眠れる小鳥

本とゲームの感想を書いたりします!!日々のことも書くかも…?

好きを語れるようになりたい…

2024年をふりかえるよ!!!

2024年12月28日 00時47分39秒 | 雑談

2024年のふりかえりをします!!!
楽しかったことを気ままに綴っていきます。

内容としては、

1.読書

2.ゲーム

3.創作

4.まとめ

になります(*'ω'*)

 

1.読書

今年は前半に調子を崩していたこともあってあんまり読めてない…?と思いきや、読了数は160冊でした。月に13冊ちょっとですね。いろいろ忙しいわりにそんなに読んでいたのかと信じられない気持ち…。
小説とラノベのハイブリッド読書をするいさなさんです。割合は半々くらいかな…ちゃんと記録を取っていなかったのでわかりません><
Xという名のTwitterにも数日中に投稿しますが、ベスト本を数冊選ぶなら、順不同で下記の感じ。

シロナガス島への帰還/鬼虫兵庫
 同名ゲームのノベライズ。ミステリアドベンチャーの特色である緊迫感と息をつかせぬスピードと絶妙なテンポ感が、小説の形式でも衰えずにぐいぐいと魅せてくる、最高に楽しい作品。
 ミステリのほかSFもホラーも込み込みでありながら配分も巧く、監獄のような館からの脱出とちらつく謎の少女にドキドキし、最後には切なる思慕の連鎖に涙がこぼれます…。

君の噓、伝説の君/清水マリコ
 「嘘」シリーズの2作目。中学生の心理描写が天才的…!という作品です。前作も次作も大好きですが、私のイチオシはこちら。
 普通の少年が不思議な少女と知り合い、特別な関係になっていくんですけど、少女の抱えている閉塞感というか人生の行き止まりを、少年が救い出そうと必死になっていく展開が心を揺さぶります。超絶好みでした。

イマジナリ・フレンド/ミタヒツヒト
 空想の友だちが一緒にいてくれる男の子の成長譚。美少女との同棲を、イマジナリの角度から描いたのがすごく面白いと思いました。
 社会に上手く順応できない男の子、男の子の精神が大人びていくと空想の少女は消えてしまう…?という不安の高まりも、じゃあ子どものままでいることが正解かといえば…もあり、オタクなら煩悶必至なストーリーが好きでした!

青春デバッガーと恋する妄想#拡散中/旭蓑雄
 拡張現実なアキバを舞台にした青春SFラノベ。連作短編形式に主人公がアキバで悩み苦しむ女の子に手を差し伸べます。小説では王道でもラノベではあまり見なくてぐっと引き込まれました…。
 現実世界にいる自分に情報を身に着けておしゃれをするというのがまずワクワクするんですよ。生き生きとしたキャラクターもすごく魅力的でしたし、対峙する等身大な悩みも、その解決への丁寧で大胆な道筋も、実に美しい青春を描き出していると感じました。

プロジェクトぴあの/山本弘
 天才少女・ぴあのと男の娘が出会うSF小説。ぴあのが頭脳を駆使して手を伸ばし、もっと先へと手を伸ばし…という姿が、遠くへと行ってしまうようで。
 これは出会いのお話。出会って、終わるお話。オタク文化との絡みも多く、イメージがしやすくて物語に没入して、読み終わって放心状態でした。

ぴよぴよキングダム/木村航
 遠い宇宙からヒヨコの姿の生命体が地球にやってきて、恋の騒動を繰り広げる代理戦争的SFラノベ。タイトルとイラストに惹かれて買ったのは間違っていなかったと自分を褒めたいです。
 ライトな雰囲気で始まるけれど、気づけばキャラクターたちのとめられない衝動や迷い続ける心を、リアルに描いた深みのある青春がダイレクトにぶつかってきます。全3巻の最終巻は、ぶっとんだ構成なんですけど、ついていった先に素晴らしい終幕が待っていました。

純潔ブルースプリング/十文字青
 世界が終わろうとしている中で、学校に通う高校生たちの青臭い騒がしい真っ直ぐな青春。素行不良でやばい奴らと行動をともにしている子もいるし、おのれの信ずる道と向き合う子もいて…
 仲間の危機に駆けつけようと全力で、周りのことは見えてなくて、展開する壮大な戦いの光景には心の底から燃えました。混じりけのない生粋の純潔が、まぶしくて、尊くて、熱を帯びた憧れが心を満たしました。

