お席:I列(実質最後列)
本当はこのレポ3/31に上げようと思ってたんですよね。
3/29にも書いてますが、わたしはこのチケットを岩橋さんからのプレゼントだと思っています。
いろいろご批判もあるとは思いますが…やっぱりこの日にこんなことになるなんて必然としか思えない。
それに、本当に本当に凄かった。
こういう子久々に来たな…!って感じで、ジャニーズまだまだこれからだぜー!!!!!って嬉しかった!それが少年忍者であることが嬉しかった!
岩橋さんは未来のためにああいう決断をしたと思うので、わたしも未来を思ってこの日を過ごしたい。
でもね、
結局間に合わなかったwε=\__〇_ ズコー
や、今だからこんな風に言えるけど、
この公演に行けたことはこの先の人生の転機となると思うんですよね。
金曜の夜くらいからかな…火の顔かなり凄いぞって界隈で話題になってて、あーやっぱりー!ってなった。
発表がかなり急だったし、申込みがクリエとかぶったのもあって、ちょっと迷ったもののクリエに投入。
結果全敗( ꒪⌓꒪)
そりゃそうだよね…クリエだもんね…
でもね、火の顔は客席239(公式HPより)。
こんなの取れるかあー٩( ´ ཀ ` )۶
そりゃクリエにかけるでしょ!
わたしね、火の顔発表になったとき、あーこれ見なきゃいけないやつだーと即座に思ったんだよね。だけど客席数にびびったのと、これにタクミー担ではないわたしが行ってはいけない…と自重。そして自分がタクミー担じゃなくてよかったとまで思った。
担当のこんな最高舞台見に行けないなんて辛すぎる。(心が弱いので取れない前提😭)
まあそんなこんなでかなり忙しくしていたのでそのまま過ごしていたんだけど、ちょうど仕事も落ち着いた頃、火の顔がスタートして、じわじわ「すげえぞ…!」って話が回り始めた。
わたしがそのことに気付いたのは土曜の朝。起きてひと通り情報確認してる中で急にすっと入ってきた。その日一日中火の顔のことしか考えられなくて火の顔情報しか見てなかった。(その日は仕事です。)
その中で
内容が内容なだけに表のSNSでは何も書けない。
というコメントがあり、
一言で言うなら「前半は性、後半は暴力で良かった」
というコメントがありさらに火が点いた🔥(火の顔だけにね🔥)
今の10代の子にこんなヘビーな内容任せられるの!?てかタクミー初舞台だよね!?!?!?
しかもさらに情報入手していくと、
タクミーはこの舞台をめちゃくちゃ楽しんでいる。
監督さんからも「この舞台を楽しめるならこの先何も怖いものはないね」と言われていた。
監督さんって深作健太さんなのですが!!!
そんな凄い人にそんな言葉を発せられてしまうタクミー何者!?タクミー…恐ろしい子…!?!?!?
あーもーこれ見たい!!!!!( *´ω`* )/
めーっちゃ久々にちけけいとか見たし書き込んだ!(本気)
しかも、ちょこ2再販してるっていう情報があり(アフタートークでもお話してくださっていたそう)ぴあもちょこ2確認。土曜深夜に再販お知らせしてくれた方がいていったんだけど取れず。
そして日曜、
13時公演に行くならこの時間に連絡来てないと間に合わないなーという時間にちけけい確認したものの当然連絡はなく。
なにげなしにぴあ開けると
え!再販中!
とりあえずつなげてみる。
なかなかつながらない。やっぱそうだよねーなんて思いながら、ちょっとボタンを押し間違えた。あれってなってなにげなしにもう一度押したら
え!つながった!
パニックで固まった。まじ!?まじで!?!?!?
再販は月曜日分。普通に仕事。
だけど、今なら休める。そういうタイミングだった。
もういいや!いっちまえー!!!!!
