寂しがり屋のハーモニカ吹き。(障害者の日常生活)

エメラルドの伝説(過去記事から抜粋して再公開します。読んで見て下さいね....。)

私が応援して居る青木志貴ちゃんです。。。

青木志貴🍤🍣 (@eerieXeery) | Twitter

 

 

エメラルドの伝説

 

 

休養中の即席記事、第1弾です。今回は音楽の動画が多いのですが。皆、良い曲ばかりなので。是非聴いてやって下さいね。コメントも待って居ます。なんでも書き込んで下さいね。よろしく。。。

 

今日のkiyasume。風呂上がりです。シャンプーはしたけどトリートメントはしなかった。。。もういい加減に美容室に行かないとだなぁ、、染めないとだし、白髪が出て来て居るし、髪の毛も揃えて貰いたいです。

 

昭和の女優編。小悪魔なんかじゃない・加賀まりこ

絶頂期の美しさに驚く、昭和女優30人まとめ

 

 

今日は、この炎天下の中、病院に行って来た。主治医と話し合ったが、思考化声と抜き取りなどの症状が出て居たのは、可也危なかったと言われた。統合失調症での症状では可也危険な状態だったとの事だった。思考化声とは自分が思って居る事を誰かが鸚鵡返しに言って居るような声が聞こえる事だ。抜き取りとは自分が考えて居ることが第三者に全て知られ抜き取られると思われる現象だ。私はこう言った。「先生。腹減ったなぁ〜と言うと。遠くの方で誰かが腹減ったなぁって言ってるよ」と言う声が聞こえて来てたのですが。私が幻聴とそれに付随する妄想だなと思って居ましたので。その事には反応しなかった。しかし正直キツかった。振り回されるので・・・・。」と言ったら。「よく区別して耐えましたね。普通の患者なら訳分からなく成って居る処なんですよね。だから大抵が入院になる。」私が「声はもう3日前から聞こえては来て居ません」と言ったら。「自分で自分の病状を把握できるのは凄い事ですよ。」と言われた。そして、患者の私に「協力ありがとう。あなたのおかげで治療がうまく行った。」と言われました。やはり医者だ。知識も経験もある。今は休息の時期だ。秋にでもなれば良くなるだろう。だから暫くは過去記事をリニューアルして編集し直した記事を挙げる事にしようと思う。私は主治医の事を初めの印象でよく思って居なかった事を恥じた。この先生は私よりも年下だが私をまるで弟の様に接して居てくれて居る。私はなんだか死んだ弟が私に加勢をしてくれて居る様な気がして居るのですよ。「誠。」いろいろあったな。お前は俺の金を銀行から勝手に下ろしたりもしたが。60万もするWindowsのパソコンを2台も送って来てくれたよな。そして....。

「兄貴これからはパソコン出来ないと生きていけないよ」と。いろいろと教えてくれたっけなぁ。ipadも初号機と2号機の2台買ってくれた。なぜ俺より先に死んだんだ。お前はウチの誇りだったのに。俺の自慢の弟だった。無理しすぎたな。外科医は、大変だったんだな。お前が好きに成ったフランス人の女の子。紹介して貰いたかった。面食いのお前の事だ。さぞかし可愛い子だったんだろうな。覚えて居るかい。確か「アヴァロン」をお前とお前の嫁と俺とで見に行った時に。お前達は。羽毛の安いパーカー着て来て。来て居た周りの客は皆只者ではなくゲーム業界やらアニメ制作会社やら映画監督らが、全身黒ずくめのモードスタイルのコートという出で立ちで来て居たんだよなぁ。映画館に居たのはお偉方だけだったっけ。俺はお袋に購入して貰った灰色の坊ちゃんコートで、恥ずかしかったよ。

