恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


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『それは突然の告白から始まった…』

2014-06-08 10:03:28 | ハル君ルートで茶倉譲二

 譲二さんには「女々しい」とか「ヒロインに先に告白させるな」とか「ヒロインをさっさと抱いてやれよ」とかいう巷の声がある。
 で、譲二さんがもう少し積極的でヒロインに手を出すような人だったらという仮定の妄想を考えてみた。それも、譲二ルートではなく、春樹ルートで。
 譲二さんルートとの混乱を避けるため、ヒロインの名前は佐々木美緒とします。



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 好きになったヒロインに迷わず告白し、実力行使にでてしまう男らしい譲二さん。
 ただやっかいなのは、ヒロインが好きなのは譲二さんではなく、別の男の人だった。そう…、たとえばハル君。


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茶倉譲二: 喫茶クロフネのマスター
身長:183cm 体重:70kg


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『それは突然の告白から始まった…』その1

〈譲二〉
 美緒ちゃんとハル。この頃2人は急接近している。

 美緒ちゃんはまだ高校生だし、もう少し大人になってから、俺の気持ちを伝えようと思っていた。でも、このままではハルに先を越されてしまう。そう考えるといても立ってもいられない。

 美緒ちゃんとの間に既成事実を作ってしまい、俺のものにしてしまおう。その誘惑がここ数日どうしても頭から離れない。

 俺はそれを今夜決行しようと決心をした。


〈美緒〉
 みんなが帰り、closeの札をドアにかける。
 マスターにおやすみなさいを言って自分の部屋に入った。
 しばらくして、ノックの音。

譲二「美緒ちゃん…、まだ起きてる?」
美緒「はい。何ですか?」
譲二「ちょっと入っていい?」
美緒「どうぞ」

 私がドアを開けると、マスターは部屋に入り、直ぐにドアを閉めた。

美緒「マスター、こんな時間にどうしたん…」

 私が言い終わらないうちに、マスターは私を抱きしめた。

美緒「マスター?」
譲二「ごめん…。今まで我慢していたけど、どうしても気持ちが抑えられなくて…。」

 私を抱きしめるマスターの手に力が入る。

譲二「美緒ちゃん、俺はずっと前から君のことが好きだった…。
 10歳も年上だし、美緒ちゃんは高校生だし、本当はもう少し美緒ちゃんが成長するのを待ってから告白しようと思ってた…。
 でも、ライバルは多いし、このままだと美緒ちゃんを他の男に取られてしまうと思うと、もう自分を抑えることができなくなってしまった。」

美緒「そんな、マスターが私のことを好きだなんて…。」

 マスターの思いがけない言葉に私は戸惑った。

譲二「美緒ちゃん、大好きだ。俺のことを好きになってくれとは言わない。でも、俺の気持ちを受けとめて欲しい。」

 マスターはそう言うと、私の唇にキスをした。何度も何度も…。その内にキスはだんだん深くなって…。

美緒「…マスター、苦しい。」
譲二「ごめん。逸ってしまって、息ができなくなった?」

 そう言いながらも、マスターは抱きしめるのをやめてくれない。私はさっきの激しいキスに頭がぼーっとしていた。

 もしかして、さっきのは…。私のファーストキス…。
 そのことに気がつくと静かに涙が溢れてくる。

マスターはちょっと慌てた。

譲二「ごめん。乱暴にしてしまって…。泣かないで。」

 そして、私の涙にキスをすると唇で吸い取った。そのまま私の頬に首筋にキスの雨を降らせた。

 キスの合間にマスターは優しく囁いた。

譲二「美緒ちゃん…、大好きだよ。…それに…とってもきれいで…。可愛い…。」


 私はただただ初めてのことの連続に茫然自失で、マスターにされるがままになっていた。

私を抱くマスターの顔は真剣で、今まで見たことがない表情だった。

 マスターが私の中に入って来る時、ハル君のことが思い浮かんだ。
 そして、「ああ、これがハル君だったらいいのに」と思いながら、マスターを受け入れた。

 私はまた静かに涙を流し、マスターはそれを唇で吸ってくれた。




☆☆☆☆☆

『それは突然の告白から始まった…』その2


〈美緒〉
 翌朝目覚めると、ベッドに1人で眠っていた。

 昨夜のあれは夢じゃないよね。体は少しけだるく、体の奥にはかすかな痛みを感じた。

 机の上には
『美緒ちゃん。俺を受け入れてくれてありがとう。大好きだよ。
                        譲二』
というメモ。

 1階に降りると、マスターはいつも通りに朝食を用意してくれていた。

 朝食の時はあまりにもいつも通りのマスターに、恥ずかしくて昨夜のことを言い出すことができなかった。
 そして、マスターはいつもと変わらない様子で私を送り出してくれた。


