局のものではないかと思われるヘリコプターが何機も旋回しながら飛び回っていてうるさいくらいでだ。
  
左が栗駒山、右が東栗駒山
 
「神の絨毯」と呼ばれる栗駒山の紅葉

東栗駒山から栗駒山方面を望む
  
東栗駒山頂上を過ぎるとしばらくはなだらかな道が続く。360度開けた道を歩きながら栗駒山の紅葉を満喫する。裏掛コースとの合流点に到着11:20。トレッキングMAPによると渡渉点からここまで50分とあるところを倍の100分かかってしまったことになる。景色に見とれ、写真をたくさん撮りながら来たのだから当然のことだ。
  
裏掛コースとの分岐点を過ぎてしばらく歩くと、栗駒山頂下の急な階段が待っている。栗駒山頂上直下の草もみじがきれいだ
  
ウィークデイであるにもかかわらず、山頂はたくさんの登山客でごった返していた。
  

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南蔵王

2019-07-30 | 仙台日記

南蔵王
梅雨の末期となり雨模様の日が続いていたが、前日に関東地方の梅雨明けが宣言され、東北南部も本日当たり梅雨明けが宣言されるだろうという天気予報を聞き、計画していた南蔵王に行ってみることにした。
前回の中央蔵王は、蔵王エコーラインから蔵王ハイラインと乗り継いで刈田岳直下まで車で行ったが、今回は、蔵王ハイラインへの分岐点である刈田峠にある駐車場に車を置き、近くの南蔵王登山口から歩き始めた 8:40。
すぐに小湿原があり、その先に避難小屋への分岐がある。どんな避難小屋かと寄り道をしてみたらプレハブの小屋であったが、こんな建物でも積雪時は役に立つのだろう。
  
登山口からすぐの小湿原では、一面に黄色が鮮やかなキンコウカ(金光花)が満開であった。これまでにキンコウカを見たことがなかったので、しばらく足を止めて見入ってしまった。
 
オヤマソバ(?)
 
ヤマアジサイ(?)
 
コメツツジ(?)
 
ミヤマシャジン
 
  
 
ミネウスユキソウ
 
エゾシオガマ
 
前山(標高1,684m)9:45。杉ヶ峰(標高1,745m)10:15。
 
11:00 南蔵王のオアシス芝草平(標高1,652m)に到着。湿原を観察できるように木道が整備されている。
 
キンコウカが一面に咲き、黄色のじゅうたんを敷き詰めたような湿原が広がる。あいにくガスがかかっており遠くまではっきりと見ることはできないものの湿原の美しさは十分に堪能できた。
 
芝草平からは1時間足らずで南蔵王の最高峰屏風岳(標高1,817m)に行けるということだが、ガスがかかっており眺望が期待できないので、戻ることにした。芝草平出発11:45
 
刈田峠到着13:30。前回の中央蔵王ではコマクサを見ることはできたものの、それ以外には多くの高山植物を見ることができなかったが、今回の南蔵王ではたくさんの高山植物を見ることができた。特にキンコウカの黄色い絨毯は最高であった。

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蔵王

2019-07-18 | 仙台日記

蔵王
最近の仙台の天候は雨模様である。朝起きて外を見ると連日のように雨が降っていてがっかりする。しかし、9時頃になると雨が上がって薄日が漏れてくる日が続いている。今日も朝起きたら霧雨が降っていたが、時間が経てば上がるだろうと蔵王に出かけることにした。
朝の6時半に家を出て、蔵王エコーラインの入口に着いたのが7時半。ガスがかかっていて遠くがかすんで見える。
こまくさ平に到着したのが8時少し前。展望台に向かう。
  
エコーラインから展望台に向かう道は柵で区切られており、柵の中にはコマクサが咲いている。1週間前に秋田駒で見たものと同じコマクサである。道路際でコマクサが見られるとは思わなかった。展望台からは蔵王の山々や御釜から流れ出た水が一気に瀑落する不帰の滝(かえらずのたき)が見える。辺りの霧はすっかり消え、青空が覗いてきた。雨雲の上に出た模様だ。
  
