な~なじらね

昨日の勤務は

最近のわたしの勤務は、
朝、6時45分に家を出て、高速の割引を使ってスマート族で出勤。
7時20分から勤務開始をしました。
早朝の学校では、すでに用務員さんが1日のスタートの準備をしてくださっていました。
子ども達が登校してくるまでに、算数のテストの採点をして、
総合の時間に使うワークシートを作りました。
もう30分早く出勤できると、仕事もはかどるのですが、なかなか家を早く出ることがかないません。

8時15分になると教室へ。
登校してきた子ども達から宿題や自主勉強ノート、もろもろの提出物を受け取ります。
今、教室では、モンシロチョウの幼虫を飼育しています。けっこう移動するのが早いので、脱走している子を探すことも・・・
子ども達は次々に朝読書を始めます。
来週に運動会を控えているので、朝の会の前に全校ダンスのビデオが流れ、みんなで練習します。
踊ったあと、朝の会をし、1校時目の授業が始まります。
行間休みには、寸暇を惜しんで、連絡帳の点検や宿題、自主勉強ノートのなどのチェックとコメント書き。
あっという間に給食指導。
当校は、センターから配食していただいていますので、けっこうあわただしい指導になります。
給食の片付けが終わると、連絡帳書きをさせます。防犯対策として当校では毎日集団下校をしていますので、午後の学習が終わってから書いていては間に合いません。
明日の予定や宿題の内容、配り物(実は、これがとても多いのです。学校で配ると楽なのでいろいろな機関から配布物が届きます。なんでもかんでも学校任せの感も。)
連絡帳を書き上げた子から3文日記を書き、提出します。
残りの昼休みは、貴重な時間です。
日記を読んでコメントを書いたりミニプリントの採点をしたり。
朝のノートの点検もこの時間までずれ込むことが多いので、時間と戦いながら仕上げます。

5校時または、6校時が終わると3時から4時となります。
帰りの会をして、集団下校。
玄関前で、下校班の子ども達の並び方や下校指導をして返します。
開放感一杯の子ども達は、なかなか並びません。
昨日は学年ごとの集団下校。
各クラスの子ども達がそろい、全員が学校を後にするまで、20分近くかかります。このご時世でなければ、教室でさようならをしてそのまま帰せるのですが。
実に煩瑣な世の中になってしまいました。

子ども達が帰ってから、高学年を中心とした子ども達に応援団の指導。

ようやく教材研究や学級、学年事務ができるのは、5時半過ぎです。

学年の先生が入れてくれたコーヒーを飲んで、ほっと一息。
そして、週1回、恒例の学年会(学年の先生方との打ち合わせ会議。本来は、4時からなのですが、吹奏楽を担当している先生もいるので、わが学年はいつも勤務時間外になります。)
今週の子ども達の様子を出し合ったり、来週の学年の動きを確認したり、主な教科の教材研究や教材の準備をしたり、学年の行事の打ち合わせをしたりとすることは、限りがありません。
いつも学年会が終わるのは7時過ぎ。

それから、自分の学級事務に取りかかります。
どこの職場でも同じでしょうが、教育の現場の仕事にも限りがありません。
やるべきこと、やりたいことは山のようにあります。

はっと気が付くと8時を回っていました。
帰らなければとあせりながらも、あと、もう一つこれをしたら・・・。あれもしないと・・・。

いよいよ時間が迫り、家で待つ母の顔を気にしながら、帰り支度をするのは9時近く。
最近は、9時を過ぎることもしばしばなので、母の機嫌は悪くなるいっぽうです。

急いで、学校を後にして、高速の割引がきく時間はとうに過ぎていますので、国道を約40分かけて帰宅。

ありがたいのは、母が準備をしてくれていた夕食をすぐに食べられること。
残しておいてもらったものを一人で食べます。母の話す1日の様子を聞きながら。

多少の違いはありますが、公立小学校の教員は、このような毎日を過ごしていると思います。
公務員は45分間の昼食休憩の時間が保証されているそうですが、児童や生徒が校内にいるときは、全ての時間が指導時間です。
昨日、わたしが口にしたのは、給食と1杯のコーヒーでした。
トイレに行く時間も時にはありません。(我が校の校舎設計上の問題も大きいのですが。)

労働基準法って、どこでどのように守られるのでしょう。

教育公務員は特殊勤務手当がついているので、残業手当は、当然ありません。
2連休の土日。仕事が遅いわたしは、休日出勤もしばしばです。(もちろんこの場合の休日手当なんてありません。)

それでも、大勢の子ども達の教育に携わっている喜び、よい授業が成立したときの子ども達の満足そうな輝く瞳、慕って、何かと話しかけてくる子ども達の笑顔があるから続けられるのですが・・・。

教育改革を声高に叫ぶ中教審。教員免許制度の改革。教員評価制度の完全実施。

どこまで、がんばられるかな

今週は学年の先生の一人は、12年研のため1日学校を空けて出張でした。昨日のわたしの勤務にはありませんでしたが、もちろん、外部への会議や出張のある日も。

長期休暇は、校内研修や市教委や県、当該教育事務所などの主催する研修や会議が目白押しです。

当校の職員の平均授業持ち時間は26時間!!今年は、学級減による職員定数の減少で、昨年までいた級外職員がとれ、入教(他の先生がクラスの子ども達の授業を受け持ってくださること)が激減しました。わたし場合は週2時間のみとなりました。空き時間に仕事ができなくなったので、いきおい帰りが遅くなりました。

国の財政破綻はこのような形で、日本の教育現場に現れるのです。
学校配当予算が年々きびしくなります。

いじめや学力不振の特効薬は、研修や道徳の時間を教科にすることではありません。
教育予算があれば、教員定数を増やすことができます。
定数が増えれば、1クラスあたりの児童数が減り、勤務時間の中で教材研究ができるのです!!

この多忙な日々は・・・・解消される見込みはありません。

教員は給料がいい。待遇がよすぎる。だから、一般公務員並の給料たいけいに。国全体景気が悪いので、教員の給与を引き下げる。実際に既に行われていることであり、これから行われようとしていることです。

5月末までには、教員評価制度を受けて、全職員が、自分の課題や目標設定をした文書を作成して管理職に提出しなければなりません。目標をもって、仕事に邁進できるように・・・趣旨は理解できますが、この忙しい毎日で、どの時間を使って考えますか?どの時間に作成しますか?

文科省の皆さんは、山積する教育の問題を解決しようとがんばっていらっしゃいますが、この教育現場の実態をどのように認識されているのでしょう。

努力で解決できるのかな?わたしに教員としての資質が足りないのかな?

おっと、きょうの内容は、重いものになってしまいました。
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