 学校に行って、いつものようにハル君が話しかけてくれるけど、まともに顔を見て話すことができない。

 だって、もう私は昨日までの私じゃないもの…。クラスメイトの女の子たちとは違う。
 私はもう女になってしまった。

 ハル君のことが好きでも、ハル君に好きになってもらう資格はない…。ハル君の優しい目をみたら、私はきっと泣いてしまう。

 いたたまれなくなって、授業が終わるとすぐに学校を後にした。でも、クロフネに帰って譲二さんと顔をあわすのもなんだか気まずい。

 いつもより遠回りをしたり、タコ公園によってみたり、でも結局他に行くところはなくてクロフネについてしまった。


 部活のある剛史君とハル君以外はもうみんな集まって来ていた。みんなと話しているといつもと変わらない。マスターの様子も変わらないので、店をいつも通り手伝う。

 そのうちにハル君と剛史君も来て、とりとめのない話題でもりあがった。

 …でも、やっぱりハル君とだけは目を見て話すことができなかった。

☆☆☆☆☆


『それは突然の告白から始まった…』その3

〈譲二〉
 翌日の夕方、みんなが集まり出したのに、美緒ちゃんがなかなか帰って来ない。

 『やっぱり昨日無理に抱いたのが良くなかっただろうか』と心配しているうちに、やっと帰って来た。
 みんなとやり取りする様子はいつも通りで、ほっと胸を撫で下ろした。


 みんなが帰って2人っきりになると、美緒ちゃんを後ろから抱きしめた。

譲二「美緒ちゃん、早く2人だけになりたかった…。」

 美緒ちゃんを振り向かせると、両手で頬を挟んで顔を覗き込む。
 ちょっと困ったような美緒ちゃんの顔。ほんのりと頬が赤い。

百花「マスター…」
譲二「大好きだよ…。」

 俺は熱いキスを繰り返した。美緒ちゃんはもう諦めたのか俺のなすがままだ。
 
 深くキスしながら、愛撫を繰り返した。

 俺の火照りは限界に達して来たので、耳元でそっと囁いた。

譲二「2階へ…いこうか?」

 美緒ちゃんがそっとうなずいた。

 俺は彼女を抱き上げると、階段をゆっくり上っていく。
 美緒ちゃんが俺の首にしがみついた。

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『それは突然の告白から始まった…』その4

〈美緒〉
 今日は私の部屋ではなく、マスターの部屋に入った。
 熱いキスを繰り返しながら服を脱ぎ捨てていく。

 マスターは、
私をじっと見つめた。
 私は恥ずかしくて手で体を隠し、赤くなりながら顔をそらした。

譲二「美緒ちゃん…。とてもきれいだよ。」

美緒「マスター…。恥ずかしい。」

譲二「美緒ちゃん…、もしよかったら、その…、マスターじゃなくて名前で呼んでくれる?」

美緒「…じょ、譲二さん」

譲二「うん、それでいいよ。2人だけの時は名前で呼んで」

 その夜も譲二さんは優しく優しく私を抱いた。

 恥ずかしくて、声を我慢していると譲二さんは言う。

譲二「もっと、声を出していいよ。可愛い声だからもっと聞きたい」

☆☆☆☆☆


 譲二さんと初めて結ばれてから、1週間がたった。

 ほとんど毎晩2人だけになると譲二さんに抱かれている。
 はじめは苦しくて、痛いだけだった営みも少しずつ心地よいものになっている。譲二さんに抱きしめられるのも、キスされるのも、肌と肌をあわすのもどこかで待ち望んでいる自分がいる。

(もしかしたら、私は譲二さんのことを少しずつ好きになっているのかな?)

