雪浦だより

雪浦小学校 伝統のケーナづくり(7月13日)

雪浦小学校は、全校児童32名の小さな小学校です。

海と川と山に囲まれた雪浦地区の真ん中で、地域のみんなに見守られ、子供たちはのびのびと毎日を送っています。

小学校統廃合が進む中で、なんとか地域に学校を残し、地域の子供として育てていきたいと、大人たちは、それぞれできることをして学校と子供たちを応援しています。

20年近く続く「ケーナづくりとフォルクローレ」の学習は、すでに雪浦小学校の伝統となっています。

7月13日、フォルクローレグループ「スマンドス」のリーダー川添成行さんと、わたくし山田千晶は、5・6年生のケーナ作りに行ってきました

ケーナは、南米ペルー、ボリビアなどが発祥の縦笛で、吹き方は尺八に似ています。もともとは葦でつくられていましたが、現代の楽器としては、竹や木のものが多くなっています。

川添さんは、地元大瀬戸町の高校の裏の竹やぶから切り出してきた竹を、しばらく乾燥させたものを主に使っています。

太さに関係なく、口をつける歌口から、決まった位置に穴をあけていくことで、音階を作っていきます。

まず、歌口から長さを計って、印をつけて、キリで穴をあけていきます。

ものさしを使う機会も少なくなってきたようで・・・33センチメートルって?・・・どうやって計るの?

印をつけたところに、キリで穴をあけていきます。「押さえとくけん・・・」「うーん、なかなか開かないよ~」

「よし、間違っていないようだね!!」 お友達と確認しながら作業を進めていきます。

次に、ドリルで穴を大きくし、音を確認しながら、小刀で調整していきます。サウンドペーパーで表面をきれいに整えたら、出来上がりです

このようにして、毎年、5年生になると、マイケーナを作ります。自分で作った楽器には、さらに愛着がわき、練習にも熱が入ることでしょう

10月に行われる、西海市総合文化祭小学校音楽会で、マイケーナのお披露目です。それまで、がんばって練習してね

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