
上田城を訪れると、どうしても真田幸村のことを考えてしまう。
そして、2015年NHK大河ドラマ「真田丸」を見られた方も多いと思う。
少し解説すると、戦国時代最後の名将・真田幸村。
その本名を、真田源次郎信繁という。
戦国の世を駆け抜けた真田信繁は、覇者・徳川家康をも恐れさせる伝説の武将となった。
真田幸村伝説には、もうひとつのストーリーがある。
天才の父、秀才の兄の背を追いかけながら、故郷に住む家族と共に乱世を生き延びていくために、
迷い、悩み、苦しみながら成長していく、家族愛にあふれた次男坊・信繁。
大坂の陣において真田信繁が、戦国時代最後にして最強の砦「真田丸」を作りあげるまでの人生は、
戦国の荒波に揉まれ続けた長い航海の道程でもあった。
真田家の人々は
真田信繁(通称・幸村)

俳優「堺正人」
「日の本一の兵」とも讃えられた、戦国時代を代表する武将。若き日には、上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。関ヶ原の戦いでは西軍につき、高野山に幽閉。大坂の陣では、真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川家康を相手に果敢に戦う。
真田信幸(信之)

俳優「大泉洋」
信繁とは対照的な性格ながら深く信頼しあう兄。関ヶ原で東軍につき、信繁と敵味方に分かれてしまう。信州松代藩初代藩主。
真田昌幸

俳優「草刈正雄」
信繁の偉大な父。知略軍略に優れ、豊臣秀吉に、油断ならない「表裏比興の者」と言わしめた天才武将。
この3人がいわば主役でもあります。
6月8日上田城を散策しますと、まるで3人が生きていて姿を現すような風情であった。
この上田城は3人が精魂傾けた築城物語でもある。
今日はそうした真田の3人を偲びながら「上田城の光と影と緑のアンサンブル」をご紹介したいと思う。



















※写真撮影日は快晴で、全2回でご紹介したいと思う。2回目は「石垣と緑のアンサンブル」時代劇を彷彿とさせます。お楽しみください。