 もちろん、ハル君のことを思い出すと胸がつぶれそうになるので、なるべく考えないようにはしている。

 でも、譲二さんに抱かれている時に、ふとハル君に抱かれているつもりになっていることがある。
 そんなこと、ハル君にも譲二さんにも申し訳ないから、急いで打ち消すのだけど…。


☆☆☆☆☆

 机の引き出しの奥、手帳を引っ張り出した。
 その手帳に挟んであるのは、ハル君と一緒に撮ったプリクラ。ハル君と変顔で写った私はとても幸せそうに見える。

 あの頃のことがもう随分昔のことのように思える。ほんの1、2週間くらい前のことなのに…。
 このプリクラと携帯につけた四葉のクローバーのストラップだけがハル君との思い出。

 また、涙が溢れてくる。

 プリクラを元通り手帳に挟むと引き出しの奥にしまった。


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『それは突然の告白から始まった…』その5

〈譲二〉
 あれから毎日のように美緒を抱いた。

 少しずつ体はなじんで来て、美緒も気持ち良く感じることが増えたように思う。俺の腕の中で喘ぐ姿は本当に可愛い。

 無理矢理抱いて、彼女を傷つけてしまったけど、この姿を他の男には見せたくない。

 (あれからもう一週間以上経ったな…)

 彼女を抱いた後、やさしく抱き寄せた。俺は前から気になっていたことを聞いてみる。

譲二「美緒…。無理やり美緒を女にした俺のことを恨んでる?」

美緒「え…」

 あまりにも強引なやり方だったと、少し反省している。自分に余裕がなかったからなんだけど…。
 俺は大きくため息をついた。

譲二「俺は美緒がハルのことを好きなことを知ってる。知ってて自分のものにしたんだ…」

美緒「…」

譲二「美緒のことはずっと前から好きだった。美緒はまだ若いし、一緒に暮らしているんだから、少しずつ俺の方に振り向かせようと思ってた。
 でも、ハルも一護も、りっちゃんやみんなも美緒に気があるみたいだし、このままだと他の男に取られてしまうと思ったら、どうしても美緒を自分のものにしたくなった。美緒の気持ちは無視してね…」

 俺は自嘲気味に笑った。

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『それは突然の告白から始まった…』その6

〈譲二〉
美緒がハルのことを好きだと知っていて抱いたのだという俺の告白に
、美緒は戸惑ったように俺の名を呼んだ。

美緒「譲二さん…」

 俺は思い切って聞いてみた。

譲二「さっきも、美緒は俺に抱かれている時、ハルに抱かれているつもりになってたでしょ?」

美緒「!! どうして?」

譲二「やっぱり…。それぐらいわかるよ…。美緒のことが大好きで、いつも美緒のことを見ているから…。」

 ハルを好きなんだから当然だよな。ほんの一週間俺に抱かれたぐらいで、ハルのことを忘れられるわけはない。

美緒「…ごめんなさい。」

譲二「謝らなくていいよ。もとは俺が悪いんだし…。でも、たとえ美緒に恨まれても、抱いている時にハルを思い浮かべられても、俺は美緒を手放すつもりはないから…。」

 俺は美緒を抱きしめた。
 美緒の体を知って、前にも増して愛しくてたまらない。
 もう、俺には彼女無しの毎日なんて考えられなかった。

譲二「そして、いつか本当に俺のことを好きにしてみせるから」

 必ず、ハルのことを忘れさせる。俺だけを見つめさせてみせる。
 どんなに時間がかかっても…。


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『それは突然の告白から始まった…』その7

〈美緒〉
 譲二さんに「俺のことを恨んでる?」と聞かれた。

 譲二さんを恨む…。
 そんなこと考えたこともなかった。

 突然のことで驚いたし、ハル君のことを思うと悲しくなるけど…、譲二さんを恨んだりはしていない。
 それより、少しずつ好きになっているかもしれない。

 譲二さんは私を抱きしめて言った。

譲二「いつか本当に俺のことを好きにしてみせるから」

 譲二さんの整った顔を見つめる。

 ハンサムでかっこ良くて、頼りがいがあって優しい譲二さん。
 こんな素敵な恋人はいないよね。こんな人がイヤだなんて、贅沢だよね…。

 譲二さんに不満があるとしたらただ一つ…。ハル君ではないということだけ…。



『それは突然の告白から始まった…』おわり


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 『譲二さんに不満があるとしたらただ一つ…。ハル君ではないということだけ…。』

