福島の子ども・若者・親子
東京ステイ第4回募集中!!
NPO法人清瀬こども劇場
東京の親戚プロジェクト
プチ保養 2012年6~8月週末・平日・夏休みプラン
気分転換にいかがですか?
週末や連休を利用して東京の田舎に遊びにきてね~(^O^)
ここを拠点に遊びにでかけるなど、どうでしょうか。
滞在中は自由に過ごしてね。
ご希望であれば案内もしますよ!!
6月以降、夏休み等を含め
保養を予定したい方の予約もできますので
お気軽にお問い合わせください。
★ステイ先(清瀬市及び近隣の個人宅)と募集期間人数など
1.大滝良子宅(清瀬市元町2丁目)
期 間 2012年6~8月の週末・平日
募 集 中高生~学生 女子1~2名(一部屋)
宿泊費 (朝夕食事付)無料
<都心からスティ先までのおよその時間>
池袋駅より西武池袋線に乗り、25分清瀬駅下車徒歩10分
※うるさい犬がいるけど手を出さなければ噛みません。
風呂釜が壊れていて、シャワーのみでごめんね。
2.萩原春代宅(東村山市多摩湖町3丁目)
期 間 2012年6~8月の週末・平日
募 集 親子1~2組 8名くらいまで(2階建一軒家)
宿泊費 無料。自炊(ガス)をお願いします。
鍋釜調理器具完備。調味料あります。
<都心からスティ先までのおよその時間>
高田馬場駅より西武新宿線に乗り、東村山駅乗り換え35~40分
多摩湖線終点西武園駅下車 徒歩10分
※すぐ近くに西武遊園地、西武球場、トトロの森があります。
スーパー有。ガス・水道・電気・風呂・布団完備。
駐車スペース(高2.2m)有り
その他 お知らせ
★都内の駅、バスターミナルにお迎えに行きます。
★滞在中の過ごし方は自由。必要な場合は案内します。
★延泊ご希望の場合等遠慮なくご相談下さい。
申込・お問い合わせはお気軽にどうぞ
連絡お待ちしています
NPO法人清瀬こども劇場東京の親戚プロジェクト(長谷川)
TEL.042-493-7970 FAX.042-493-8090
(お願い!! 電話は10回以上鳴らして下さい!!)
Eメール kiyosekodomonet@yahoo.co.jp
福島の親子・子ども・若者2012東京スティ
NPO法人清瀬こども劇場・東京の親戚プロジェクト
プチ保養2012年連休・週末・平日プラン
の 紹 介
昨年秋に清瀬こども劇場では、原発と日本のこれからを考える機会にと映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映に取り組んだ後、東京に在住する私たちが福島の子どもたちのためにできることはなにか、話し合ってきましたが、できるところから形にしていこうと思い、プチ保養プランを立てた次第です。
国は従来から、放射能の危険から国民を守るため、法令によって原発の管理区域を定め、電力事業者に関係者以外の立ち入りを禁止させてきたとのこと。その管理区域は3ケ月につき1,3mSvを超える恐れのある地域としていますが、これを毎時にすると0.6μSvとなります
(小出裕章著「原発はいらない」33ぺージ)。
危険なために本来は立ち入りが禁止されるはずの管理区域の基準値を、現在も福島の浜通りと中通りの多くの地域が上回っている、あるいは少し前まで上回っていた、という現実のなかで暮らしている福島の子どもたちが少しでも気分転換したりほっとできるようにと考え、チェルノブイリの経験に学んでこのような保養プランをつくりました。
プチ保養はじまる
福島の親子・子ども・若者2012東京スティ
NPO法人清瀬こども劇場・東京の親戚プロジェクト
理事長 小松原直子
「震災以降、子どもたちは外で遊ぶ機会が本当になくなりました。1歳10ヶ月の長女に関しては、歩き始めてから外で散歩することほとんどありません。かといって、田舎のため屋内で子どもたちが楽しめる施設もほとんどありません。そんななか、友人が「キッザニア」のチケットをプレゼントしてくれて今回の運びとなりました。家族で今週末をとてもたのしみにしております。お手数おかけしますが、宜しくお願いいたします。」
――――このような便りと共に清瀬こども劇場東京の親戚プロジェクトの週末保養プランに申し込んだ佐藤(仮名)さん。ご夫妻に11歳・9歳の男の子と1歳10ヶ月の女の子合わせて5人の家族みんなで旅行したのは震災以来初めてとのこと。週末5月19日から20日の一泊二日でしたが、宿の提供者の萩原春代さん(清瀬こども劇場の子育てセミナーのアドバイザーとして長年お世話になっています)のお宅でお迎えした時のごあいさつのなかでの話は衝撃的でした。
お会いした時に聞いたこと
○放射線量は家の中は毎時0.2から0.3マイクロシーベルト。家の外は周りが0.6ぐらい。しかしすぐ周りの草地や通学する道路の歩道部分は1を超えている。しかしこれでもまわりと比べると値が低いという事で除染する気配すらない。除染を言い出すことがはばかれるような雰囲気がある。
○この辺りは桃や柿をつくっている果樹園農家が多いが、昨年は廃棄された桃や柿が山のように積まれていた。柿の木の果樹園は、セシウムが吸収されやすいからという事で樹皮がはがされて白い幹がむき出しの柿の木の痛々しい姿がひろがり異様な光景になっている。
○子どもたちが外にいる時間は、3月まで学校の体育の時間・休憩時間・放課後・登下校も含め一日1時間に制限されていた。現在やっと3時間に。
○地震でプールも体育館も壊れ全く使えず体育は学校の会議室を使っていた。体育館は4月から立て直して使えるようになった。
○子どもたち色が白い。怖いので外で遊ばせていない。放射能の知識が広がっいる今は外で遊んでいる子はめっきり減った。体力も落ちている。50mc走のスポーツテストの成績軒並み落ちていたと先生から聞いた。
○こども同士で土に触っちゃいけないんだよと注意し合っているのを耳にすると、親として胸が痛む。
短い時間でのお話でしたが、福島の子どもたちの様子や親としての葛藤を具体的に聞くことができ、改めて、東京の親戚プロジェクトの必要性を実感する機会になりました。私たちも聞きたいことが山ほどありましたが、限られた時間を少しでもご家族で楽しんでいただきたいと思い早々に引き上げてきました。
そのあと佐藤さん一家は子どもが楽しみにしているキッザニアへ出発。翌日は近くの公園で遊んだり萩原さんのお嬢さんの一人芝居を観たりして、お昼前にお帰りになりました。一泊二日の東京ステイはどうだったでしょうか。
保養プロジェクトはこれから長期にわたり必要になってくると思います。
私たちこども劇場は仲間と一緒に自然とふれたり外で思いっきり遊んだりさまざまな芸術文化にふれること、体験することが人間の成長に欠かせない大切な子どもの権利であると訴え続けてきました。
そういう会として、当たり前のことを当たり前にできない福島のみなさんのお役に立つことを少しづつやっていけたらと思いますので、これからもみんなで知恵を出し合いながら子どもたちの未来について考えていきましょう。