奥さんの免許証更新の手続きに付き合って、鎌倉警察署に行ったのです。
鎌倉駅を出て、しばらく歩くと「Excuse me」と声をかけられた。
見ると全身黒ずくめの外国人4人組。
30歳ぐらいで筋肉質。
襲われたら、まぁ勝てない人達だ。
咄嗟のことだったので、躊躇せずに立ち止まると、何やら長い長い呪文を唱えてきた。
何も理解できなかったので、「わんもあ ぷりーず」と黒ずくめ達にとって謎の呪文で応戦。
もう一度、呪文を唱えてくれた黒ずくめさん。
最後の部分に「ブッダ」と聞き取れる言葉が!
僕が「ぶっだ?だいぶつ?」というと、黒ずくめさんは首を縦に振った。
江ノ電で長谷に行くのが近いかな?と思い「かまくらすてーしょん えのでんとれいん」ってな感じで、できる限りの呪文で対抗すると、黒ずくめさん達は「No Train」「Walk」と僕でもわかるイオナズン級の呪文を唱えてきたのだ!
「うぉーく?」びっくりする僕を察したのか、「Far from here?」(的なことを言っていた感じ)僕は指で4を示しながら「ふぉーてぃ みにっつ」と言ってみた。
黒ずくめさん達は「OK」と言っていたが、駅の方へ歩いていった。
歩いていくなら、駅とは逆に行かなければならない事はなんとなく伝えたはずだけど伝わらなかったのかな?
ちなみに、調べたら25分ぐらいだったので、嘘をついてしまったことに…
でも、タクシーなり江ノ電なりを使わないと拝観時間に間に合わない可能性もあったので優しい嘘かな?(自分を正当化する奴)
英語力が皆無な僕なのに、外国人観光客によく道をきかれる。
自分で言うのもなんだけど、無視できない優しさが備わっているのが厄介。
無視した方が、後ろから英語力ハンパねぇが来て、早く解決する可能性もあるのにね。
かといって、英語を学ぼうとは絶対に思わないのである。
だって、日本人だもの。
こつを。