 この言葉って、譲二さんにとっては残酷ですよね。どんなに努力してもハル君にはなれないのだから…。

 このヒロインはハル君ルートのヒロインなので、基本ハル君のことが好きで好きでたまりません。このことがずっと後までこの話の譲二さんを苦しめていくことになります。


 こ
の続きは『秘密のデート』になります。


次回はまた、譲二さんルートの譲二さんの高校時代のお話の予定


『秘密のデート』へ


ビジュアルは大事

2014-06-07 16:04:56 | 日記

浦賀航くんの続編配信始まったね。

ここから後は、航くんのファンの方は読まないことをオススメします。
多分、不快になるので。










 浦賀航くん。初めて見たときから私は怖いです。(((゜д゜;)))
 あの立ち姿、見た瞬間ゾーッとした。

「選んでください」という項目にそれがあって、迷わず「あの人が怖いから」というのを選んでしまった。(-"-;A

 後でよく考えると、それは間違いの答えだったですけど。

 リュウ兄の本編で出て来るストーカーの人も怖いですが
(((( ;°Д°))))、あれは怖い人ということで出て来ているので、怖くて当たり前かと。
 リュウ兄が守ってくれるし…。(;^_^A

 でも、航くんからは誰も守ってくれない。(・_・;)

 ヒロインは色々心配して。(;°皿°)話しかけないといけないし…。
 普通に色々話さないといけないのはかなり苦痛。
 クロフネの二階に住んだらと言い出した時には「やーめーてー!」ヽ(;´Д`)ノと叫びそうになった。

 だからね、大好きな譲二さんの続々編、航くんの出て来る4話以降は苦痛なのでやる気にならないの。。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。

 本当はいろんな譲二さんに会いたいので、思い出した時にボツボツやってたりするんだけど、続々編に関してはそれができないのでかなり辛いです。(ノ_・。)

 この間航くんが出ることを忘れて(嫌なことは脳内から削除されているらしいσ(^_^;))やっていたら、航くんが出て来て、やっぱり怖かった。

 譲二さんの続々編には浦賀玲次さんも出てきます。玲次さんの方はビジュアル的にはきれいなんですが、ゲームではやってないです。

 玲次さんはオカマの人ということで、それだけでやる気が失せるので…。( ̄_ ̄ i)

 やってみれば面白いのかもしれないけど(特捜24時の京橋さんの例もある)、お金を出してまでは気にいらないキャラはできないよね。同じお金を出すなら好きなキャラの話をしたい。

 「恋人は専属SP」も絵柄が好みではないので、恋カフェのチケットで出来るストーリーもほとんどしていないかな。
 とっても人気はあるみたいなので、面白いんだろうけどね。
 
 結局、キャラのビジュアルは大事だなと思う。

 ビジュアルがきれいかどうかではなくて、好みかどうかがね。

 私が興味の無いキャラでも好きな人はものすごく好きみたいだし、反対に私が好きなキャラをみても「ふーん」としか思わない人もいるわけで。

 みんなの好みがバラバラだから、この世はうまくできているんだろうな。
(=⌒▽⌒=)


雨季雨季ふぇすてぃばる’14~新羅くんの続編エピローグ

2014-06-06 20:50:07 | 今宵、妖しい口づけを

『今宵、妖しい口づけを』で

 



6月に入って『雨季雨季ふぇすてぃばる’14』が始まったので、早速参加してみた。
o(〃^▽^〃)o

 1日目は新羅くんの続編エピローグ。
 なんだけど…、新羅くんは本編しかしてないのに、いきなり続編エピローグをするなんて、どうよ。( ̄へ  ̄ 凸
と思ったけど、気にせずやってみた。

あのちょっと照れ屋の新羅くんとすごくベタベタになっていた。ヽ(*'0'*)ツ

 お話は、大食いの妖たちがそう大きくもない冷蔵庫に目一杯自分の食べたい食料品を詰め込んで、冷蔵庫が冷えなくって食品がどれもダメになっていた。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 唯一大丈夫だったプリンの持ち主、新羅くんのせいだということになって、ヒロインと食品の買い出しに…。

