(関空近くのホテルで前泊しているので、正しくは3日目)
今回の旅行で一番の目的
「南部戦跡巡りと玉泉洞を巡る南部観光」に出かける日
朝、集合場所まで公共の乗り物や徒歩がつらいので
ホテル前からタクシーに乗ることにしました。
午後の観光手段を決めていなかったので
運転手さんに、観光タクシーのことを伺うと
時間で自由にお願いすることができるとのこと
沖縄のタクシーは、安い!!
そこで、午前の観光ツアーが終わってから夕方までの観光案内を
お願いすることにしました。
運:どんな観光がご希望ですか?
私:昨日のバスガイドさんが言っていたのですが、米軍基地の見える丘があるとか
ぜひ、行ってみたいのですが
運:○○のことですね。大丈夫、ご案内できますよ。
私:首里城や沖縄近郊の観光をしていないので、時間内で行けるところを
ピックアップしてください。
それから、お土産をほとんど買っていないので、果物やお酒など
を購入できるところで、おすすめの店に。
運:分かりました。○○時にバスのターミナルでお待ちしています。
足いた~ 疲労感満載のわたしとしては、願ったりかなったりでした。
人のよさそうな運転手さんと、あっという間に午後の日程が決まったのですから。
安心して、午前の観光に行くことができました。
南部戦跡巡りと玉泉洞を巡る南部観光
このバスは、なんとわたしとの他には、若いご夫婦の2人、
バスガイドに研修中の女の子5名だけでした。

時間に余裕のない今回の旅。短い時間でしたが、有意義な観光となりました。
午後は、お願いしていた観光タクシーの運転手さんに
市内を案内していただきました。
沖縄戦に参加した、全国の師団。
京都師団の犠牲者を弔う地の丘の上からは
那覇市内の一番よいところに広がるアメリカ軍の基地が見えました。
住宅や学校、生活の場のすぐ隣に
問題のヘリコプターや戦闘機が駐機している異様な光景。
でも、これは、沖縄の日常。

日米のゆがんだ構造の中に翻弄される沖縄県民の思いは、いかばかりか。
運転手さんと話した中で、意気投合したことがあります。
原発の廃炉、存続でゆれる今の日本で、
原発立地から来たので、
地元では、「廃炉!!」と言いたくても言えない経済状況があることと同じで
沖縄の地でも、基地に依存して生活している事実もあることを、
「そうそう、わかります。」と。
今の平和な日本を思うたびに
国のために犠牲となった人々のいることを
決して忘れてはならないのです。
沖縄の基地問題を語るとき、
遠く離れた東京で語るのではなく
沖縄の地で、語ってほしい
そんな気持ちをさらに強くしました。
もう少し長い日程で、再訪したいと思います。
そして、残り少ない教員生活で、
最後に「平和教育」の柱で、総合的な学習をしたいという
思いを強くしました。