アルル時代(1888年-1889年5月)
昨夜、突然ゴッホのことをブログに書きたくなりました。ポール・セザンヌ、ポール・ゴーギャン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ジョルジュ・スーラが後期印象派の代表的な作家とされています。1888年、ゴッホは南フランスのアルルに移り、ゴーギャンと共同生活を送りました。私はゴッホの作品の中では「アルル時代」が一番好きです。ゴッホは、アルルの地を「この地方は大気の透明さと明るい色の効果のため、日本みたいに美しい。水が美しいエメラルドと豊かな青の色の広がりを生み出し、まるで日本版画に見る風景のようだ。」と表現しています。
「アルルの跳ね橋」1888年クレラー・ミュラー美術館
口語短歌
「はね橋の 恋人たちを のせた馬車 郷愁を呼ぶ アルルの運河」
ゴッホがアルルで見いだしたもっとも有名なモティーフの一つが,アングロワのはね橋です。アルルからプークに至る運河にかかるこの橋は,オランダのはね橋への郷愁を彼のなかによび起こしたと思います。そしておそらくそれ以上に,青い空と水,単純なはね橋の造型は,浮世絵風の明確さ,単純さを求めるゴッホにとって好個の題材となったにちがいありません。
参照
https://artmuseum.jpn.org/mu_aruruno.html
「ひまわり」1888年ロンドンナショナル・ギャラリー
口語短歌
「ゴーギャンが 絶賛した ひまわりは 明るい色彩 幸せの象徴」
「ひまわりに こめられた想い ゴーギャンを 歓迎する ホームインテリア」
ゴッホのひまわりシリーズの中で、最も有名な一枚です。花の数は15本です。明るい色彩とタッチからひまわりがゴッホにとって幸せの象徴であったことが伺えます。現在はロンドンのナショナル・ギャラリーに保管されています。この作品はゴッホと共同生活していたゴーギャンも「ゴッホの代表作だ」と絶賛しました。ゴーギャンは譲って欲しいと頼みましが、ゴッホ自身も非常にお気に入りの作品のため、自分で大切に保管していたそうです。ゴーギャンはこのひまわりを制作しているゴッホの姿を肖像画として残したというのも有名な話です。
ポール・ゴーギャン 「ひまわりを描くヴァン・ゴッホ」 (1888)
参照
https://media.thisisgallery.com/20214255
「夜のカフェテラス」1888年 クレラー・ミュラー美術館
口語短歌
「石畳 波立つような 風合いや 夜の光と ライトスポット」
ゴッホが1888年2月から滞在した、南仏の町アルルの旧市街中央にあるプラス・デュ・フォルム広場に面したカフェテラスの情景を描いた作品です。この作品は、ゴッホが初めて夜空に黒を使わず、深い青で表現した絵です。カフェテラスの空間を暖かい黄色、対照的な夜空の青、光の当たらない街路の黒を対照的に描き、絵の安定感が生み出されています。石畳の風合いや夜の光と影のコントラストを波打つような石畳として表現したのも、ゴッホ独特の表現でありこの絵の見所です。
参照
https://media.thisisgallery.com/works/gogh_01
「アルルの寝室」1889年オルセー美術館
口語短歌
「新たなる 共同生活 ゴーギャンと 芸術展望 期待の予感」
この作品「ファン・ゴッホの寝室」には、3つのバージョンが存在します。第1バージョンが描かれたのは、ゴッホの人生の最も幸せな時でした。アルルへ移りポール・ゴーギャンとの共同生活を控え、自分の芸術の新たな展望の予感に胸を膨らませていた時期です。しかしゴーギャンとの共同生活は破綻し、ゴッホは精神を病み、サン・レミの精神病院に入院することとなりました。
参照
https://media.thisisgallery.com/works/gogh_08
「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「ジューンオースティン」2021年8月7日撮影
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