震える指で情報入力を進めた。
と…取れちゃった…
しかもあまり考えてなかったけど千穐楽じゃん…
そこから1時間くらい放心状態。何が…何が起こっているの…
そして速攻会社に「明日は急用のため半休いただきます」連絡。夜もうまく眠れなかったし行きの電車でも泣きそうになったり震えたりしていた。
当日。
客席についても放心状態でただセットをぼーっと見つめてた。
近いなんてもんじゃない。ジャニでこんな小さい劇場はわたしは初めて。またオタク歴史ぬりかえちゃってるなーとかぼーっと考えてて…しかもまた最後列(実質ですが)だし通路のすぐ近くだしいつもこういう席来るなーとかも考えたり…(わたしの中ですごい良席です。)
でも、近いけど、わたしの位置からはちょうど俯瞰で見えるんだよね。それも興味だけで見に来たわたしには見やすいなって思った。
そうこうしているうちに開幕。
そうそう、幕があるわけじゃなかったんだよね。
舞台の後方に扉があってそこから出たり入ったり。セットの移動もなくて、舞台上が4つに区切られて見えるような感じで、リビング、夫婦の寝室、オルガ(姉)の部屋、クルト(弟イコールタクミー)の部屋。クルトの部屋にはヒトラーのポスターや、何やら道具や資料のようなものがたくさん置いてある。
わたしの中では、
クルトは自分の信念があって、それ以外を何も受け付けない。自分の信念が世界の全て。
オルガは信念がなくてそのことに苦しむ。ふらふらふわふわしていて、コドモでいたくないけどオトナになることに恐怖もあって。だけど興味もあって。それを軽はずみに弟で試してしまう。
クルトの信念の中には姉もいて、姉の軽はずみもクルトにとって本気になってしまう。姉は興味のままにパウルという恋人も作ってみるけど、クルトの本気にもふらふらひかれちゃって…
わたし的にはオルガしっかりしろや!的なとこもあるけど…思春期のときってそんな子いるよね、って思いながら見てた。
わたしはどちらかといえばクルトタイプかなーなんて思ったかな。自分の世界を突き詰めてしまうから。さすがに社会生活もしていかなきゃとかは思うけど…あー年々社会生活むり\(^o^)/組織むり\(^o^)/が加速してるけどw
クルトの信念というのは人間とか人生を「火」だと捉えてるところかな。
そして本当に火を放ってしまうんだよね。
昔よくあった校舎のガラス割るとか、バイクを乗り回すとか、(昭和なもので…)そこまで行かなくても、何か気持ちがスッキリしなくて破壊行動にいったりとか、そういう感じかなと思いつつ、でも産まれた頃のことを覚えてるとか、それも火に例えていたりとかは何かなー…ここはよくわからず…クルトの信念の世界にわたしは入れないってことかなw
対して両親やパウルは「普通の人」
妻はギャンギャンうるさいし子供たちはよくわかんないけど問題起こさないでくれよ面倒だから、のお父さん。
空気読んでよ!察してよ!わたしばっかりがんばってる!!!なお母さん。
今が一番今が最高今今いま!って感じのパウル。
でも最後に救われるのはこの3人だったって感じする。わたしはね。
後半、突き詰めて突き詰めてどんどん燃やすしオルガもクルトにハマっていく。完全なる2人だけの世界。
火の美しさに没頭していく。
さすがに危険だと2人を引き離す両親。そりゃそうだよね。でも邪魔されればされるほどハマるのも…
大火事を起こし、両親までも手にかける2人。2人だけの世界を守るために。
でもあるところで、オルガは元の世界に戻ってしまうんだよね。
急に恐怖が襲ってきて逃げてしまう。
結局最後までふらふらふわふわしてたオルガ。
それでも全く信念を変えないクルト。
