殺風景

本日昼公演の殺風景を観てきました。


歪んだ家族愛と夫婦愛。
生まれてきた環境。
胸を掻き毟られるような切なさ。
こみ上げてくる怒りと悲しみ。

私に文才があれば胸の奥のモヤモヤとした気持ちを上手く表現できるのに…

西岡徳馬さん、キムラ緑子さんは流石だ。
大倉孝二さんのクズっぷりはすごい。

そして、光君。
光君を観に行ったけど、気が付くと話の流れに沿って役者さん達を観ている自分。
光君は良い意味で、周りと馴染んでいた。
どれくらいの努力をしているんどろう。
それが仕事と言えばそれまでだけど、
素晴らしい役者さん達の中で「死に物狂い」で頑張っている光君のことを想うと涙が出てくる。

この「殺風景」という舞台が本物の役者八乙女光を産んでくれたと思う。