 そこで、町民運動会の二人三脚で一等賞になると大型冷蔵庫をもらえるということで、新羅くんとヒロインが二人三脚の特訓をすることに…。

 練習で妖が雅-京牙、千影-雪之丞とそれぞれペアになって、二人三脚で競争するヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノんだけどそれも楽しい。ヘ(゜∀゜*)ノ

 雅-京牙ペアは例によって、「なんで(男の)京牙とこんなにくっつかなきゃいけないんだ」(`ε´)とか難癖つけてるけど、千影-雪之丞ペアは最強で掛け声をかけながら、速い速い。
ε=ε=ε= (ノ^^)八(^^ )ノ
 で、新羅くんとヒロインのペアがドベなのね。

 本番では頑張るも決勝でヒロインが転んでしまい、惜しくも2位。
 それで大型冷蔵庫は貰えなかったけど、テーマパークの招待券2枚で、新羅くんとの念願のデート。
 テーマパークの新羅くんも射的がうまくてかっこよかった。
(〃∇〃)
 次の話も楽しみ…というか、目あては三日目の京牙さんの続編エピローグなんだけどね。


男、一匹狼…京牙さん『今宵、妖しい口づけを』

2014-06-06 08:46:46 | イラスト

「恋して春旅」の京牙さんルートの話で、日光のお土産屋さんでヒロインと京牙さんが買い物をする場面がある。

 そこで、京牙さんが『男・一匹狼』とプリントされたTシャツを見つけてo(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪欲しそうにするシーンがあるんだよね。

 ヒロインに「そんなもの買わないでください」(`(エ)´)ノ_彡と言われて渋々諦めるんだけど…。(ノω・、)

 私は「こ、これは…『男・一匹狼』のTシャツを是非とも京牙さんに着せねば…。Σ(=°ω°=;ノ)ノみ、みたい…」
と思ってしまった。

 そこで、必死で頑張りました。

 Tシャツの文字は背中に書いてあるだろうし、かといって京牙さんの顔は見せたいしで、無理なポーズを頑張りました。(;^ω^A

 Tシャツやらジーンズの後ろ姿やら画像検索して…。

 ちなみに色っぽいジーンズの男性のお尻は皆無でした。みんなだぼだぼのを履いてるの。(´_`。)
  
 それと京牙さんて人間のお耳を持っていないので、顔を描く時に結構バランスが取りにくい。

 ここにお耳があって…と仮の耳を描けばいいのかもしれないけど…。

 

京牙…男、一匹狼』



 で、PCで便利なのは一つ下絵を作るとコピーして少し違った絵が描けること。

 京牙さんの後ろ向きポーズもTシャツ姿だけではもったいないので、お耳付きの普段着姿も描いてみました。

 和服の後ろ姿がよくわからないので、羽織袴姿もいっぱい画像検索した。お陰で私のプラウザには男性の羽織の貸衣装の広告が載るようになったww(^ε^)♪




 

『京牙さん…お耳付き』



 ちなみに、譲二さんに平安時代の直衣(?)を着せようと計画しているので、和服姿の勉強が出来たのは良かった。

 譲二さんには絶対に似合うはず。(*゜▽゜ノノ゛☆

 まだまだ、人物のポーズとかつけて描くのは苦手だけど…。

 頑張って上手に描けるようになれば、自分の好きなキャラのスチール写真がたとえ残念でも、自分の思い通りのキャラのイラストを手に入れることが出来るはず。о(ж>▽<)y ☆

 と、遠大な野望を胸に日夜頑張っています。('-^*)/


一夜だけの恋人

2014-06-02 12:59:59 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

時々読みに来てくださる方がいるようなので、アメブロの規制に引っかかって削除した部分もオリジナルに戻しました。


吉祥寺恋色デイズ、種村春樹の妄想小説です。
 ネタバレ少しありです。

☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg
血液型:A型 特技:勉強・空手 
性格:明るいしっかりもの。
優しくて明るい爽やか少年。
小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。