今、思えばお前の嫁も大変だろうな。お前が亡くなった時にお前の落ち家だった実家と土地を姉が処分したそうだから。お金行ったとは思うが、、離婚をしたとは言え、彼女は再婚をしなければ母子家庭になり子供を育てる事になるだろう。あの子も可愛い子だったよ。気持ちがな、少女見たいだった幾つに成っても。お前は1980年代は後藤久美子が好きだったよな。俺は大場久美子が好きだった。俺は高校時代に本当に好きだった子が居たんだよ。混血の子で美人だった。さてさて、俺はもう歳だ。62歳にも成って。女の子や〜いも無いもんだ。でも、美人でなくてもいい。優しくてよく気がついてくれる女性が側に居てくれたらどんなに良いかと思うよ。皆さん彼女、奥さんを大切にして下さいね。最近、私には心配してくれる妹が出来ました、血はつながって居ないけどね、、、(๑>◡<๑)

 

椎名林檎 - りんごのうた

 

此処からの記事は過去記事からの再収録ですが、再度掲載します。前に見た人も。新しく読む方もどうか見てやって下さいね。そして今回は若手のブルースロック・バンドの紹介を再収録して少し手直しして掲載して降ります。是非。ご覧下さい。そして聴いて下さいね。。。私なんかとは比べものになら無いほど皆さん若いけど上手いですから。。。。。見たく無いし、時間が掛かると言って居たら。貴重な音楽を聴く機会を逸しますよ。聴けば聴いただけの事はあるものです。よろしくね....。

 

 

イタリアン・ラプソディーと名付けたマイナーソロです。聴いてやって下さい。

kiyasumeの下手くそブルースソロ。

kiyasumeの下手な気まぐれハーモニカ30秒。。。

kiyasumenの下手なバラードです。

 kiyasumeの下手くそなブルースバラード。。。

 

 

 

 

 

私が応援して居る声優で、舞台俳優で歌手の青木志貴ちゃんです。彼女は自分のアパレル ブランドを持って居て。モデルでもあり、コラムニストでYouTuberでもあります。皆さんも応援して下さいね。よろしくね〜〜!!

 

 

 

〜気になったドキュメンタリー番組のエッセイ文〜

 

 

 
 
 
テレビでNHKのドキュメンタリーを見た。その番組はNHKでディレククターをやって居る女の子が撮ったものだが。その中で彼女は新宿歌舞伎町で働く自分のお母さんを自分のスマホで撮って居るのだが、まだ若いせいか、お母さんから「新宿に深入りするな。お前は真っ当な道を行け」と言われても「私らは叩き上げの人生だから」と言われても、そちらがカッコ良いと思って居るらしい。自分は一流大学を出て、NHK に入社したのにだ。番組の中では日雇い労働者の人が作った劇団とか出て来るのだが、その子は彼らにシンパシー何処か、憧れの念を抱いて、それに比べて自分はと落ち込む。見ていて歯がゆく思った。その子に言いたかった。「あなたが抱いて居る感情は、怖いもの見たさなんだよ」と。実際、世の中の底辺に身を置いてみれば解る事だ。それは単なる憧れなのだと。芸術とは混沌とした生活の中から、その矛盾として秩序立って形成される。そしてその混沌とは、狂おいしいまでの絶望と寂しさの末に現れる事象なのだ。
 
到底普通の人には理解しがたい衝動と欲求の果てに自分を置いて初めて実感できる欲動。その欲動に身を任せたい為に人は危険な賭けに出る。そして事象の発見を探そうとする。発見とは自分と世界の関係についての新たな情報を得る事だ。世界に関する情報を得るためには、「運動器官によって世界に働きかけ、感覚器官を通じて情報を受け取る」と言う世界との関係を持続する事が必要だ。その「働きかけ」の積み重ねが生み出すものが芸術作品だと思われる。つまり、自分と世界との関係についての情報を探すのが芸術と言う行為であり、その結果として生まれるものが作品である訳だ。芸術は人間と外界の情報交換であり、情報媒体が作品であるとも言える。情報媒体としての芸術作品の価値は、その作品から引き出す事の出来る情報量で決まる。作品が単に量的に膨大なものであれば、そこに込められる情報量は多くてあたりまえだ。また量的な情報量は一目でわかる。そこで、「一目でわかる情報量の割に、多くの情報が引き出せるもの」が情報媒体としての価値が高い、と考える事が出来る。つまり芸術の価値を美とすると、

