スペインに三度戻った。そしてこれがスペイン最後の滞在地、首都マドリッド。
スペイン、ポルトガル共に、とても居心地のいい国だ。
諸事情が許すのであれば、数年暮らして、もっとその風土、文化にどっぷり浸かりたいと思う。言葉も習いながら。
■スペイン概要■
日本との時差: -8時間
人口: 約4,500万人
面積: 50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
政体: 議会君主制
元首:フアン・カルロス一世(Juan Carlos I)国王
議会:二院制(上院257、下院350議席)
略歴:
1492年 グラナダ陥落。キリスト教徒によるスペイン支配確立。コロンブスアメリカ大陸到達
1588年 無敵艦隊英海軍に敗北、以後スペイン帝国衰退へ
1936~1939年 スペイン内戦
1977年 総選挙の実施(41年振り)
1978年 新憲法制定
■スペインが居心地がいいわけは何だろう■
市民市場の豊富な鮮魚
米を中心とした豊かな食
朝食付、リネン付、WiFi付、各種サービス満載の清潔なホステル
改札口のある地下鉄駅
欧州諸国の中で比較的安い物価
暖かい気候
クロスカルチャーの混在
多文化主義の寛容性
歴史遺産の点在
気軽なバル(居酒屋)
無料の公衆トイレ
スーパーで提供される買い物袋
総合デパートの存在(ローマでは、「デパートなんてローマにはない」とツーリストインフォで言われた」
チップが不要
治安が比較的安定している・・・
治安は安定・・・と言っても、格安航空券(約8,000円)でリスボンからマドリッドに到着し、宿に向かう途中。地下鉄車内でスリに取り囲まれてしまった。
グラナダへの移動中に財布を無くしたのは、不注意だったと今でも思うが、昼の地下鉄車内で堂々としたスリに会うとは思わなかった。
大きなバックパックを背負い、小バッグを胸に抱えて地下鉄に乗車したところ、入り口付近にいた若い女性2人がじゃまで奥の方に入り込めない。二人の女性は次の駅で下車したいのか、戸口から動く気配がない。スペイン語がわからないので、不躾にどいてくださいと言うこともできない。二人の女性は、自分たちが邪魔になっていることに気付いていないのか、微笑みかけてくる。大学生だろうか。二人ともすらりとした長身でストレートヘアの素敵な女性だ。
しかし、私は彼女たちの胸に押されながら、その場から動けない。きつい。そのうち、私が胸に抱えている小バックの上に半分かかったジャケットの中で、女性が何かごそごそ動かした。ジャケットから何か出そうとしているようだ。きついので苦労しているようだが。
しばらくすると、近くにいた中年カップルの男性がスペイン語で女性たちに声をかけた。ちょうど、次の駅に列車が到着するときのこと。私の目の前の女性2人が声をかけた男性に向かって何か言葉を吐き捨て、にらみつけながら下車した。よく見ると、もう一人の女性と3人連れ。私の後ろにもう一人いたらしい。3人に挟まれた形だったので、身動きできなかったのだ。
地下鉄のドアが閉まる寸前、ホームに立った3人の若い女性が男性に向かって、中指を立てた。
男性が顔をしかめて何か言った。そして、気が付いた。私が胸に抱えていた小バッグのファスナー2ヵ所が、開き始めていたのだ。ごそごそ動いていたのは、私のバッグのファスナーを開けようとしていたからだった。
何と大胆な女性たち、そして何と鈍感な私。
スリが多いとは聞いているが、スペインでの移動時には緊張感を忘れてはいけないとの教訓を再び得た。
その程度のことだ。街中であれば、夜も歩ける。これから向かうブラジルでは、こっそり持っていくスリではなく、拳銃を突きつけられて奪われると聞いている。スペインはまだ平和だ。
スペイン、ポルトガル共に、とても居心地のいい国だ。
諸事情が許すのであれば、数年暮らして、もっとその風土、文化にどっぷり浸かりたいと思う。言葉も習いながら。
■スペイン概要■
