朧月夜の館 紅葉も終盤です。
朧月夜の館へのアプローチ右側に、15年前建立された道祖神神社があります。工事の前の年、もの凄い豪雪で、流石の野沢のリーダーシップの面々も、雪の苦労が身に染みて、ご覧の石造りの道祖神神社になりました。十数名の有志が、建設費や石材を奉納して、道祖神文化の拠点づくりに、情熱を傾けたのでありました。祠の奥に鎮座されるのは、男女の双体道祖神で、上ねの道祖神会場さかきや旅館より、惣代が借用しているものです。
平成6年5月、国の重要無形民俗文化財に指定され、日本三大火祭り、天下の奇祭などと言われ、長野パラリンピック開会式のモチーフとしての採用を始め、採火式(火打石の道祖神方式)・聖火台(Mウエーブに造った社殿)等、大きな関わりを持ち、世界に発信されました。
毎年、1月15日の夜、多くの外国人観客の来場に、様変わりの様はありますが、村の人たちは、昔と変わる事無く、土着の祭りを子供も大人もお年寄りも、何らかの参加をし、関心を持って祭りを楽しんでいます。今も、村の道祖神文化が根付いて、繋がっていると思います。
前回、実施を見送った伝統行事ですが、来年の1月15日は、楽しく祭りをしたいものだと、参列の皆さんは、心を込めてお祈りしました。