「喜連環濠地区の地蔵盆の日にちが土日曜日に変わります。」
(一部の地蔵尊を除く)
地蔵盆(じぞうぼん)とは、地蔵菩薩の縁日を中心に行われる、子どもたちが主役の行事のことをいいます。
日本では古くから地域や子どもの守り神として、地蔵さんが信仰されていました。仏教に属する地蔵菩薩は人々を救済する存在で、それが民間にも地蔵信仰となって広がり、路傍(ろぼう)の神である「道祖神(どうそしん)」の信仰にも結びついて、道端に地蔵さんが増えていったと言います。
地蔵盆が行われるのは、基本的に8月23日、24日の地蔵菩薩の縁日のころです。しかし、準備する親や地域の方たちの都合によって、その前後の土曜・日曜に行われたり、最近では少子化によって1日に短縮して開催したりするところもあります。
今年の、喜連環濠地区の地蔵盆は8月24日、25日の土日に開催します。
地蔵盆は、お地蔵さんをきれいにて提灯を飾り(その年に生まれた子供の名前を書いた提灯を奉納し、それらを毎年地蔵盆に飾る)、お花やお菓子などをお供えします。
子供たちには、お菓子やジュースを配ります。
地蔵盆は、子供が健康で元気に育つようにお祈りするとともに、子供と地域を守ってくれるお地蔵さんに感謝を伝える日でもあります。
地域の結びつきが弱くなっている現在、地蔵盆によって世代を超えた人々が繋がりをもてることは、とても素敵なことです。縁日の日程が縮小されたり、日程が変更されても、地蔵盆は末永く続いて欲しいですね。