☆☆☆☆☆
 えー、ハル君ルートの続編のラストでは一泊旅行をしたにもかかわらず、ハル君はヒロインに手を出しませんでした。

 ハル君自身が、どうすればいいかやり方がよくわからなかったというのが理由ですが、こんな時女性も初めてだとどうしようもありません。

 で、ハル君の相手が初めてじゃなかったら、めでたく出来てた?というところから、このお話を考えてみました。

 相手は譲二さんルートのヒロインで大学3年くらいで21歳を想定してます。
 ハル君とヒロインは車で出かけた先で土砂崩れによる道路の寸断にあい、とりあえず近くにあった小さなペンションに泊まります。

 このシチュエーションは『特別捜査密着24時』の京橋さんルート本編で、恋人になる前の京橋さんがヒロインに手を出してしまう話(15話中8話目)
(早!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ)からとってきました。

 これくらい追い込めば、さすがのハル君もヒロインに手を出すだろうと。
☆☆☆☆☆

一夜だけの恋人~その1

 大雨のため土砂崩れで動きが取れなくなって、小さなロッジ風の宿泊施設にハル君と泊まることになってしまった。


 簡素なテーブルと椅子が一つとシングルのベッド。



百花「ティーバッグがあるよ。お茶でも飲む?」


春樹「あ、ありがとう。ポットの水は俺が入れてくるよ。」



 ハル君は私の手からポットを取り上げると水を入れにいった。

 ポットのお湯が沸く間、2人でベッドの上に座っている。


 いつもならハル君とはいろんな話ができるのに、こんな狭い空間で2人きりと思うと緊張して何を話していいのかわからない。


春樹「あのさ、佐々木」


百花「ハル君」



 2人で同時に話し始めて口ごもる。



春樹「佐々木が先に言って」


百花「ううん、たいした事じゃないから、ハル君が先に話して」


春樹「今夜、俺はこっちの椅子に座って眠るから、佐々木がベッドを使ってくれていいよ。」


百花「でもそれだとハル君疲れちゃうよ。泊まるの…今晩だけと限らないし…。」


春樹「その時は昼間の間にベッドで寝かせてもらうから…。それより、その…こんなことになってしまってごめんね。」


 ハル君は少し赤い顔をしている。



百花「ハル君のせいじゃないよ。土砂崩れが起こるなんて誰も思わなかったんだし。あのまま雨の中で、車の中に閉じ込められていたらもっと大変だったし。」

春樹「そうだね。とにかく交代でシャワーを浴びて、交代で眠る事にしよう。道路が復旧したらすぐに動けるように。あ、お湯が沸いたみたいだ。」


 私は湯のみにティーバッグをセットしてお湯を注いだ。


 2人でお茶を飲んでいると、少し緊張がほぐれて来た。

雨で閉じ込められた子供時代の思い出話なども出て来て、話もはずんだ。



 でも、話が途切れるとなんだか気まずくなってしまう。

 ハル君はいつも優しくて色々心配してくれる。

相談も気軽にできるし、幼なじみなだけでなく、本当に大切な友人だと思って来た。

 でも、こんなに近くに2人きりで座っているのは…子供時代をのぞくと初めて?

 もし今ハル君に押し倒されたら、私は抵抗できるかしら…。

 あ、私何バカな事を考えているんだろう。ハル君に限って…、そんなことはしないはず…。

 私たちはしばらく無言で見つめ合っていた。ハル君は軽い咳払いをしていった。



春樹「あの…、その…、ジョージさんとは最近うまく行ってる?」


百花「う、うん。譲二さん、相変わらず忙しいけど、ちゃんと気を遣ってくれているから…。なかなかデートにはいけないけど…。」


春樹「そっかぁ…。デートにはいけなくても、いつも一緒に暮らしているもんな。」


 なんだか、ハル君の顔がまた赤くなった。


 もしかして、へんなこと想像している?


 いや、確かにそういうことはしてるけど…。


 でも、ハル君に想像されてると思うとかなり恥ずかしい。



百花「一緒には…暮らしているけど…。時間的にすれ違いも多いし…。あっ、でも、それなりに相手してもらっているから大丈夫…。」


 って、もう意味不明なことをベラベラしゃべってしまう。

ハル君はその間、じっと押し黙っていた。



春樹「佐々木…。俺…」



 その後、沈黙が続く。

 