すべてはギャルの是洞さんの軽蔑されるために!/たか野む
 ドMたちが集まる部活ものコメディ。クラスメイトのギャルの是洞さんに軽蔑されたい男の子が、部活仲間(ドM)たちの助言でアレなアプローチを仕掛けるのが楽しすぎでした。
 前半は変コメディが強く、後半にかけてラブコメの比重が大きくなっていくのは、ブレと捉えることもできますし進展を描いているともいえて、私は心から楽しんじゃいました。ドMの奥深さも勉強になる一冊。女怪人誘惑ものってワード、初めて知ったよ…。


ということで、読書の項でした!
SF要素のある作品多めかも。逆にミステリは弱く、そういう年だったんだなって。
あまり難しいお話を読まないので、たぶん来年も(記事を作るなら)方向性は変わらないかなと思います。
気楽に読める作品が好きなんです。

 

2.ゲーム

クリアしたのは13作品でした。Nintendo SwitchのRPGからPCの美少女ゲームまで幅広くプレイできて楽しい一年だったなって。
美少女ゲームは2作品のみだったのが心残りで、来年は4作品はクリアしたいところ。大好きなので!もっといろいろ遊びたいです!!
全部に感想をつけたい気持ちと労力の兼ね合いでどうしようか迷った結果、二言コメントで駆け抜けていきます。対よろです。

ファイアーエムブレム風花雪月
 本格戦記としての難しさとともに、動的な国内外情勢が把握できてくると類を見ない高揚感だった!指輪はベルナデッタにあげたよ、仕草や言動の数々があまりにもかわいかったので!

スーパーマリオRPGリメイク
 スーファミ版は子どもの頃にプレイ済みだけど、当時はクリアまでいかなかったので今回が初クリア。お気に入りシーンは序盤のキノコ大臣の連続マリオ呼び止めだよ!

シロナガス島への帰還
 小説を読み終えたあとに原作のゲームもプレイしたよ。ビジュアルが加わったことでホラー要素が強くなり、怖いものが苦手ないさなさんはビビり散らしたよ!

Sea of Stars
 カナダ産のドット絵が壮麗なRPGで、空気は独特なんだけど操作感は慣れ親しんだ感じなのが楽しかった!世界を滅ぼそうとする敵を倒す冒険に出る王道ストーリーでありながら、最も大きく描かれているのは固い友情という、心が熱くなり余韻も素晴らしすぎる名作ゲームだった!

食用系少女
 美少女たちが超絶可愛い台湾産の屋台経営ゲーム!夜市という文化をはじめとした、台湾の生活風景が垣間見えるのが面白かった…滷肉飯(ルーローハン)はこのゲームで初めて知ったし、その擬人化のルルが可愛くて最高だった!

カノジョ*ステップ
 田舎に転校してきた秋くんがいろんな女の子と出会い、恋を育む美少女ゲームで、出てくるキャラがみんなして変な方向にぶっとんでいるのが楽しかった!なんだかんだとみ子のネガティブ叫びが忘れられないよ…

黄金の太陽 開かれし封印&失われし時代
 子どもの頃にテレビCMで見て以来ずっとやりたかったゲームだったので念願叶ったことが幸せだった!錬金術を題材にしていて、危ない力の復活をめぐって衝突…世界の広がりに腰を抜かすかと思った、ラスボス戦がほんとギリギリで絶体絶命だった…

ドラゴンクエストモンスターズ3
 ドラクエ4の登場キャラの魔族王子ピサロが主人公という期待ばりばりのゲームだった。モンスターズシリーズの特色である配合に沼り、育成しまくったけれど最終的には苦戦に次ぐ苦戦だったのが思い出深いよ。

オクトパストラベラー
 世界の別々のところに暮らす8人の主人公が、冒険で出会い協力していくストーリーがすごくワクワクした!ジョブの配置を考えたり、バフとデバフの管理とか結構シビアで苦労して、プレイ時間も今年一番だった。

ドラゴンクエスト3リメイク
 言わずと知れたドラクエ3のHD-2D化、フィールドの美しさとか新職業の魔物使いなど新鮮な気持ちでプレイできた。商人のサイドテールと戦闘時のポーズがかわいくて大好きです!!