美 = 暗黙的情報量 / 明示的情報量

と表せる事になり。暗黙の情報とは「明確に表現されては居ないが深く吟味すればわかる様な」情報の事で、意識される情報とは「明確に現われて居る」情報の事だ。つまり、「ひとつひとつの形、音、動き、などの要素にどれだけ多くの意味が込められて居るか」が問題な訳だ。この式から、美しいものを言葉で表現しにくい理由が解る。美しいものは暗黙の情報量の比率が高く、暗黙とは言葉で表現出来ない事だからだ。また、美を感じ取るのは直観あるいは無意識であると言う事もわかる。さらに、美しいものは飽きないと言う事も説明できる。飽きると言うのは「もう発見がない」と言う事だが、美しいものは暗黙の情報が多いので発見が尽きない。この定義は美術や音楽などの芸術ばかりでなく、スポーツや学問から日常生活に至る我々の全ての活動に当て嵌める事が出来る。何故なら、我々の活動とは要するに脳の情報処理だからだ。我々が世界に対して情報を探求するつもりで働きかければ、どんなものごとでも芸術と同じ様な行為になると考えられる。この場合の美しいものと言う定義は文字通り見目、形が美しいと言うのではない。

はっきり言って混沌とした塊、見た目が悪いものでも、その人が芸術的に美しいと感じたらならばそれには美があると言う事だ、或いはその物体、事象の中にある説明しがたい衝動にかられると言う事だ。秩序立って形成された美だけが美ではないもっと思考の深淵深く洞察されるある衝動こそが美なのだ。そしてその美を探求し、実践できるものが芸術家だと言える。そして芸術とは深層心理への探求。芸術理論としての一貫性を作る中で構造的にドグマとパラドックスを生み出させる。一般人が考えようもない事象。出来事が芸術的欲動なのだ。そしてその後NHKのディレクターの女の子は自分に内包している預かり知らない処の欲動に無意識に形成される妄想に突き動かされ様として居るのだ。私にはこの女の子の気持ちが手に取る様に解った。勝手、私も17歳の頃に抱いた欲動だ。「しかし彼女には今の地位がある生活があるでは無いか?」と私は訝しく思ったのだ。捨てられる感情と道徳を排してのみ、芸術は完結出来るからだ。私はこの番組を見て、そのNHKのプロデューサーの女の子は憧れで持って歌舞伎町にうごめく芸術家たちを見て居るのだと思った。その自身の欲動が完結されるまで・・・。

 

椎名林檎「歌舞伎町の女王」

奥村愛子 蝶

モールガール

奥村愛子『助手席に乗らないか』ONLINE STUDIO LIVE 2021

 

 

 

昔のロックバラードですがイイ曲ですよ。騙されたと思って聴いて見て下さいね.....。

 

ブルースハープ。。。

最近は、此処の処、bluesharpをあまり吹いては居無い。なぜなら調子が悪いからだけども。最近はスケール練習はやっては居ません。ただ闇雲に吹いて居る。それで、上手く成るかと言うとそうでも無いのですが。まあ、雰囲気的にブルースのフレーズが吹き易くは成る。しかし、コピーをしてフレーズを増やさないとと思って居る昨今です。私は外部からbluesherpistの近況は誰が教えて呉れると言うものでも無いので、最近まで知らなかったけど、太郎ちゃんが最近作ったバンドで人気があったバンドがあった。太郎ちゃんとは千賀太郎君の事です。今から18年前に僅か6歳でbluesharp奏者としてデビューしました。6歳であの黒人のbluesの殿堂であるアポロ・シアターで演奏し。BBKingなどと共演をし、ステービー・ワンダーなどからも絶賛されたbluesharp奏者です。

 

 

その彼が作ったバンド「MONSTER大陸」はへビィなブルースバンドです。しかし、2020年3月を持って活動を停止しました。と言うことで今回は去年に私が掲載したモンスター大陸の紹介記事から。再び彼らの事を掲載して置きます。知って居た人も最近の若い者のバンドなんてと敬遠して居た人も。どうか彼らの7年間に及ぶ足跡を知って下さい。優れたブルースロックのバンドでした。。。。

