楽しくない試合

二日に渡る大阪遠征。

朝、地区の掃除に参加した後、大阪へ向かう。

今日勝てば、再試合。

でなければ、終戦。

９回を終えて１：１


途中から勝ちたい気持ちが強いのは、どちらのチームなのかを探る。


明らかに相手チームだということがわかる。


細かい事だけれど、昨日の試合の後。


今日に向けたミーティングを怠らず、円陣を組んで確認しあった相手チーム。
それに比べ、ミーティングもせず、ばらばらで帰っていった１号のチーム。

中には、
「明日負けたら、他校の文化祭に行けるう」
「ラッキー」

などとのたまう輩も・・・


幾らいい成績を残していたとしても、勝つことを目標にしている者から出る言葉ではない。


高校野球のひたむきさとは全く違う、己に任された世界を垣間見た。

そんな野球は好きではない。

だから、途中から楽しくなくなってしまった。
献身はチームがひとつの方向を向いているからこそ生きるもの。

そうでないチームで、コーチャーをやり続けた１号は、自分の気持ちの中で今日の試合が整理でき、納得できているのだろうか。