ひとりの青年が、自分もまた仏様にお花を献げたいと花を探しましたが、花という花すべてがお城に集められてしまったので、一本も見つけることができません。困っていたところへ、7本の花を持ってお城へ向かう少女に出会います。
青年は「その花を譲ってもらえないか」と少女に頼みますが、少女は「この花は王様に納めるためのものだからあげるわけにはいかない」と断ります。それでも青年は、自分の全財産を出すので、5本でよいから譲って欲しい」と頼みこみます。
「なぜ、全財産をなげうってまでしてお花が欲しいの?」と尋ねる少女に青年は、仏様に献花する功徳の大きさを話して聞かせました。青年の熱意に打たれた少女は、青年に5本の花を差し出し、自分は残りの2本の花を持って、王様のところへは行かずに、一緒に仏様の所へお花を捧げに行ったのでした。
それが縁で後に、青年と少女は結婚し幸せな夫婦となりました。
その青年が後の世で、お釈迦さまとして生まれ変わり、その少女が、お釈迦さまが出家前に結婚されたヤショーダラ姫の前世の姿だったということです。
浄土宗の仏前結婚式ではこの故事にちなんで、新婦が7本の花を持って入場し、そのうちの5本を新郎に渡し、新婦は残りの2本を持って、一緒に仏様に献華して結婚の証しを立てる儀式を行ないます。この儀式を「行華」(あんげ)と呼びます。
花嫁さんがお花を持って登場する姿は、教会式でも仏式でも変わりません。
もうすぐ花嫁さんになる先生に、一昨日は園児たちが1本づつお花をあげてお祝いしました。
井草流「行華」(あんげ)ですね。
今日、Happy Wedding
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