藤倉嗣久(vo&g)、千賀太郎(vo&hca)、吉田靖雄(b)、吉岡優三(ds)の4人によって2012年に結成されたブルース・ロック・バンド。平均年齢は20代という若さながら、多くのセッション経験に裏打ちされたたしかな演奏力を武器に骨太なサウンドを奏でる。2013年2月に発表した1stアルバム『発見』はiTunesにて2週連続1位を獲得し話題に。2014年7月には3rdアルバム『進撃』をリリース。精力的に活動を重ね、全国区にファンを拡大して。その後メンバーチェンジをして、一層、魅力があるバンドに成長した。

恥ずかしながら、私は知らなかったのですよ最近まで。(>_<)。まあ、ネットで検索を掛けるしか。知るすべを持たない私なので仕方がないのでしょうけど。しかし若者はともかく、私でも知らなかったのだから一般の人は、勿論皆さん知らないでしょう?まあ、それでもbluesharp奏者かとお叱りを受ける処でしたが.....。

 

下は最近の太郎君のブルースハープのアドリブです、、流石に上手いですよ、、是非聴いて見て下さいね

M1 The Call Performed by MONSTER大陸

 

 

 

 

MONSTER TAI-RIKU

 

MONSTER TAI-RIKU 

[写真左から]千賀太郎(Vo,Harp)、cheeta(Drums)、藤倉嗣久(Vo,Guitar)、吉田靖雄(Bass)

2012年7月結成。2013年2月、1stアルバム「発見」でデビュー。
メンバー各自1000以上のセッション経験を持ち、日本の若手ミュージシャンの中でも圧倒的な演奏力の高さを誇る。

ブルースを基盤にロック、R&B、ファンク、様々な音楽性を取り入れたオルタナティブ・ブルースバンド。その圧倒的な演奏力の高さとパフォーマンスには定評があり、数多くの大型フェスに出演を果たす。骨太なリズムの上に、ブルージーなハープと野太いギターボーカルが響き、時に妖艶な、時にファンキーなグルーヴを得て、客席をまるごと飲み込み、まさに“モンスター”へと昇華する。

MONSTER-TAIRIKUの顔ともいえるハープの千賀は、少年期から国内外の大物ミュージャシャンたちと共演を重ね、6歳の時にはニューヨークハーレム・アポロシアターのアマチュアナイトで準優勝した。その際、あのスティービー・ワンダーから絶賛を受けている。全国ツアーを行うなどライブ活動を積極的に行い、2015年1月28日には過去2年間で発売した4枚のアルバムからメンバーが選曲した曲と、新曲2曲を収録したベストアルバム「marry」をリリース。4月からは第2章の幕開けと共に配信限定SGを3ヶ月連続をリリース、共にブルースチャート首位を記録した。

同年8月12日に5thアルバム「女どもへ」をリリース。

9月から全国ツアー『Monster大陸 Japan tour 2015 アナタのお尻を追いかけて…』を開催。12月、Dr.優三が脱退。2016年10月“シン・モンスター”と銘打ち、MONSTER-TAIRIKUが1年の沈黙を破って再始動。10月29日(土)に再始動から初となるONE MAN SHOW「“シン”モンスターComing Up」を渋谷La.mamaで開催。

11月2日(水)には配信シングル第1弾「修羅場LOOP」をリリース。2017年、初の自主企画イベント「BLUES MONSTER」を老舗であり ROCK の聖地でもある渋谷の La.mama で隔月で開催。ドラマーcheetaが加入。

2月1日(水)配信シングル第2弾「ラブソング」をリリース。

11月1日(水)、実に2年ぶりとなる6th Album「問題ない」がリリースされた。

2020年3月に、これからの音楽性を模索する為にバンドに一旦終止符を打つ。7年間の活動期間だった。。。 
 

一旦休止した後の復活のMONSTER大陸の今までとそれからをBimBamBoomとの対談で熱く深くまで語るインタビュー。

 
MONSTER大陸xBimBamBoom

MONSTER大陸xBimBamBoom

「シン・モンスター」と名を討ち、1年間の沈黙を破ってブルースロックバンドMONSTER大陸が本格的に活動を再開し、老舗ライブハウス渋谷ラママとの共同イベント「BLUES MONSTER」を立ち上げる事になった時のインタビュー。ブルースやソウル、深い音楽ルーツ、そして音楽への情熱を持ったバンド達を集結させ、新しいシーンを生み出そうとしていた。そんな彼らと、同イベント1回目のゲストとなるBimBamBoomを迎えて対談にて熱く語って居る。再び読んでみて下さいね....。

