東北の紅葉 (1) 秋保
今年の秋は仙台にいることが多くなりそうなので、時間を見つけて紅葉のきれいな所を巡ってみようと思う。
先ずは近い所で秋保大滝である。紅葉の見ごろには少し早いと思われるが、天気も良さそうなので行ってみることにした。
秋保大滝
秋保大滝は秋保温泉街から県道62号仙台山寺線を車で西へ約20分行った所にある。県道脇の「秋保大滝不動尊西光寺」の鳥居をくぐり、お参りをした後に神社脇の階段を下りて滝見台に向かう。
滝見台であるから秋保大滝を眺めることができるもののなんとなく物足りない。やはり滝壺近くまで行ってみたくなる。
滝壺に行く途中、遠くに仙台と山形を結ぶ JR仙山線の鉄橋が遠望できる。どこか、鳴子峡を思い起こさせる風景である。
秋保大滝は幅6m、落差55mであり、名前の通り大きな滝である。地元では日本3名瀑のひとつと言われているが、他の二つである「華厳の滝」や「那智の滝」と比べると大きく見劣りがする。よくよく調べてみると一般的には茨城県の「袋田の滝」が3名瀑に入るらしい。
磐司岩(ばんじいわ)
秋保大滝から県道を更に西に向かうと、車1台がやっと通れる程度の道になり、二口渓谷と呼ばれている区域に入ってくる。秋保大滝から車で15分位の所には高さ80~150mの絶壁が続く国指定名勝の磐司岩がある。
白糸の滝
磐司岩から更に西に進むと「白糸の滝」の標識があったので行ってみることにした。これまでに「白糸の滝」と称する滝はたくさん見ているが、ここは落下する滝ではなく、つるつるに滑らかになった岩盤の表面を、水が白い筋を見せながら流れているもので、風情のある滝であった。
この道をずっと進むと山形県境を越えて山寺に向かうということであるが、日が暮れてきたので戻ることにした。
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