吉祥寺恋色デイズ、茶倉譲二の妄想小説です。
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茶倉譲二プロフィール 喫茶クロフネのマスター
身長:183cm 体重:70kg
血液型:O型 特技:歴史語り、特徴:歴史オタク
ヒロインの初恋の人。公園でサンドイッチをもらったり、抱っこしてもらったりしてた。
この話は3年後編でヒロインと結ばれて、数ヶ月経った頃。実家から帰ってきたクロフネで暮らしている。ヒロインは大学3年生。
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夜中に、優しい愛撫を感じて目を覚ました。
譲二「百花、ごめん。どうしても、我慢できそうにないんだ。」
譲二さんは私を抱きしめるとキスをした。深く深く。
私もそれに応えて、譲二さんの背中を優しくなぞる。
こんな時の譲二さんの表情は、なんだかとても切なそうに見える。
私を抱く時にはいつも、「きれいだ。」とか「かわいいよ。」とか繰り返し声を掛けてくれる。
その言葉は照れくさいけど、なんだか嬉しくもある。
本当はそんな風に声を掛けてもらっている時の私の顔は苦痛に歪んでいたり、快感に喘いでいたりで、きっときれいとは程遠いと思うんだけど…。
でも、譲二さんにとってはそんな私が愛しく感じられて、「きれいだ」と言ってもらえるのだと思う。
私と一つになった譲二さんが切なそうに言う。
譲二「もっともっと、百花の中に入れたらいいのに…。もっと百花の奥まで入りたい。」
私はそんな譲二さんが愛しくて、腕を絡めてしがみついた。
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譲二さんは、大きく息をつくと、覆い被さったまま私を抱きしめた。
素肌と素肌があわさる。
譲二さんの激しい鼓動と汗ばんだ肌、体重が感じられて、なんだかうれしい。
荒い息を吐きながら譲二さんが言った。
譲二「ごめんね。寝ているところを起こしてしまって。」
百花「ううん、いいの。それより、もうしばらくこのままでいて。」
譲二「でも、重たくない?」
百花「このまま譲二さんの重さを感じていたいの。」
譲二さんは苦笑した。
譲二「だって、このまま俺が寝ちゃったら、百花がつぶれちゃうよ。」
あ、私に全体重がかからないようにちゃんと支えてくれてたんだ。
百花「つぶれちゃったりはしないよ。」
譲二「それより…」
天地が逆転した。今度は私の方が譲二さんの体の上に乗っかってしまった。
百花「!」
譲二「俺も百花の体重を感じたい。」
百花「私、重たくない?」
譲二「全然。俺の半分くらいしかないでしょ?」
百花「ふふっ。さすがに半分よりは重たいよ。」
譲二「…ねえ、百花。」
百花「なあに?」
譲二「俺と…こんな風になって、後悔してない?こんなオジサン相手のエッチばっかりさせられて…。百花だったら、もっと若い男の子がいくらでも選べるのに…。」
百花「またそんなことばっかり言って。譲二さんはオジサンなんかじゃないのに。譲二さんは私の大切な人なのに。私は譲二さんとこんな風にしてるのが一番幸せなのに。」
思わず涙がこぼれてしまった。譲二さんはそれを優しく指で拭ってくれた。
譲二「ごめん…。また泣かせちゃったね。俺は…今があんまり幸せすぎて、時々これは夢なんじゃないかって、思ってしまうんだ…。」
百花「私も今、とっても幸せ…。」
譲二「うん」
百花「ねぇ…、譲二さん」
譲二「…うん…。」
百花「…譲二さん?」
譲二「…」
百花「譲二さん?」
軽い寝息が聞こえる。
(譲二さんは寝ちゃったんだ)
毎日毎日、忙しい思いをして、それなのに夜は私を抱いたりして…。
疲れてるよね。
そっと譲二さんの上から降りて肩に寄り添う。眠っている譲二さんの唇を指でそっとなぞる。
譲二「…百花…」
私の夢を見てくれてるのかな?
私も譲二さんの夢が見られますように。そう祈って、瞼を閉じた。
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