――昨年10月“シン・モンスター”と銘打って、約1年間の沈黙を破り、再始動しましたが、1年間というのは制作期間でもあり、メンバーの脱退もあって、立ち止まって考える時間でもあったのでしょうか?

藤倉:いえ、決して立ち止まってた訳ではないですね。バンド結成から約2年間一気に駆け抜けてきたので、色々振り返って「今」求められてる音楽感を踏まえてバンドを再構築してました。その一つがドラマーの交代で、幅広いジャンルを取り込んだ新しいサウンド作りのリハに時間を費やしてました。

――新しいドラマーを迎えるという大きな動きもあり、音楽的な部分でも変化を求めていきたいという気持ちだったのでしょうか?

藤倉:それはもちろんです。ルーツに忠実過ぎるというのは長所だと思っていたのですが、色々フェスやイベントに出して頂き、ダメだなと思いました。もっとオリジナリティを磨いていこうと考えを一新しました。今までの「ブルース基盤」から「新たなブルースを発信」という考えに変わりました。メッセージ性も同世代に向けようと振り切って作りました。

千賀:ドラマーが抜けて、こうも変わるのかと。新ドラマーのcheetaが加わったことで垢抜けたというか、前のMONSTER大陸は、超泥臭かったので良い化学反応が生まれました。彼女はロック一筋の人だったので、我々の知らなかったグルーブも持っていたし、逆に彼女の解釈で俺らの音楽を生まれ変わらせてくれたのかなぁ。。ブルースを基盤にした俺達の音楽を聴いてくれるファンは増えてきてるんだけど、今度は間口を広げた事で他からも来てくれるんじゃないかと思ってます。とにかく、すごくハマっていると思います。 “シン・モンスター”というコピーを付けたのですが、まさにその通りだと観てくれればわかってもらえると思います。cheetaと出会うまでに何十人もセッションした甲斐はありましたね。

藤倉:新しい曲には、プログレとかラップとか、今までにはなかった要素も入れていて、周りからは評判がいいです。前よりいいんじゃない?って(笑)。たぶんこれは(千賀)太郎も同じだと思いますが、根拠のない自信はあります(笑)。

千賀:自分達の音楽の基盤は揺るがないので、だからこそある意味何でもできるとも思っています。核があるからこそ、そこから拡げていくのは、そんなには難しくないと思っています。

MONSTER大陸/ 千賀太郎&藤倉嗣久

MONSTER大陸/ 千賀太郎&藤倉嗣久

――ブルースを若い子に聴いて欲しいといつもおっしゃってますよね。

千賀:そうですね。ただ押し付ける気はないです。俺らの音楽を聴いて興味持ってもらえれば
という感じです。ブルースって当時のダンスミュージックですよね。ダンスミュージックは流行ってるじゃないですか?だったらイケるかなと思ってるんですよ。

藤倉:そう、自分達の音楽を通して「これがブルースなんだ、カッコイイ!」と思ってくれたら嬉しいです。ブルースという言葉だけでも知ってもらえたら嬉しい。

――ブルースって元々労働者の間から生まれたもので、辛い仕事、生活を少しでもハッピーにしようと歌われたものですよね?

千賀:今のご時世にピッタリだと思います(笑)。俺ら世代にも色々辛い事もある。でも頑張っていこうぜという部分で、俺らの音楽も奏でたいですね。

――“シン・モンスター”として始動すると同時に、渋谷ラママでの対バンイベント「BLUES MONSTER」の開催を発表しました。この企画はずっと温めていたものなんですか?

