「アメリカメジャーリーグ球場一覧・アメリカンリーグ中地区④」カンザスシティ・ロイヤルズ~写真と短歌で綴る世界文化紀行
2024年メジャーリーグではドジャースの大谷翔平選手が大活躍をしました。BSNHKでは大谷選手の出場試合は連日放映しました。そして大谷選手も期待に応えて見事ナショナルリーグのMVPを獲得、「50-50」の言葉は世間を賑わせました。しかし考えて見ると彼が活躍している球場を私は余りにも知りません。そこでメジャーリーグの全球場を特集することにしました。メジャーリーグは「アメリカンリーグ」と「ナショナルリーグ」に分かれそれぞれが東・中・西地区(5チーム)に分かれ15チーム、全30チームが球場を持っています。そこで活躍した日本人選手にも思いを馳せて振り返ることにします。今週は「アメリカンリーグ」中地区を特集します。
口語短歌
アメリカンリーグ中地区④「カンザスシティ・ロイヤルズ」カウフマン・スタジアム
「照明を 浴びた噴水 名物で スタンド設置も 客に寄り添う」
1970年代は、アメリカンフットボールとの兼用が可能な多目的スタジアムが全盛でしたが、この球場は当時としては珍しい野球専用球場として建設されました。1973年の開場時の球場名は、「ロイヤルズ・スタジアム」でした。1993年、球団の初代オーナー、ユーイング・カウフマンの功績を称え、現在の球場名に改称されました。大規模な改修工事が行われ、2009年に、新装「カウフマン・スタジアム」として生まれ変わりました。2008年まで、ポール付近以外は外野席がありませんでしたが、外野に98メートルの長さの噴水があり、イニングの合間に照明を浴びた水が吹き出す光景は球場の名物です。2008年オフの改修でも、噴水を避ける形で外野スタンドが設置され、噴水は残りました。バック・オニールが残した功績を讃え、バック・オニール・レガシーシートと呼ばれる特別席があり、シートが赤く色分けされています。なお日本人はマック鈴木(1999 - 2001年、2002年) 薮田安彦(2008 - 2009年)野茂英雄(2008年) 青木宣親(2014年)が活躍しました。
参照
https://www.sports-his.com/baseball/pdf/map.pdf