「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

藤村ロマンがただよう信濃の名城「小諸城址の石垣と緑のアンサンブル」

藤村ロマンがただよう信濃の名城「小諸城址の石垣と緑のアンサンブル」




6月3日小諸城址公園に行って来ました。お城は落とされて空城ですが、石垣は立派に残っています。

今日は「藤村と小諸」についてご紹介します。




藤村が小諸にやって来たのは明治32年、恩師に招かれて「小諸義塾」に赴任しました。

小諸で赴任した7年間に「雲」「千曲川スケッチ」「落梅集」などが生まれ、大作「破壊」が寄稿されました。

まさに小諸城址公園は「藤村ロマンがただよう信濃の名城」です。

私は、なぜか、この天守もない小諸城が大好きで年に4~5回は来ています。

春の桜、秋の紅葉は無論ですが、やはり誰もいない初夏や晩秋の季節も素敵です。

私は城の石垣に魅せれていまして、今日は「石垣と緑のアンサンブル」をご覧になって頂けたらと思います。
























※藤村と言えば「惜別の歌」を思い出します。私が若き青年だったころ大好きな曲の一つでした。
 
 今日は倍賞千恵子の「惜別の歌」をお聞きください。

 惜別の歌を聴きながら石垣と緑のアンサンブルを見て頂ければ、また格別な情緒に浸れます。







倍賞千恵子「惜別の歌」
作詞:島崎藤村
作曲:藤江英輔

1
遠き別れに 耐えかねて
この高殿に のぼるかな
悲しむなかれ わが友よ
旅の衣を ととのえよ
2
別れといえば 昔より
この人の世の 常なるを
流るる水を ながむれば
夢はずかしき 涙かな

君がさやけき 目の色も
君くれないの 唇も
君がみどりの 黒髪も
またいつか見ん この別れ

コメント一覧

knsw0805
shimaさん、コメントありがとうございます。
上田市の「無言館」知りませんでした。今ITで見て来ました。これについては軽々しくコメントできませんので、また日を改めて書きたいと思います。と言いますのも靖国神社にある戦没記念館を昔取材撮影したことがあるのです。それにしてもブログは面白いですね。こうして繋がっていくのですね。
fumiel-shima
kenさん、こんにちは。

苔むした石垣にずっしりとした重みと長い歴史を感じますね。
周りの豊かな緑とあいまって得も言われぬ景色が私達の心を
豊かにしてくれるようです。

ポエットMさんも長野に縁のある方だったのですね。
上田と言えば・・私には深い縁はありませんが、上田市の
「無言館」を訪れたことが4度あります。

私の妻の故郷が新潟県の中頸城郡(現在は上越市)で
コロナの問題が起きる前は新潟を訪れる時、或いは
その帰りに時間を見て無言館を訪ねました。

そのたびに何故か胸が詰まる思いが・・・
しかしそれは決して嫌な気持ではなく作品を見るたびに
敬虔な思いが深くなるような感じで胸が締め付けられるような
気がしたのです。

明るい話題、作品ではないだけに静かな気持で一つ一つに
見入り、作者の心境を思い遣るといたたまれなくなりますが
次にまた訪れたくなると思うのは今、この平和な時代にこう
して幸せな暮らしができることを喜び、絵や手紙を書いた
人達に少しでも感謝の気持をそっと伝えたいと思うからなの
です。
神々しいとさえ思える作品の数々をまた見る機会が得られる
ようコロナの収束を・・そして終息を期待したいと思います。
knsw0805
Shouさん、おはようございます、コメントありがとうございます。私もさっきShouさんのブログにコメントしたのですよ。以心伝心ですね。いやあ、それにしてもShouさんの文章読まさせてもらっていますが、縁が深い、どこまで行っても繋がりますね。驚いています。妻は小海線のローカル線が好きで良く一人で乗って楽しんでいます。高校は県立上田高校ですか、優秀ですね。さぞかしお出来になった高校生だったでしょう。推察出来ます。Shouさんのブログにいろいろ書いていますのでどうぞよろしくお願いします。
knsw0805
ヤマさん、おはようございます。コメントありがとうございます。本当は惜別の歌より「千曲川旅情の歌」を先に出さないといけないですね。浅学菲才な私は「惜別の歌」の方から出しました(笑)
舞台裏ですか、明日も続きますので掲載します。お許しください。
shou1192_2010
Kenさん おはようございます。

小諸城址公園の懐かしい画像に郷愁をそそられます。
苔むした石垣と緑のコントラストもいいですね。
「千曲川旅情の歌」の歌碑もある、この公園は私にとっても
青春前期の多感な時代、
ロマンを掻き立てられた場所の一つです。

私は高校時代、小海線から乗り継いで当時の信越線で上田まで通学していました。
信越線は、現在「信濃鉄道」と名称が変わりましたが…。
小諸は乗り換え駅で、定期試験の終わった土曜日などは、よく途中下車して
この公園を学友たちと散策した記憶が、懐かしくよみがえってきます。
雲水の吹く草笛を教えて頂いたのもこの頃です。実は父も草笛は
良く吹いていましたが、父からは教えられたことはありませんでした。

藤村の詩「千曲川旅情の歌」の「歌哀し佐久の草笛」の、「哀し」が
当時は理解できませんでしたが…、短歌を作るようになって少し理解
できるようになりました。藤村の詩の底流をなす「哀しさ」も含めて…。

なお、Kenさんに紹介の労を取っていただいた「あなたは虹」の作曲、
歌唱をYokiさんに了解して頂きました。諸々のご尽力に改めて
御礼申し上げます。ありがとうございました。
yama1411
名城の緑が眩いほどです。
小諸城といえばついつい口ずさみたくなる藤村の詩
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ
緑なすはこべは萌えず 若草も籍くによしなし
しろがねの衾の岡辺 日に溶けて淡雪流る」(以下省略)
 がありますが、辛かった青春時代を思い浮かべながら詠んだものと推察されますが、思い当たる自分には切実と胸に。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「信州「おいでなして」」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事