ハル君の湯のみはいつのまにか空っぽになっている。



百花「あ、お茶のお代わりを入れるね。」



 湯のみを掴もうとした手をハル君に掴まれた。

大きくて、少しごつごつした手。



春樹「佐々木…。俺は…」

☆☆☆☆☆

一夜だけの恋人~その2

ハル君に抱きしめられた。



百花「!」

 驚いたけど、声は出せない。


 ハル君の胸の鼓動が激しく打っている。

ハル君て温かい。


 そしてハル君の抱きしめる力はますます強くなった。



春樹「今まで、我慢して来たけど…。


 俺、佐々木のことがずっと好きだった…。子供のころから。


 そして高校になってまた佐々木に再会してからもずっと…。


 でも、佐々木はジョージさんばかり見つめていて…。

ジョージさんのことが好きなんだって…、見て分かっていたから…。


 俺の気持ちは出さないようにして…、ずっと見守って来た…。


 見てるのは苦しかったけど…。俺は佐々木を見てるだけでいいと思っていたから…。」



百花「…今まで…気付かなくてごめんね。

ハル君がそんな風に思っていてくれたなんて…。


 それなのに悩み事の相談にいっぱいのってもらってて…。

その度にハル君のこと傷つけてたんだよね…。」



 ハル君は私を抱きしめたまま、激しく首を振った。



春樹「そんなことない…。佐々木に相談されて、うれしかったよ。

それもいつも俺に一番に相談してくれるのがうれしくて。」


 ハル君は私の頭を抱えると上を向かせて、優しくキスをした。


 柔らかなそっとふれるようなキス。

私はかすかにイヤイヤをしたけど、ハル君の腕から逃れる事はできなかった。


 ハル君の気持ちに今までなぜ気付くことができなかったんだろう。


 いや、気付いていたら何か変わったろうか。


 譲二さんを好きな気持ちに迷いはできただろうか?