最後まで美しさと火にこだわって自分に火をつける。
って解釈かなー。
タクミーはほぼ表情を変えなくて、目もずっと凍ってる感じ。だけど火を扱うときだけ最高の表情をする。
あとね、女の人に愛をものすごく求めてるんだよね。オルガに本気になったことも、顔中やけどをおおってお母さんに薬をぬってもらうときも。男の人に対しては氷なのに女の人に対してはどろどろとろとろ、あたたかさを求めてるのかな…?特にお母さんには自分から求めにいってるんだよね。お姉ちゃんへはちょっと攻めてる感じもあるから。自分が支配する!的な。
本当に世界観がタクミーにぴったりすぎて、上手い下手とかより、タクミーにとにかくぴったりだし最高だった。言葉にならない。いやもう最高の北川拓実だった。なんでタクミーあの世界あんなに似合うんだろう…
レポで
最後血まみれで油かぶって火つけたところで終わるのに、明かりがついたらあっという間にニコニコタクミー。
とあり、なんだそのドエス行為は!と楽しみにしていた。(ドエムなので。)
最後の最後で自分に火をつけるわけだけど、そこの最絶頂みたいな表情(快楽ではなく突き詰めて突き詰めて突き詰めた結果、最高の自己表現をするみたいな…達成感みたいな…うまく言えない…)で火をつけて、場内が真っ暗になって…ふわっと明かりがつくとニコニコタクミーが「ありがとうございましたー」〜手をまっすぐに合わせたぱちぱち拍手とともに〜ってそこに存在していて混乱を極めた。タクミー恐ろしい子…!
そこからアフタートークがあって、正直何を話していたか覚えてないのですが(時間が経って忘れたわけではなく、その後の衝撃が凄すぎた。)、皆さんこの環境下で無事に千穐楽まで来れたことと、タクミーの成長が凄かったとおっしゃってました。
タクミーみんなに下の名前で呼ばれてるんだね( ◍´ω`◍)あとはお父さん見る度にさくちゃんのリハウスの…と思いながら見てた💨
ダブルカーテンコールっていうのかな?アフタートークやって下がったけど拍手がやまなくてスタンディングオベーションでもう一度出てきてくれたとき。
「こういうの初めてだからどうしたらいいかわからないんですけどぉ…」ってとまどいながらもニコニコタクミーできょろきょろしてて。納屋さんが会話をリードしてくれたり、比企さんは本当のお母さんみたいに話してくれて。「次の宣伝しておいたら?」とか(クリエの宣伝してました😭)「忍者の子たち見に来てくれたのよね?」とか話しかけてくださって。
「今日は元木湧くんが見に来てくれてます!」
えっ…よりによって湧!?!?!!??!!?
客席みんな後ろ向いてきょろきょろしだす、すると頭上から
「タァクミー!よかったよー!!!」
鳴り響くあの声…!!!
湧はわたしの真上にいました。
おなじみのグレーのパーカー。(スタバのやつかノースフェイスのやつか無地かまでは判別できず。他にもあるかもだけど。)
白の不織布マスクしててあっ珍しいなんて思ってたらそのまま前に乗り出してくれて、なんとなく目があったかもしれない?????????(思い込ませてくれ)
えーなにこれおかしい!なにこれ!どうしたの!!!!!!!!!さらに混乱を極める。
忍者の子はほとんど見に来てくれたとのこと。「22人中20人くらいは来てくれました☺」で客席爆笑!タクミー本人抜いたら1人来てないくらいってことかwまあまあスケジュールの都合などもあるのでそれは全然いいんだけど!
納屋さんがとにかくイケメンで、タクミーにとってもいいお兄ちゃんだったんだろうなぁと微笑ましく見てた。
そうこうしているうちに横の扉からひょこひょこ出てくる不思議な髪色の方が。もしかして…?と思ってたらやっぱり監督さんだった!