藤倉:前々から、同じような想いのミュージャンとイベントをやりたくて、タイミング的にも今かなと思いました。BimBamBoom(BBB)は2年前に、やっぱりルーツミュージックを基盤にした彼女達のイベントに呼んでもらい、女のコ達がクールでカッコいい演奏をやってて衝撃受けたのを今でも覚えてます。でもちょっとご無沙汰をしているうちに凄いサックスが加入していて「なんだこれは!パワーアップしてる」と思い、一緒にやりたい!自分達のイベントの一発目はBBBに出て欲しいと思いました。

MONSTER大陸/ 藤倉嗣久

MONSTER大陸/ 藤倉嗣久

――自分達がカッコいいと思っているバンドと対バンライヴは、共演ではなく競演で、ぶつかってそこから生まれる何かを楽しみたいという思いですか?

藤倉:格闘技ですかね(笑)。我々の新ドラマーも女性ですが、女性バンドVS男バンドのガチンコバトルみたいになるんですかね?

山口:そう、ガチンコ対決。お客さんに旗渡して判定してもらったり(笑)。

――女性ドラマー対決です。

藤倉:そういう楽しみ方もありますね。全くタイプ違いますしね。

――BBBはオファーをもらった時はどう思いました?

山口:私達もサックスの(前田)サラちゃんが加入して、2016年は色々な事が形になってCDをリリースしたり、フェスにも出演したりバンドがしっかり固まって、ようやく外に出ていく機会も増えてきました。今まではワンマンもしくはゲストを呼ぶライヴしかやってこなかったので、今年はもっともっと外に打って出たいと思っていました。とにかく色々な人たちと演りたいとメンバーと話していた矢先に、MONSTER大陸から話をいただいて、「やります!」と。

BimBamBoom / 山口美代子

BimBamBoom / 山口美代子

――山口さんはメジャーデビューもし、その後もライヴ&レコーディングミュージシャンとして、ワールドワイドに活躍されている日本を代表する女性ドラマーの一人ですが、山口さんから見たMONSTER大陸というバンドは、どういうバンドだと思いますか?

山口:ルーツミュージックを大切にしているところと、ライヴ力が高いという2つのイメージを持っていて。それと作品として、日本の音楽シーンにちゃんとメロディを残すという事を無下にしていない、大事に曲を作っているところがカッコいいです。そこが強みだと思います。

――MONSTER大陸というと、やはり演奏力の高さ、ライヴの強さだと思いますが、ライヴというものをどういうものと捉えています。

藤倉:さっきも言いましたが、演奏力だけじゃダメですね。ライヴの醍醐味ってその瞬間瞬間だと思います。毎回出ている音も違うし、もちろん感情も違うし、そういう事が楽しめるのが唯一ライヴだと思っています。やっぱり無下にできないですし、魂を込めてやるしかないと思います。

MONSTER大陸/ 千賀太郎

MONSTER大陸/ 千賀太郎

――よりメッセージを伝えたいとおっしゃっていましたが、ハーモニカの音色は色々な感情を掻き立ててくれ、メッセージを伝える時に、その輪郭をよりクッキリさせてくれる気がします。

藤倉:そうだと思います。

千賀:人に伝えるという事は本当に大事で、俺は言葉を覚えるか覚えないかぐらいの時からハーモニカを始めたので、そのサウンドでメッセージを伝えるという事を常に思っています。でも言葉で人に伝えるという事も大事。今練習しています(笑)。

藤倉:俺もそうかも(笑)。

千賀:だから歯がゆい部分があって。言葉にした時、どうやったらわかりやすく伝える事ができるんだろうと。

――BBBはインストと掛け声というスタイルで。

山口:私達は、最初にザ・ミーターズ(米国のニューオーリンズ・ファンクバンド)のコピーをやっていて、ミーターズの音楽に影響を受けています。掛け声は全然意味がない事ばかり言っています(笑)。だからMONSTER大陸と真逆(笑)。

――すごく不思議な感じですよね。クールでカッコいい音に浸っていると、突然かわいらしい掛け声が入ってきて、そのメリハリがいいです。

千賀:そこにやられるんですよ。

山口:狙いです(笑)。他にないスタイルだと思っています。掛け声はみんな楽しんでやっています。

――1stアルバム『TIGER ROLL』は一曲一曲しっかりキャラが立っていて、濃いですが、全員でセッションしながらアレンジを組み立ていく感じですか?