 一度キスしてしまうと、もう止められなくなったみたいで、ハル君は何度もキスを繰り返した。


 私に刻印を押すかのように、唇に…頬に…首筋に…。

おびただしいキスを受けて、私の体からは力が抜けていった。



春樹「佐々木、ごめん。こんなことをしてしまって…。」



 それでも、ハル君は私を抱きしめることをやめなかった。

私もハル君の背中に手を回してそっと抱きしめる。



百花「ううん。いいの…。今はなんだかこうしていたい。」



 もちろん、他に恋人がいる身でこんなことをしているのは、とても罪悪感がある。


 でも、この薄暗い部屋の中ではハル君とこうしているのが、とても自然なことに思えた。

 ハル君は私の顔をもう一度、上向かせると私の瞳を覗き込んだ。


 私もハル君をじっと見つめる。

見つめ合う視線が絡まり合って、どうしても外す事ができない。


 こんな真剣で思い詰めたハル君の目を見たのは初めて…。



 ハル君は何も言わずにもう一度キスをした。

今度は舌を入れてくる。


 私がそれに答え返すと、ハル君はちょっと驚いたように舌の動きをとめたけど、その後は積極的に舌を絡まして来た。


 息も付けないような激しいキス。

ハル君の背中にかけた指には力が入る。


 ハル君の情熱的なキスを受けて、こんなにも私のことを好きでいてくれたのだということがよくわかった。


 ハル君の思い詰めた気持ちが感じられて、私はそのキスに応えるしかできなかった。

 ハル君はそのままベッドに私を押し倒すとさらにキスを繰り返した。



春樹「…佐々木。俺もうがまんできそうにない。」


百花「…いいよ…。ハル君なら…」

☆☆☆☆☆

一夜だけの恋人~その3

 私の言葉に、ハル君は驚いたように動きを止めて、私を見つめた。

私もそっと見つめ返す。


春樹「佐々木。ごめん。」


 ハル君は私のブラウスに手をかけた。

ハル君の手で私の姿が次々とあらわにされていく。


 ハル君は下着姿の私を押し頂くように優しく愛撫した。


 私もハル君のシャツのボタンを外す。


 ハル君の肌と私の肌が触れ合って気持ちがいい。

ハル君は私のブラを外すと私の乳房に優しく頬ずりをした。



春樹「佐々木…。寒くない?」


百花「ううん。大丈夫。ハル君が温かいから…」


春樹「佐々木も温かい。」



 肌と肌が絡み合い、足と足が絡み合う。

ハル君の愛撫は優しくて、体がとろけそう。


と、ハル君は動きをとめて、ため息をついた。


春樹「…佐々木、ごめん…。俺、この後どうすればいいかよくわからないんだ…。」


百花「!」


 私を見つめるハル君の瞳は少し揺れている。

私はそんなハル君がとても愛しくなって、ハル君の頭を両手で持つと唇にそっとキスをした。


 そして、ハル君のものをそっと片手で触ってみる。

今まで譲二さんのも手で触ったことはないので、少しドキドキした。


 ハル君のはもう固く熱を持っている。

私が触るとハル君は「うっ」と声にならない声をあげた。


 私はハル君のものをそっと自分の中に導いた。

ハル君が腰を浮かして私の中に挿入する。



春樹「…このまま、動かせばいい?」



 私はそっと囁く。



百花「そうだよ。」



 ハル君はおずおずと動かし始めたが、それは徐々に激しくなっていった。



春樹「…百花、好きだ…百花」



 うわ言のように言うハル君に合わせて、私も声をあげた。


激しく愛し合って、果てた後は2人とも荒い息を吐いていた。

 そして、重なり合ったまま、しばらくそのままでいた。


(ハル君とこんなことになってしまった…。)



 ハル君は私にまたそっとキスをした。



春樹「佐々木…。子供の頃の話だけど…。俺が引越していく佐々木と最後に会った時、佐々木がなんていったか覚えてる?」

百花「あの時ハル君はシロツメクサで冠を作ってくれたよね。お姫さまみたいでとてもうれしかった。」

春樹「…。やっぱり忘れていたんだ…。」


百花「えっ、何を?」

春樹「…いや。もういいよ。」


百花「気になるから教えて。」

春樹「…。俺が『花嫁さんみたいだ』って言ったら、佐々木は『今度会えたら、ハル君のお嫁さんになる』って…。」


 ハル君の頬と耳は真っ赤になっていた。



百花「言われてみたら、そんなことを言ったような気もする…。ハル君はそれをずっと覚えていてくれたんだ…。」

春樹「うん。だから佐々木が戻ってきた時、『覚えてる?』って時々聞こうかとも思ったけど…。佐々木はジョージさん一筋だったし。」

百花「ごめんなさい。」

春樹「あやまることはないよ…。佐々木が俺のお嫁さんになるというのがどういうことなのか、
俺たちは理解していたわけじゃないし。」



 私は黙ってハル君にしがみついた。



 ハル君と恋人になる道もあったのだろうか?


 そうしたら、ハル君といつもこんな風に抱き合ったりして。

今のように罪悪感で胸が痛むこともなかったろうか? 



(でも…。私はやっぱり譲二さんのことが好き。身勝手だけど…。今だって譲二さんに会いたい)



春樹「佐々木、こんなことになってごめん…。でも、ありがとう。佐々木のことを抱けて、俺はうれしかった。」



 私はハル君の胸に顔を埋めた。



百花「私こそ、ごめんなさい…。こんなことしても、ハル君の気持ちには答えられないのに。」

春樹「…それは、ジョージさんとは別れられないってこと?」


百花「…うん。ごめんなさい。」



 ハル君は大きくため息をついた。



春樹「でも、俺。佐々木のこと、忘れられそうにない。佐々木は俺の初めての女(ひと)だから…。」

百花「忘れなくても…いいよ。でも、2人だけの秘密にして…。」

春樹「じゃあ…。…ここにいる間だけ恋人でいてくれる?」


百花「…うん。いいよ。」



 ハル君は惜しむかのように激しくキスを求めて来た。

 

私もそれに答える。


 今度はハル君はさっきのおずおずとした愛撫ではなく、ちょっと強引に私の体を触る。


 乳房を触る手にも力が入って少し痛い。

 


 でもいい、譲二さんを裏切った罪悪感とハル君に応えられられないことへの罪悪感。

それが少しでも薄れるから…。


 ハル君がまた私の中に入って来た。

 私たちは時を惜しむかのように、朝まで何度も交わった。



 一夜だけの恋人。



 ハル君、愛しているとは言わないよ。

私が愛しているのは譲二さんだけだから。


 でも、今だけはハル君の気持ちに応えていたい。


 私って悪い女だよね…。

『一夜だけの恋人』おわり

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