出てきて早々「拓実!お客さんずっと立たせちゃってるから、ここは一旦座っていただかないと!」って言っててわたしもちょっとそう思ってたから爆笑したwww「あっ、あっそうなのかぁ〜ごめんなさいー☺」みたいなニコニコタクミーがまたアンバランスでおかしくて!納屋さんが「拓実の初めてが見れますね!貴重ですね!」みたくおっしゃってくださって!客席爆笑しながら着席w
深作監督もタクミーの成長の話をしてくださってた気がする💭や、もうその前のお客さん座らせないと!のくだりで爆笑しすぎてふっ飛んだ💨
いや本当ね、わたし駆け込みで来ちゃったし、事前の雑誌とかも何も見ずに来ちゃったけど、タクミーの成長も凄かったと思うけど、やっぱり元々こういう世界にハマる子だと思うし、センスあるんだなと思った!中野さん(お父さん)か比企さんがそんなようなことを言ってくれてた気がする。
タクミーは与えられた世界観に馴染めるタイプなのかなという感じ。それを楽しめちゃうのが凄いよね。世界観に馴染むけどその世界を俯瞰で見ているんだよねきっと。
納屋さん「ドイツ戯曲は演じる側が先生でなければならない」小林さん「台本を読んだだけではなんじゃこれー!って感じだった」とおっしゃっていてかなり難しかったと思うけど、タクミーはなんていうかな…タクミーが演じるだけで何かが生まれてるような感じがした。他のキャストの方が皆さん実力者の中で、タクミーの初々しさがより思春期の不安定さを表しているようで良かった。タクミー自体が普段は落ち着いてるし衝動的でないというのを知っているからこそ伝わったところもあるかもしれないけど、でも、うん、やっぱクルトはどこか危なっかしくてまっすぐすぎる感じはすごく伝わったかな。
中野さんのお話だとお稽古は1か月したかしないかくらいだったみたいだから…!それでこれは本当すごいよ…
皆さんから再演したいとのお話も出ていたのでぜひそれに期待したい!ふわふわしながら見てたから…もっと噛みしめながら見たい…
総括としては、わたし的には割とあるある系かなとか思ったかな。
そりゃ姉弟の行為とか、本当に火を点けたり両親を殺すとかはかなり行き過ぎてるパターンだけど、でもそこまで突き詰める可能性はあるんじゃないかなって思って。
両親がこどもの気持ちがわからないとかもあるあるの悩みだし、むしろこの家の両親結構いい人な気がしたから、なんでクルトとオルガはこんなことになったんだろう?って割と両親方の気持ちに共感してた。やっぱりそういう歳なんだなーわたしは。こどもいなくてもそっちの方に共感するんだーと自分でも驚いたり。まあこの話だとこどもの行動が突飛すぎるところもあるしわたし女きょうだいしかいないからなぁ…パウルもチャラついてるけどただの素直ないい人って感じしたなー。きっと自分の親とは相性が悪かったというか、実の親子だからこそすれ違っちゃうのかなみたいな。
いやもう衝撃的なことが起こりすぎてて、嬉しいよりはなんでなんでなんでって違和感だらけで帰りの電車。岩橋さん脱退退所のニュースを見て
これ絶対岩橋さんが用意してくれたんだ!だからだ!
ってものすごく納得いった。こっちで納得行く方がおかしいと思うけど…
実はこの1年でやりたいことがあって結構覚悟を決めてるんだけど、やっぱり迷いもあって、最近は特にやっぱりやらない方がいいんじゃないか🌀ってぐるぐるしてて…
でも、今回のことがあってなんか勇気めちゃくちゃ出て、やっぱり諦めちゃだめだし諦めなかったらなんでもできる!!!って思いに急に変わった!
だから今日のこの日の出来事と気持ちを絶対忘れずにいよう、そしたら絶対成功できる!ってものすごいお守りになってる。
タクミーの初舞台をこんな私的な感情に結び付けて申し訳ないですが…
再演について言葉に出ていたので考えてくださっていると思うしわたしも本当にもう一度見たい!
それに北川拓実のこれからがめーちゃくちゃめーちゃくちゃ楽しみです!!!!!