山口:そうじゃないとできないんです。今はそれぞれでアレンジをやろうとチャレンジしていますが、このアルバムを作る時は、全員がスタジオに入らないと何も始まらないという感じでした。

――だから全体的に生々しいのでしょうか。

山口:そうですね。私がライヴを想像してアレンジをするのが好きなので、弾いていて気持ちがいいところをピックアップしています。

前田:試行錯誤しながら作っています。

千賀:『TIGER ROLL』俺も聴きました。カッコよくて、女性って凄いな!と思いました。政治もそうじゃないですか?女性の時代来てますよね。ただ、俺らも負けないぞ!って笑)。

MONSTER大陸/千賀太郎xBimBamBoom/前田サラ

MONSTER大陸/千賀太郎xBimBamBoom/前田サラ

――前田さんは最年少メンバーで、天才サックス奏者です。若いのにデヴィッド・サンボーンの影響を受けていると資料にありますが、リアルタイムで聴いていたんですか?

前田:デヴィッド・サンボーンがフュージョン以外に、90年代にエリック・クラプトンとブルージーなものをやったり、そういうのを中学生の時聴いていました。吹奏楽部に入っていて、サックスをやりたかったのですが、クラリネットをやる事になり、でもやっぱり諦め切れずに2万5千円のサックスを買ってもらって練習していました。父親も音楽好きで、その時これ聴いてみたら?と買ってくれたのがキャンディー・ダルファーのCDでした。教本も買ってくれて、そこにオススメCDとして載っていたのがデヴィッド・サンボーンの作品でした。ファンクミュージックはその頃から好きでした。

――前田さんは山口さんからBBBに誘われた時は、ビックリしましたか?

前田:私もルーツミュージックを掘り下げているタイミングで、キング・カーティス(米国のR&Bサックス奏者)とかを聴き始めて、カッコイイなぁと思っている時期で、そういう時に誘っていただいたので、「やりたいです!」って即決しました。BBBのライヴを観たら、クールで、女子がこれやっちゃう!?というところが面白くて。

山口:サラちゃんのバンドと対バンライヴやって、次にライヴをやる時はもうBBBのメンバーになっていました(笑)。

――二組ともやっぱり生へのこだわりは強いですか?

藤倉:そうですね。ただ機械を否定しているわけじゃなく、今は自らの手でやりたいなぁと。今色々便利なものがあって、新しい機材もどんどん出てきていて、そのうち人間が機械に動かされるんじゃないかという恐怖心が、子供の頃からありました。だから機械だけを頼っちゃいけないとは思ってます。

千賀:そうですね。今は、自分達が弾き出す音に集中したいです。

藤倉:それと自分でプレイした方が早いと思います(笑)。

 

BimBamBoom / 前田サラ

BimBamBoom / 前田サラ

 

――ハーモニカの音は同期は無理ですよね。

千賀:どんなにシンセサイザーが進化しても、あの音を再現するのは無理です。サックスもそうでしょ?

前田:サックスも色々人工的な音が存在していますが、やっぱり違います。

千賀:人の息で楽器を鳴らすというのは、歌と変わらないと思う。それは生身の人間じゃないとできない……はず。そうであって欲しい(笑)。その時の気候や温度、気分、食べたもの、飲んだもの、お客さんのノリだったりが、全部音には出ます。そこを楽しみながら音を探していく事ができなければ、ライヴを続けられないと思います。

藤倉:彼は天才ですから、何をやっても大丈夫です。

千賀:いえいえ天才じゃないですよ。小さい時からテレビに出て、ハーモニカを吹いていたからそう言う人がいるだけで、でも自分は好きな事をやっていただけで、だけど人生で天才と言われる事ってなかなかないと思うので、ある意味背負っていかなければいけないというか…。