日本との時差: -8時間
人口: 約4,500万人
面積: 50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
政体: 議会君主制
元首:フアン・カルロス一世(Juan Carlos I)国王
議会:二院制(上院257、下院350議席)
略歴:
1492年 グラナダ陥落。キリスト教徒によるスペイン支配確立。コロンブスアメリカ大陸到達
1588年 無敵艦隊英海軍に敗北、以後スペイン帝国衰退へ
1936~1939年 スペイン内戦
1977年 総選挙の実施(41年振り)
1978年 新憲法制定
■スペインが居心地がいいわけは何だろう■
市民市場の豊富な鮮魚
米を中心とした豊かな食
朝食付、リネン付、WiFi付、各種サービス満載の清潔なホステル
改札口のある地下鉄駅
欧州諸国の中で比較的安い物価
暖かい気候
クロスカルチャーの混在
多文化主義の寛容性
歴史遺産の点在
気軽なバル(居酒屋)
無料の公衆トイレ
スーパーで提供される買い物袋
総合デパートの存在(ローマでは、「デパートなんてローマにはない」とツーリストインフォで言われた」
チップが不要
治安が比較的安定している・・・
治安は安定・・・と言っても、格安航空券(約8,000円)でリスボンからマドリッドに到着し、宿に向かう途中。地下鉄車内でスリに取り囲まれてしまった。
グラナダへの移動中に財布を無くしたのは、不注意だったと今でも思うが、昼の地下鉄車内で堂々としたスリに会うとは思わなかった。
大きなバックパックを背負い、小バッグを胸に抱えて地下鉄に乗車したところ、入り口付近にいた若い女性2人がじゃまで奥の方に入り込めない。二人の女性は次の駅で下車したいのか、戸口から動く気配がない。スペイン語がわからないので、不躾にどいてくださいと言うこともできない。二人の女性は、自分たちが邪魔になっていることに気付いていないのか、微笑みかけてくる。大学生だろうか。二人ともすらりとした長身でストレートヘアの素敵な女性だ。
しかし、私は彼女たちの胸に押されながら、その場から動けない。きつい。そのうち、私が胸に抱えている小バックの上に半分かかったジャケットの中で、女性が何かごそごそ動かした。ジャケットから何か出そうとしているようだ。きついので苦労しているようだが。
しばらくすると、近くにいた中年カップルの男性がスペイン語で女性たちに声をかけた。ちょうど、次の駅に列車が到着するときのこと。私の目の前の女性2人が声をかけた男性に向かって何か言葉を吐き捨て、にらみつけながら下車した。よく見ると、もう一人の女性と3人連れ。私の後ろにもう一人いたらしい。3人に挟まれた形だったので、身動きできなかったのだ。
地下鉄のドアが閉まる寸前、ホームに立った3人の若い女性が男性に向かって、中指を立てた。
男性が顔をしかめて何か言った。そして、気が付いた。私が胸に抱えていた小バッグのファスナー2ヵ所が、開き始めていたのだ。ごそごそ動いていたのは、私のバッグのファスナーを開けようとしていたからだった。
何と大胆な女性たち、そして何と鈍感な私。
スリが多いとは聞いているが、スペインでの移動時には緊張感を忘れてはいけないとの教訓を再び得た。
その程度のことだ。街中であれば、夜も歩ける。これから向かうブラジルでは、こっそり持っていくスリではなく、拳銃を突きつけられて奪われると聞いている。スペインはまだ平和だ。
リオから先の動き方を現在、検討中。アマゾンは興味があるのですが、これから雨季に入るとか。「蚊」と「蛭」が大の苦手なので…。しかし、虫以上に、「拳銃強盗」「警察のマフィアの銃撃戦で市民が巻き添え」というニュースが連日入る環境にはさすがに、寒くなりました。「運だよ」と言う人もいます。「幸運の女神」が、南米を出るまで付き添ってくれますように(^^!)
旅の下準備はもう充分だし、楽しい旅をしてきて下さい。お土産話を楽しみにしています。