安愚楽元社長ら逮捕 北海道の預託農家 離農借金引きずる苦しみ

安愚楽元社長ら逮捕 北海道の預託農家 離農借金引きずる苦しみ
(06/18 15:50)

 警視庁が18日、安愚楽牧場の旧経営陣を逮捕したことで、同牧場の預託先が多かった道内では、和牛を預かって飼育してきた畜産農家から「逮捕は当然」「当時の経営実態を明らかにしてほしい」と真相解明を求める声が上がった。ただ2年前の経営破綻後、預託先は経営に苦しみ、離農を余儀なくされた農家もあっただけに「今更どうにもならない」と諦めも漏れた。

 「いずれはこうなると思っていた。逮捕をきっかけに当時の経営状況が明らかになってほしい」。根室管内の元預託先農家でつくる安愚楽対策協議会の小村剛会長(73)=別海町=は話す。

 安愚楽牧場の道内の預託先は、2011年8月時点で約130カ所に上った。同牧場の経営破綻後、預託料が支払われなくなり、どこも経営に苦しんだ。

 「逮捕されても今更どうなるものでもない」。11年8月に釧路管内標茶町内11戸で結成した標茶地区委託先牧場被害者の会会長(50)はつぶやいた。

 和牛60頭の預託を受け、安愚楽牧場破綻の影響で今年、破産手続きに入った十勝管内の元肉牛生産農家も「傾いたものは元に戻らない」と諦めの表情で語った。

 東京商工リサーチ北海道支社によると、安愚楽牧場の和牛オーナー制度への道内からの出資者は1892人。金額別では1千万円以上が295人で、1億円以上も4人いた。<北海道新聞6月18日夕刊掲載>


すごいね、北海道だけで1千万以上が295人、1億円以上が4人って。
全国だったらもっとたくさんいるだろうし、急に財産が無くなって驚いただろうね。
こわいこわい。
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