神秘の国のイメージが強いペルーだが、スペイン植民地の歴史を経た首都リマは、整然さと雑然さが同居した不思議な街だ。
■「バス停は、バスが止まったところ」
ローカルバスで旧市街の中央広場へ行こうと思い、近くのバス停を、宿のジェシカに訊いた。彼女は、「バスはすぐそこ」とスペイン語と英語を混ぜて言いながら、地図に宿の前から中央広場まで続く道に沿って一本の線を描き込んだ。
バスルートはわかった。それで、どこから何番のバスに乗ればいいの?
「ほとんどのバスが旧市街地へ向かうから、どのバスに乗っても大丈夫」とジェシカ。
「ほとんどのバス・・・」つまり、違う方向のバスに乗る可能性もないことはない、ということだ、がジェシカは気に留める風もない。念のため、目的地と降りる場所を紙にスペイン語で書いてもらう。
で、バス停はどこにあるの?
「この通り」と言って、彼女はまた先ほど描いた線の上を示し「点」ではなく「線」を描いた。
リマ市内を走るミニバスは、その車体の側面に行く先の地区名が書かれている。
気持ちの良いほど碁盤の目状に整備された街の1ブロック毎に、バスは止まる。「バス停」はない。朝夕の通勤時間帯は、車掌の呼び込みによる乗客の獲得合戦が繰り広げられる。車掌は、バスがブロックの角に差し掛かると、すばやくドアを開け、半身を乗り出してバスの行く先を早口で連呼する「中央通り経由、花町、緑町、旭町へ行くよ!乗らない?」という様に。
車掌は、乗りそうなそぶりの客をいち早く見つけて、運転手に合図する。市内を走るミニバスの台数は多い。同様の地区を走るバスが後ろに迫る。車掌はひとりでも多くの客を確保するために、ブロックの角に差し掛かると、バスを降り、路上を歩いている人に「乗らない?」と声をかけたりしている。リマの街角は、車掌の呼び込みの声でとても賑やかである。一回の乗車45円程度。
■「メーターがついたタクシーはありません」
タクシーの料金はすべて値段交渉で決まる。乗車前に目的地を告げ、運賃の折り合いがついたら乗る。日本のように、乗ってから目的地を告げ、到着してから料金を払うつもりでいると、ドライバーの言い値になる。
交渉が成立しないこよは日常茶飯事なのだろう。タクシーを一台止めると、「交渉不成立」を待つ別のタクシーが数台、後ろについて止まる。値段が折り合わない場合は、タクシーはあっさり走り去り、続くタクシーと再び交渉を開始。タクシー運転手たちも慣れたものだ。
ところで、空港へ向かうタクシーに乗るときは、すべて自分の荷物を降ろしてから、料金を払うように何人かに忠告された。ペルーでは、料金を払って降りたとたん、トランクに入れた荷物ごと走り去るタクシーも少なくないとか・・・
■新鮮なシーフードのスパイシーなマリネ「セビーチェ(ceviche)」
ペルーフリークのカズミさんお勧めの、ペルー海鮮料理セビーチェ。たっぷりのライムとニンニク、赤唐辛子の効いた海鮮サラダ。さっぱりして大変美味。
■日本語操作ができるATM
海外で初めて見た日本語表記のパネル。
■大統領官邸前の警備
機関銃を正面に向けた装甲車と厳重な警備。ゲートの中には、ペルーの民族衣装を着た「キリスト誕生シーン」の人間大の人形たちが飾られていた。
■「バス停は、バスが止まったところ」
ローカルバスで旧市街の中央広場へ行こうと思い、近くのバス停を、宿のジェシカに訊いた。彼女は、「バスはすぐそこ」とスペイン語と英語を混ぜて言いながら、地図に宿の前から中央広場まで続く道に沿って一本の線を描き込んだ。
バスルートはわかった。それで、どこから何番のバスに乗ればいいの?
「ほとんどのバスが旧市街地へ向かうから、どのバスに乗っても大丈夫」とジェシカ。
「ほとんどのバス・・・」つまり、違う方向のバスに乗る可能性もないことはない、ということだ、がジェシカは気に留める風もない。念のため、目的地と降りる場所を紙にスペイン語で書いてもらう。
で、バス停はどこにあるの?
「この通り」と言って、彼女はまた先ほど描いた線の上を示し「点」ではなく「線」を描いた。
リマ市内を走るミニバスは、その車体の側面に行く先の地区名が書かれている。
気持ちの良いほど碁盤の目状に整備された街の1ブロック毎に、バスは止まる。「バス停」はない。朝夕の通勤時間帯は、車掌の呼び込みによる乗客の獲得合戦が繰り広げられる。車掌は、バスがブロックの角に差し掛かると、すばやくドアを開け、半身を乗り出してバスの行く先を早口で連呼する「中央通り経由、花町、緑町、旭町へ行くよ!乗らない?」という様に。
車掌は、乗りそうなそぶりの客をいち早く見つけて、運転手に合図する。市内を走るミニバスの台数は多い。同様の地区を走るバスが後ろに迫る。車掌はひとりでも多くの客を確保するために、ブロックの角に差し掛かると、バスを降り、路上を歩いている人に「乗らない?」と声をかけたりしている。リマの街角は、車掌の呼び込みの声でとても賑やかである。一回の乗車45円程度。
■「メーターがついたタクシーはありません」
タクシーの料金はすべて値段交渉で決まる。乗車前に目的地を告げ、運賃の折り合いがついたら乗る。日本のように、乗ってから目的地を告げ、到着してから料金を払うつもりでいると、ドライバーの言い値になる。
交渉が成立しないこよは日常茶飯事なのだろう。タクシーを一台止めると、「交渉不成立」を待つ別のタクシーが数台、後ろについて止まる。値段が折り合わない場合は、タクシーはあっさり走り去り、続くタクシーと再び交渉を開始。タクシー運転手たちも慣れたものだ。
ところで、空港へ向かうタクシーに乗るときは、すべて自分の荷物を降ろしてから、料金を払うように何人かに忠告された。ペルーでは、料金を払って降りたとたん、トランクに入れた荷物ごと走り去るタクシーも少なくないとか・・・
■新鮮なシーフードのスパイシーなマリネ「セビーチェ(ceviche)」
ペルーフリークのカズミさんお勧めの、ペルー海鮮料理セビーチェ。たっぷりのライムとニンニク、赤唐辛子の効いた海鮮サラダ。さっぱりして大変美味。
■日本語操作ができるATM
海外で初めて見た日本語表記のパネル。
■大統領官邸前の警備
機関銃を正面に向けた装甲車と厳重な警備。ゲートの中には、ペルーの民族衣装を着た「キリスト誕生シーン」の人間大の人形たちが飾られていた。
八方さん、いよいよなのでしょうか。東南アジアの農村地域では、死んだ鳥類に触れないように警告する子供向けのポスターが目立ちましたが、ここ南米ではすっかりその存在を忘れていました。
それにしても、pechkaさん、八方さんのようなプロフェッショナルな見識のある方々が羨ましいです。
マスコミで流れるということは、だいぶ煮詰まってきたということです。
くれぐれもご注意下さい。
ところで、ワインさんはコスタリカに行く予定はありますか。コスタリカに限らず、ペルーもそうなのかもしれないのですが、中米は自国の自然を利用したエコツーリズムが外貨獲得の手段になっているところが多いように聞いています。もし、そのような活動の実態や、かかわる現地の人たちの様子などがわかれば、可能な範囲でご紹介いただけると嬉しいです。
もちろん、安全な範囲内で、で結構です。けっして無理をなさらないように。