お遍路さんとお大師さん。

歩き遍路の話と、高野山大学大学院(通信教育)の話。

高野山大学大学院通信教育課程、出願その2。

2021-06-14 19:46:00 | 高野山大学大学院
出願にあたって厳しかったことシリーズその2・研究計画概要(後編)

さて、研究計画概要の、書くことなんですが。。
高野山大学に出願するなら、
多分、これ覚えといた方がいいよ。が、
1点あります。
(その他の一般的な書き方は、ネットで探してください)

高野山大学は、
弘法大師空海が開祖の、密教の教えを根底に、
教育が行われることになりますが。
密教の教えの中に、「三句の法門」という教えがあります。

これは、密教の中でも主要な経典に位置づけられてる、
『大日経』とゆーお経に出てくるものです。

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漢文 :
仏言菩提心為因、大悲為根、方便為究竟。 
書き下し文:
仏の言わく、菩提心を因とし、大悲を根とし、方便を究竟とす、と。 
現代語訳:
仏がおっしゃるのには、 
「さとりを求める心〔菩提心〕を原因とし、
大いなるあわれみ〔大悲〕を根とし、
手だて〔方便〕を究極的なものとするのである」と。 

宮坂宥勝[2011]、『密教経典』(講談社学術文庫)、講談社。
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現代風に言うと、
悟りを求める気持ちがあったとしても、
それが自分本位な欲求だけなら
(慈しみの心で人に施しをする気がないなら)
悟りなんて開けないよ。
って辺りですかね?

つまり、自分の利益ばかりでなく、
他人のために、(←ここ重要)
こういうことをして社会に役立てる活動をするために学びたいんです!
を、存分にアピールしないと、
ポイントは稼げないかな、と。。。

密教は、「即身成仏」を謳っている宗教なので、
この身このまま悟りを開いて、
心は仏と一体となっても、
この身の「人生」は、まだまだ続いていくんです。
だから、悟りを開いた後、悟りを開いたその目で心で、
人のために尽くす活動をすること。
それがないと、悟りを開く意味がないんです。
(そもそも悟りも開けない)

密教は、
社会福祉活動を、すっごく大事にしてます。
自分本位の欲求だけで受けようと思ってるなら、
考え直したほうが無難です。


ただ、
「社会」なんて言うと、大きく聞こえますが。
「他人のために」学んだことを活かしたい。
って熱意が伝われば、
やりたい活動は、小さくても良いのかもしれません。
(私も実際には大した活動は書いてません)

高野山大学大学院通信教育課程、出願その1。

2021-06-07 13:01:00 | 高野山大学大学院
出願にあたって厳しかったことシリーズその1・研究計画概要(前編)

まず高野山大学大学院に進学するとして、
資料を取り寄せるとこからと思いますが。
ぜひ、高野山大学のホームページから資料請求いただきたいです。

(高野山大学のホームページ下部に、資料請求リンクがあります)

そこでメールアドレスを登録しておくと、
オープンキャンパスの予定や、
出願受付開始のメールを都度送ってくれます。

で、、、
その出願開始メールに、
出願時の書類の1つ、研究計画概要について、
大事なことが書かれてるんです。

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2.研究計画概要
・研究の目的
・研究の方法
・研究の計画
などを論理的に簡潔に記述する。 ←★このへん。

様式
募集要項3
560字程度 ←★このへん。

例年「様式」の見落としで減点および採点不可になっている出願者様がいらっしゃいます。 ←★このへん。

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ネットで研究計画概要の書き方を検索すると、
3,000〜4,000字くらい書くよう言われてますが、
高野山大学は、所定の様式があって、
数えてみたら24文字×24行。
A4用紙の片面1ページのみ。なんです。
(24×24=576。それで560字)

しかも、
これに収まれば良いだけじゃなく、
通常、様式の9割ほど埋めてなきゃ、
その時点でかなり減点になってるはず。。

それでいて、
この中に収まるように、
論理的に、
目的と方法と計画とを書くってのが、
まず第一段階。
地味ーに厳しかったです。。

高野山大学大学院、入学。

2021-06-05 22:43:00 | 高野山大学大学院
令和3年4月。
高野山大学大学院 文学研究科 修士課程密教学専攻(通信教育課程)  入学。

ウン年ぶりに学生に戻りまして、仕事の傍らレポート制作に追われる毎日です。
そもそも大学も通信教育学科で、
5年ほど前に仕事の傍ら取得したものなので。
同じ程度だろうとタカを括ってたのがまずかった。。。
大学院は、甘くないです(本当)。

よーく考えたら、そもそも大学院の入試論文作成からして甘くなかったので。
これは、、、残しておいたら、
この先高野山大学の大学院を志す人のお役に立てるかな? と思いたち。
ついでに趣味(?)と実益を兼ねてる歩き遍路のことなども。
合わせて綴っていこうかと思います。

※ 写真は、高野山大学の校章入りの輪袈裟と、
記念品として同梱されてた、金剛峯寺の星月菩提樹の腕輪念珠です。
遍路実習の際には、この輪袈裟つけてお遍路するんだとか。
プライベートでもつけてって大丈夫だろうか。。(割と気に入ってる)。