A Happy New Year in Nepal

ネパールのビクラム暦では、４月１４日が新年。
２０６７年１月１日だ。

私のＮＧＯのカウンターパートであるチルドレンズ・モデル・ハイスクールから
Ｈａｐｐｙ Ｎｅｗ Ｙｅａｒメールが、写真と共に届いた。
幼児クラスの子どもたちが、ネパールらしく化粧をし着飾り、新年の晴れやかさを演出している。

紀元前５７年、インドを統治していたビクラマーディテャ王が、シャカ族との戦争に勝利した年を起年として、今年は２０６７年目になる。

ビクラム暦は、ネパールの公式の暦。
ネパールの多くの家庭には、このビクラム暦カレンダーが置いてある。
西暦に無縁な生活を送っているネパール人と約束する時は、
日程の前提がどの暦なのか注意する必要もある。

ちなみに、
ネパールにはビクラム暦の他にも、ネパール暦、シャカ暦など様々な暦が存在する。
厳密にカウントすると２０以上もの民族が混在するというネパール。
可能な限り、民族固有の文化が存続していくことを願いたい。

「ネパール王国」から「ネパール連邦民主共和国」に移行した２００８年から丸２年。
新憲法の発布が５月末に約束されているが、その見通しはまだ立っていないという。
期限付きの約束を果たせそうもないというところは、どこかの国の政府と同じ。

支援中の女子学生からのメールには、
「To get rid of the problem is to become self independent ourselves and then only help the country.私たち自身が自立すること以外に、この国を救うことはできない」と書かれていた。