でもまあ、隙間を縫って、あらためて『NOT ME』第4話から8話までを見直して見ました。
そう。ショーンとホワイトの心情の変化を中心に【おさらい】です。☺️タブレットじゃない大きな画面で見るのは新鮮です!
見直してみて、このドラマ、本当に面白いですね(今更w)
何回か見ているのに飽きることなく一気に5話分見ちゃったよ。😁
でも、ちょっと気になる点も……。
これがNuchy監督のスタイルなのかもしれないけれど、本当にノンストップで物語が進むのよね。視聴者を休ませないの。音楽でいうなら休符がない!いや短い休符はあるけど、全休符みたいな長い休符がないの。あるいは、ボーカルがずっと続いて間奏がない、みたいな。
たとえば……。
記憶に新しいところで言うと第8話。ショーンが大学のトイレでタウィーと対峙した後……。(ここのPapiiの演技、最高だったよね)この場には他に誰もいないから罪を認めてほしいと、彼にしてみたら最大限譲歩してお願いしているのに、タウィーにあっさり跳ねつけられて。
その後、ショーンはクンパーの工場まで、どんな思いでバイクを走らせたのだろう……?まっすぐ帰ってきたのかな?
どこかにバイクを停めて、ひとり失望や無力感を噛みしめるシーンがあっても良かったんじゃないかと思うのよね……。まあ、ありふれたシーンになるかもしれないけど。ぼんやり景色を見るのでも、タバコを吸うのでもいいから、【立ち止まるシーン】あるいは【静寂のシーン】を見てみたかったなと思うのです。
そして、第4話。
ここはショーンとホワイトの関係性が変わり始める重要なポイントだったと思います。夜、夢にうなされて涙を流すショーン。そして、ナモーがベッドに寝ていたことに怒って涙ぐむホワイト。
他の誰にも見せない顔をお互いに見せ、知ってしまった回でした。
ホワイトの涙は、彼の正体を知らないショーンからしたら衝撃だったと思います。考えてみたら、彼らは孤独な者同士なんですよね。ホワイトはトッドを除けば誰も事情を知らない中、たったひとりで、知らない集団に潜入し、張り詰めた日々を送っている。Gunちゃんのビジュアルが可愛いので、このミッションのシビアさを忘れがちなんだけど、実は常に緊張を伴うキツい毎日のはず。
だから、疲れて帰ってきた時に、自分の居場所が誰かに奪われている状況って、かなり辛い……。緊張の糸が切れて思わず感情的になり、涙ぐんでしまったのではないかしら?そこには、この人の前でならちょっとホッとできる、気を許せる…というショーンへの思いもあったはず。
孤独な魂へのシンパシーがベースにあったとも考えられます。
ホワイトの孤独というのも【立ち止まるシーン】があると視聴者は再認識できるんだよね。
たとえば、普通に学生生活を送っている大学生たちの群れを見るシーンとか。自分が入省するはずだった外務省?の建物を遠くから見るとか……。ついこの間まで当たり前だった、でも、もう戻れない世界を思うシーンが少しでもあると、彼の孤独、ショーンに惹かれていく心情も分かりやすいのにな……って思います。
この、【立ち止まるシーン】がない事がNuchy監督の演出スタイルであるなら、もちろんOKなんです。描かれない部分を想像するのは見る側にお任せしますというね……。このノンストップ感は確かに面白い!
でも、そうではなく、日程的な問題で入れられなかったというのであれば、円盤ではディレクターズカット版を見てみたい。そう私は思うのです。☺️それこそ、蛇足かな?冗長過ぎますかね?
あらためて見直してみたけど、はっきりとホワイトが恋に堕ちた瞬間というのは見つけられませんでした。強いて言うなら、この第4話の【互いの涙=無防備なこころ】を見せ合ったこと……なのかな?と私は考えています。
ショーンの方は、すごく納得です。彼にとってブラックはある意味メンター。自分の生きる道を示してくれた人。(おそらくビジュアルも好みだったのでは?😉)でも、残念ながら人間的には合わなかった。それが、ホワイトに入れ替わったことで中身も理想の相手になった……。こんな素敵な状況ってある?😁好きにならない方が無理でしょうw。
でも、恋に落ちたのがいつか?なんて、野暮な考察かもしれませんねw。初めて会った時から、【何か】を感じることってありますからね。☺️
そして、グラムについて。
彼の想い人はブラックじゃないですね。ユージンでしょう。友達の恋人を好きになってしまったのね。😔「友達以上に想ってごめん」というのはユージンのこと……なのでは?
彼女を見る切なそうな目が、グラムの想いをもの語っているような気がします。
月を見上げながらの恋バナで、ヨックに言った「お前の知らない人だ」というのは嘘じゃなかったと思います。
いや〜、本当に目が離せないドラマです。そして、何度見ても新鮮で面白い。
このドラマが実家になったらどうしよう?結構辛い実家かもね。😁💦