ヒットした短歌: 3件
畠中やここにのぞめば飛鳥山一山ざくら雲につヾける
太田水穂 『雲鳥』, 1921, 1922
飛鳥山葉ざくら茂りいたづらに雀羽たたく春ふけぬらし
北原白秋 『大正5年9月1日「三田文学」7巻9号』, 1916, [1916]
すみぞめの夕べこめゆく茗荷谷花しらじらと暮れのこりたり 谷合の街の家庭にうすがすみ夕居静けく咲きたるさくら 谷岨の木立をこむる夕がすみ夕花ざくら咲きみだれたり となりには早やちりいそぐほどならん我が庭にまふ花しきりなり ふくとなき風にちりゆく花見れば我が世すなほに生きんと思ふ 飛鳥山花見てかへるをとめらか道のみ坂をゆきなづみたり およづれのたは言ならずうらぐはしかなしき人を死なしめにけり
太田水穂 『雲鳥』, 1917, 1922
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