久しぶり・・・。
あなたは、私のこと覚えていますか?
―あのときのあの言葉―
「別れよう。もう、俺たちやってけないよ・・・」
「わかった。バイバイ。」
はぁ~これで、何人目の彼氏だったかな?もう忘れちゃったよ。
今度の彼はキスさえもしなかった。というより、させなかった。
勝手だよね。自分から告っておいてさ・・。
ま、はじめから、そんなに興味なかったし、ヒマだったからね。
今回は2週間でバイバイ。付き合ったっていうのかな?
まいっか・・・。
バイトの時間だし遅れちゃわないように行かないと。
「おはようございま~す」
「おう、おはよう。・・・あれ?今日は彼氏の送りじゃないの?」
「うん。別れた」
「はい!?梨沙ちゃん。何かあったの?」
「べつにぃ~。別れようって言われたから、別れた」
「は?なにそれ?だって、つい昨日までラブラブっだったじゃん!」
「もう~。うるさいなぁ~。いいじゃんべつにぃ~。それよか、そっちはどうなん?うまく行ってる?華奈と。」
「ああ、まあな。」
「ふう~ん。けんちゃん。浮気したら許さないからね!華奈は梨沙の親友なんだから。」
「わぁってるよ!ってか、俺はお前と幼馴染だぞ!」
「だから?説得力に欠ける~」
そう、私の名前は梨沙。けんちゃんは幼馴染で同じバイト先。小さい頃からずっと一緒。でも、私の親友の華奈がけんちゃんに一目ぼれして二人は付き合ってる。
もう、一年たつのかな??
そして、私には忘れられずにいる人がいるの。
その人には、もう二度と会うことは無いだろうけど・・・。
忘れられない―
あのときから、私の時間は止まったまま―
To be continued
第一回目の「a sandglass」いかがでしょうか?続きはまた次回。感想をいただけるとうれしいです