蒼の彼方のフォーリズム
 空を飛べる靴を使って空中で戦う競技・FCを扱った美少女ゲーム。試合での駆け引きには手に汗握るしヒロインのかわいさも実に良き…FCの技術を吸収してはめきめき成長していく明日香の底知れなさが、一番ぐぐっと惹かれたな…

Refind Self:性格診断ゲーム
 ゲーム内のゲームをプレイしていてぶつかった選択肢やとった行動で性格を診断してくれるという興味深すぎるゲーム。性格がわかるのも楽しいけど、プレイするゲームの仮初な感じの世界設定とか独特な空気感がすごくそそって奥深い作品でした。


ということで駆け足で二言コメントでした!
今年一番を決めるならSea of Starsです!!友だちを気遣い、大切に思い、笑い合って励まし合って…終幕の込み上げる感動は言葉に尽くせない…大好きです。
来年も意欲的にいろいろなゲームに手を出していきたいなの気持ち。

 

3.創作

執筆によく励んだ一年でもありました。書いた作品数は13作品。短編が多いので総文字数はたかが知れていますが、思いつくまま好き勝手書いてました。書くのが、というか作品を生むのが大好きなんです!
私が書くのは「私が一番好きな物語」なので、他者に読まれることは二の次にして書いていたりします。あんまり良いとはいえないですけど、それが趣味で、それで続けていられるみたいなところはあると思います。自分の理想を生み出すのは純粋に楽しいです!

以下は最新作のクリスマス小説のリンクです!お読みいただくと私が飛び跳ねて喜びます。
タイトルは『クリスマス限定スペシャルブレンド』です!
クリスマスの真夜中にそれぞれ夜更かししている兄妹が、リビングで遭遇して一緒にコーヒーを飲む短編小説です(*´ω`*)

クリスマス限定スペシャルブレンド(さなこばと) - カクヨム

クリスマス限定スペシャルブレンド(さなこばと) - カクヨム

真夜中のリビングで兄妹がばったり。何も起きないはずがなく……?

カクヨム - 「書ける、読める、伝えられる」新しいWeb小説サイト

 

以上、短いですが創作についてでした!


4.まとめ

今年は前述したとおり前半で調子を崩してしまって、徐々に立ち直りながら様子見する時期がありました。元気がないと好きなことも楽しめなくなるのでつらいです><
夏の終わりにはだいぶ持ち直して、秋の半ばには回復できました。今は元気です!!
とはいえ、本はたくさん読みましたし、ゲームも満喫しましたし、創作も熱中したりしていて、総括で言えば終わりよければ良い一年だったなという実感です。

来年の抱負はまだ考えていないですが(考えないと…)、今なんとなく思っているのは、読書量を少しだけ減らしてブログの更新頻度を上げたりゲームの時間を増やしたりしたいです。
本を読むことが義務感になってきている側面があって、もやもやもあるので、一極集中よりも幅広くを意識していきたいなと思っています。

ということで、2024年のふりかえりでした!!
また来年も、気が向いたときにでも当ブログにきていただけたら嬉しいです。

ではです!!

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蒼の彼方のフォーリズム クリアしました

2024年12月15日 17時10分26秒 | ゲーム

spriteより『蒼の彼方のフォーリズム』をクリアしました。

空を飛べるようになる靴・グラシュを履いて、空中を飛び回り得点数を競うスポーツ・フライングサーカス、通称FCを題材にしたスポコン青春恋愛物語。
大会で勝つことを目標に、4人のヒロインの技術と心の成長を、同年代でありコーチでもある主人公の日向晶也の成長とともに描いています。
真っ直ぐなスポーツものとしての熱量。空を自由に飛ぶというロマン。丁寧に伝わる心理表現。
運命の秋の大会にかけて加速して盛り上がっていく4人それぞれのストーリーがとにかく熱かった……。

  • ストーリー

かつてFC競技で類まれなる活躍を見せた日向晶也は、訳あってFCを引退し普通の学生としての日々を送っていた。
そんな彼の前に現れたのは、転校してきたばかりの女の子・倉科明日香。
明日香はグラシュの存在を知り、空を飛び回れることに目を輝かせ、晶也を再び空へと連れ出していく。
部活に入部して、1人だけの部長を喜ばせるやいなや、他にも部員が集まって、みんなでまずは夏に開催される大会の出場を目指すのだった……。