藤倉:前にも天才という事について話をしていたら「僕に唯一才能があるとしたら音楽をずっと好きでいる才能だけです」って言って、男として惚れました(笑)。

――千賀さんは天才で不器用で熱い男なんですね。

藤倉 劇画みたいな男です(笑)。

――今回の対バンでは女性ドラマー対決も楽しみですが、ハーモニカとサックス対決でもありますね。

藤倉:吹きもの対決。でもハーモニカは息を吸い込んでも鳴りますけどね(笑)。

千賀:ガチンコ対決という言葉が出てきてはいますが、何にせよいい音楽をやっている二組なので楽しんでもらえると思います。いい音楽が聴きたい人は絶対来て欲しいです。

前田:ライヴってその場で音楽が生まれているので、その瞬間瞬間を楽しんで欲しいです。

山口:BBBとしてラママでライヴをやるのが始めてで、そういう意味でもすごく楽しみです。

 

MONSTER大陸xBimBamBoom

MONSTER大陸xBimBamBoom

 

――凄腕ミュージシャン同士の対バンって、観ている側は気持ちいいし、一番楽しいですよね。

藤倉:俺も刺激になると思います。色々な方のライヴを観に行きましたが、観終わった後感動できるライヴをやっている人は、やっぱり命を削ってお客さんに伝えたい事を音にして伝えていると思いました。

――MONSTER大陸も歌から感情がはみ出し、ほとばしっていると思います。

藤倉:俺らにはそれしかないので。

――「BLUES MONSTER」はこの後の予定は決まっているんですか?

藤倉:はい、隔月なんで、3月と5月もやります。すでに3月は決まっており、これも凄いんです。

 

取材・文=田中久勝  撮影=三輪斉史

 
イベント情報
Blues Monster 01
 
BLUES MONSTER

彼らに注目でしたね。若い事は素晴らしい。私も頑張ろうかな・・・太郎ちゃんは流石に凄い。まあでも、若者がBluesを演奏するのは最近の傾向としてあるのかな?私は音楽シーンから遠ざかって居るのでよく解らない処が有りますが。いい事です。

 

それでは彼らの演奏をどうぞ・・・

cold city /Song by MONSTER大陸

Walkin’ on the Street/Song by MONSTER大陸

M3 Party Performed by MONSTER大陸

MONSTER大陸「妄想 the World」in FUJI ROCK FESTIVAL'15 

M2 Ms.Lover Performed by MONSTER大陸

MONSTER大陸2014.02.05(at CHELSEA HOTEL)

 Monster大陸 2019.2.13

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今回は此処までです。読んでくれてありがとう。コメントなど頂けると嬉しいです。。。

 

コメント一覧

kiyasume
suisenさん、コメントどうも有難う御座います、、

そうですね、、幻聴は思っても居ない事だとかが、、
聞こえて来る病気ですので・・・・・・・。
防ぎ様も無いですよね。前にもblogに書きましたけど、、

人が傍に居るとまるでその人が、話して来る様な錯覚に陥ります、、
しかも、会話の中に幻聴が挟まれるんですよね、、
非常に解り難くて危険な感じに成りますよ・・・・・・。

だって、大変な事に成りますからね、その言葉を間に受けたら、
例えば、よくある事ですが。話をして居たら相手が露骨に自分の
悪口を言い始めたと思い。相手を殴って仕舞ったら、、それは、
全て幻聴だったと言う事もありますから・・・・・・・・・。

だから調子が悪い時は、ひたすら寝て神経を休ませて居ます。。。
主治医の、精神科医の先生とは初め合わなかったのですよね。

まあ、最近ではそう言う事も無くなりましたけど、だから、、
よかったです。それでは、また、、来て下さいね。よろしく、、、( ´∀`)
1948219suisen
若い頃の加賀まりこは、とても魅力的でしたね。

ところで、私のような難聴も困りますが、幻聴は大変ですね。

お辛いでしょうね。

でもkiyasumeさんには、それが幻聴と自覚できているのが救いと言えば救いなのでしょうか?

人は、外から見てわからなくても、様々な苦難の中を生きているということなのでしょうね。

それでも、精神科の良い先生に当たってよかったですね。

良い先生に当たるかどうかということも運命かもしれません。
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