検索キーワード「校正」
この月は歌だしたればむらぎものこころ勇みて校正に来よ
釈迢空 『短歌拾遺』, 1917, [1917]
校正の筆を動かすわが腕の紙にねばりて汗湧きやます
島木赤彦 『短歌拾遺』, 1917, [1917]
歡びの心しあれや牛麿の校正に來ておとし字おほし
島木赤彦 『短歌拾遺』, 1919, [1919]
校正のをはり近づき字を植うる三人しまし物いはずけり
斎藤茂吉 『短歌拾遺』, 1916, [1916]
いねながら校正をなす枕べに林檎おかれたり尿器と並べて
前田夕暮 『歌稿 晩年歌稿』, 1950, [1950]
島木赤彦。アララギや信濃教育で編集に当たっている島木は熱がこもっている。短歌拾遺のほうが面白い人。
窪田は淡々として、わりと退屈。前田は執念。背負ってるものが重い。釈は教育者。生徒をみるめが暖かい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます