正月のおせち料理で干しシイタケを使いました。
食材を使い切りたい時、一番楽なのは、その素材だけで何か1品作れるレシピがあることであります。
干しシイタケだったら、「椎茸の佃煮」であります。
<材料>
- 干しシイタケ 6枚
- 水 2カップ
- 砂糖
- 醤油
<作り方>
- 干しシイタケを水2カップでしっかり戻す。
- 「1」のシイタケをは半分にカットする。
- 鍋にシイタケの戻し汁、シイタケ、砂糖、醤油を入れ、火にかける。(中火)
割合⇒水1カップ:砂糖・大さじ1:醤油・大さじ1 - 汁が沸騰したら、火を強めの弱火にする。
灰汁をとる。
落し蓋をする。
汁気がなくなるまで煮る。→鍋から目を離さない。 - 汁が無くなったら、火を止め、冷まし、味を落ち着かせる。
<ポイント>
- 鍋に入れる戻し汁の量をどのくらいにするかは、干しシイタケの大きさや厚さ等による。
- 大きくて厚いシイタケなら、戻し汁を2カップ使うが、薄くて小さいものであれば、戻し汁を1カップにする。
- どんこのようなシイタケで作る佃煮も非常においしいが、薄い肉厚の干しシイタケの食感も面白い。
- レシピによっては、みりんを使う場合もあるが、良い砂糖、良い醤油を使っていれば、砂糖と醤油だけでも雑味のない甘さとなり、おいしい。
ダイレクトにシイタケの旨味が味わえる。
箸休め的な一品となる。 - 火加減はいつも悩む。
私の場合、「弱めの中火」と「強めの弱火」で悩むのだが、要は落し蓋をした時の泡の立ち方なのだ。
こればかりは経験を積むしかあるまい。
戻し汁をどのくらいにするのか。
それがこの料理のポイントだと思う。
すべては干しシイタケの質にかかっている。
よって、佃煮用の干しシイタケを用意するのか、それとも常備している干しシイタケを用いるのか、考えどころとなる。
しかし、そこのところが料理の楽しみ方の1つになるのではないかと思う。