弱小のFC部を、過去に天才選手だった晶也が引っ張り上げていくうちに、4人のヒロインとの絡みも増えて、それぞれが持つ長所と短所も見えてきます。
反射神経だけが飛び抜けていたり、技術をものにする速度が素晴らしかったり、努力を地道に重ねることに長けていたり、または際立ったところがなかったりもして。
晶也はそれらの個性を見て、選手としての実力を上げようと励む、直球のスポコン展開が楽しめます。
そして晶也自身のことも。
彼も選手の立場では恐ろしく強くも、教える側としては未熟なところが多々あって、かなりの失敗や失策をします。そんな彼が様々な場面から学びを得てコーチとして成長していくのも、ヒロインたちとの目線と合わさってとても面白かったです。

そして始まった大会……その結果から、それぞれのヒロインへのルート分岐となります。

  • キャラクター

倉科明日香
 転校してきたばかりで空の飛び方を知らなかった女の子。あらゆる意味で純粋な心を持つ彼女が、諦めの晶也を空へと連れていきます。
 空に対する無限の憧れとキラキラした瞳が、明日香の一番の魅力でした。負けても、あまりに圧倒的で一方的な試合を見ても、それを楽しいと思う彼女、その果てのなさが怖いという一面もあり。
 強大すぎる敵との戦いがそびえたつストーリーに絶望感も半端なかったですが、それ以上に明日香のへこたれるという概念を知らないぶれなさが恐ろしく思いつつ、すごく惹かれました。
 終盤のものすごい地点に到達する明日香には、ただただ息をのみました……。
 あおかなで一番好みのヒロインでした。

鳶沢みさき
 仲のいい同級生でのらりくらりしたところがある女の子。なんでもすぐにものにしてしまうすごい能力が、彼女を苦しめることに……。
 大会の結果で思い知らされたみさきが、すねるというかFCから逃げ出してしまうシーンがとてもやきもきしました。その心の弱さが、すごく人間味があって、ある意味では等身大の女の子だと感じました。
 そこからの奮起につながる後半、エンジンがかかったように白熱を増していく練習と、集うのはサブキャラたちという変則感がとてもわいわいがやがやしていて楽しかったです。
 勝負に勝つこと以上に、勝ちたいという気持ちが大事であること。
 みさきのお話は、その意志がいかにして生まれ、高く高く燃え上がっていくかを描いていて、とくに終盤の試合には心が打ち震えました……。

有坂真白
 みさきのことが大好きな後輩の女の子。晶也のことをからかいつつ、心の中では夢中になっている……という彼女がとてもかわいかったです。
 真白は恋の要素の比重が大きく、恋に目覚めたばかりの女の子の初々しいやり取りが見られてニヤニヤでした。猫の真似があまりにもかわいかった……。
 みさきのFCへの消極性が、真白の心をざわつかせ、なんとかして部活に呼び戻そうとする姿が、けなげで切なくもあって。
 それと同時に晶也への恋心も止まらなくなって、ぬいぐるみを使った一人二役をしたり。真白の近づきたい気持ちと及び腰の気持ちのぶつかり合いがまたいじらしかったです。
 元気なところをよく見せる真白が、みんなの前では笑顔で振るまって、陰でこっそり泣いている姿が深く心に残りました。

市ノ瀬莉佳
 他校に通っている、家はお隣さんの年下の女の子。生真面目で努力家の一生懸命、それが通用しない世界で右往左往する彼女に少なからずの共感がありました。
 頑張る姿にとにかく応援したい思いでした。好きといえることに壁を感じていたり、自分の中で楽しいという気持ちと向き合っていたり、自分の見せ方を偽ってみたりしていて。
 莉佳の前に立ちはだかるのは、反則上等な動きを得意とする他校生の女の子。彼女との因縁が、莉佳を覆う殻を破らせていく、FCと自分なりに向き合う力となっていくのがとても熱かったです。
 指導を受ける中で生まれる恋……年下の莉佳がその立場として晶也の上を取るシーンがとくに好きでした。よいもの……。

  • まとめ

青春でスポコンで、恋愛。そのすべてを真っ直ぐに届けるとても気持ちの良い物語でした。
終盤に待つ試合で戦うヒロインの、心の底から叫ぶ姿と敵との激しい交差と、掴もうとする勝利。緊張感と高揚感に心が震えました。
FCというスポーツを心の底から楽しむキャラクターたちの躍動。情熱。羨望。
全力で熱くなれる物語でした。

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