こまくさ平からしばらく行くと、標高1,450mの大黒天がある。ここからは刈田岳に向かう登山道がある。後ろを振り返ると雲海が広がっていた。雲海の下では相変わらず霧雨が降っていると思われる。
  
さらに進み、蔵王エコーラインから有料の蔵王ハイラインに分かれ、刈田岳直下の蔵王レストハウスに到着 8:40。
ここに車を置いてトレッキング開始。先ずは刈田岳山頂(標高1,758m)にある刈田峯神社に参拝、登山の無事を祈願。
  
お釜の向こうには熊野岳の稜線がはっきりと見える。熊野岳へはお釜を右手に見ながら馬の背と呼ばれる尾根道を歩いていくことになる。
  
オノエランとハクサンチドリ
  
熊野岳山頂(標高1,840m)到着10:00。ここには蔵王山神社(熊野神社)があり、神社内避難小屋もある。
熊野神社から尾根道を歩き熊野十字路に向かい、ここから地蔵岳に向かう。熊野十字路にも立派な避難小屋がある。
蔵王は噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)であるので、万一の時に逃げ込む避難小屋が整備されている。
   
熊野岳頂上から熊野十字路間の尾根道の両側にもコマクサが群生していた。
 
熊野十字路からはワサ小屋跡を通って地蔵岳に向かう。地蔵岳到着11:10。眼下にロープウェイ蔵王山頂駅やお地蔵さんの赤い衣装が見える。
   
地蔵岳山頂から蔵王山頂駅まで下りて、駅の中の食堂でソフトクリームを食べて汗を引っ込ませ、お地蔵さんの前で持参したおにぎりの昼食。このお地蔵さんとの対面は、2004年の正月にスキーで来た時以来15年ぶり。
 
地蔵岳からは元来た道を引き返したのだが、ワサ小屋跡から熊野岳の間でアオノツガザクラの群生地を見つけ、パチリ。
  
レストハウス到着15:00。遠刈田温泉の共同浴場で温泉につかり、帰途に就いた。
蔵王ではもっと多くの高山植物の花を見られるのではないかと期待していったのだが、時期が悪かったのか、1週間前に行った秋田駒に比べるとはるかに少ないものしか見ることができなかった。ガイドブックによると南蔵王が良いかもしれない。

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みちのくあじさい園

2019-07-13 | 仙台日記

みちのくあじさい園
京都にいて、アジサイの名所をネットで探していると、関西ではなく東北の「みちのくアジサイ園」が引っかかってくることがある。日本一のアジサイとの触れ込みであるが、場所の一関は私が10年以上前ではあるが住んでいたところであるので気になっていた。
梅雨の晴れ間を見つけて行ってみることにした。3連休の初日ということでたくさんの人が見物に来ていた。
  
このあじさい園は、林業家の人が杉林の下草を刈り、代わりにあじさいを植えたものが大きくなり、日本あじさい協会から日本一と認定されたそうである。これまでにもいろいろなところのあじさいを見ているが、面積と種類の豊富さでは日本一と言われても納得できる。
  
あまりにも広いので、場内にはお食事処や喫茶店、休憩所があり、ゴルフ場で使われているカートに乗って案内してもらうこともできる。
また、広大なあじさい畑があり、いろいろな種類のあじさいが育てられていた。
  
それぞれのあじさいには名前が書かれた札が立っていたので、最初は名札と花の写真を合わせて撮っていたが、あまりにも種類が多く、覚えられないので名札を撮るのはやめてしまった。
  
  
  
  
     

