素振り

中学3年生といえばまさに反抗期。

今日の我が家にも鋭くにらむ2号がいた。

掛ける言葉を客観的にしながら、感情的にならず、視覚を交えながら一緒の時間を過ごす。

下で振る２号を２階から見て、振り子の軸を確認する。

「前の足を開くな。」

「開くとヘッドは走らんぞ」

「ちょっと、遼くんのスイングをしてみて！そんなに踏み込まんでええから」

！！！

「体重、前足に乗った？」


「おとう！乗った」


「そうか。乗ったか」


自分で体感できたらしい。

前足を開かず踏ん張ることができたら、ヘッドは走る。

そんなことがわかったらしい。

風呂に入れというのに素振りを止めない。

気づいた２号にそっと言葉を掛けた。

「どう？」

目を輝かせ、笑っていた。

馬鹿親子の試行錯誤はまだまだ続く・・・

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