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秋田駒ケ岳

2019-07-11 | 仙台日記

秋田駒ケ岳
7月9日に一関に住む友人のT君に電話をしたところ、11日に秋田駒に高山植物の写真を撮りに出かけるとの話を聞き、急遽私も連れて行って貰うことにした。彼は朝の6時に家を出るとのことだが、私は仙台からなので現地の田沢湖高原温泉に前泊することにした。
当日朝起きてみると梅雨の晴れ間の青空である。田沢湖高原温泉の「アルパこまくさ(標高677m)」でT君と合流し、バスで秋田駒ケ岳八合目(標高1,300m)に向かう。
  
八合目小屋を8:48に出発。後ろを振り返ると八合目小屋が見え、乳頭山が見えてくる。1970年に秋田駒に登った時は乳頭山から秋田駒に縦走したことを思い出す。
  
片倉岳展望台を経て阿弥陀池(標高1,520m)到着10:35。途中、高山植物の写真を撮るのに時間をかけてきたので仕方のないとこだが、ガイドマップでは八合目小屋から阿弥陀池までの標準タイムが1時間とあるので2倍の時間かかったことになる。

  
八合目小屋から阿弥陀池に来るまでに出会った高山植物。左から ハクサンチドリ、イワカガミ、オオバキスミレ、ノウゴウイチゴ
   
マルバシモツケ、コケモモ、イワオトギリ
  
アズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、エゾツツジ
  
オノエラン、ミヤマダイコンソウ、ハクサンシャジン
  
ニッコウキスゲ、トウゲブキ、ミヤマダイコンソウ
  
ハクサンシャジン、ヒナウスユキソウ、ヨツバシオガマ
   
チングルマの果穂、エゾツツジ
 
阿弥陀池避難小屋からは秋田駒ケ岳最高峰の男女岳(おなめだけ)山頂まで20分ということであるが、体力温存のため登頂をあきらめ、10:50横岳方面に進む。
  
灌木帯の道を登るとカルデラ地形の全容が見えてくる。小岳、女岳、大焼砂(おおやけすな)、振り返ると残雪と阿弥陀池避難小屋。
  
11:10横岳に到着。ここからは右にカルデラの底を見ながら大焼砂方面に進む。大焼砂のコマクサを見るのが今回一番の目的だ。
   
大焼砂と呼ばれる細かい火山岩の斜面にはたくさんのコマクサが自生しており、丁度見頃であった。
  
  
大焼砂でコマクサを堪能した後は、カルデラの底に下りて行く。カルデラの底は一面のお花畑である。左右の花を愛でながら木道を歩いていく。木道の途中で昼食。
  
ミヤマカラマツ、ミヤマヤナギ、ホソバイワベンケイ
  
イワブクロ、ヒナザクラ
  
チングルマの群生 花と果穂
   
アオノツガザクラ、ミヤマカラマツ
  
ミヤマキンポウゲ、ミネザクラ、シラネアオイ
  
カルデラの底にある駒池(標高1,350m)を過ぎると、男岳鞍部(標高1,550m)まで一気に登る急な登山道が待っている。T君に置いて行かれながらもどうにか登りきると、鞍部の向こう側には午前中に見た阿弥陀池が広がっている。ここまで来ればバスの待つ八合目小屋まで下りて行くだけである。バス時刻を気にしながら足早に歩いて行き、どうにか予定していた15:15発のバスに間に合った。
  
出発点の「アルパこまくさ」到着15:45。ここでT君と別れ、私は「アルパこまくさ」内にある「自然ふれあい温泉館」で登山の疲れを癒すことにした。ここは硫黄泉で湯船の中に大量の湯の花が浮いていたが、窓からは田沢湖が一望でき、素晴らしい温泉であった。

今回の山歩きは頂上を極めるのが目的ではなく、高山植物を観察するのが目的であったが、余りにも多くの高山植物に出会うことになり、その都度同行のT君から名前を教わったのだが、とても覚えられず、後で写真を見ながら再度教えてもらった次第である。T君に感謝。

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