34名のマレーシアの高校生が、西海市に来ました
外務省が所轄する JENESYS2.0 という 青少年交流事業 です。
受け入れ団体は、西海市国際交流協会です。
日本の高校生との交流や、ホームステイ先の家族との交流が目的です。
最初の訪問先は、西海市の西彼杵高校です。
高校生たちが、弓道を実演しました。
日本人の私が見ても、思わず 「おおーーー」 と声をあげてしまうほどの、カッコよさです
マレーシアの高校生も、真剣に見入っていました。
次は、教室にもどり、折り紙で鶴の折り方を、日本の高校生が教えます。
最初は戸惑っていた日本の高校生ですが、なんとか伝えようと、身振り手振りを加えて一生懸命折り紙を教えていました。
西彼杵高校の学生たちの真剣な態度と笑顔(´∀`*)、素晴らしかったですよ。
マレーシアの高校生は、とても器用です。きれいに折っていました。
最後は、日本の高校生から、歌のプレゼントです。
「ふるさと」、「アナと雪の女王」。
マレーシアの高校生からも、歌のお返しです。
これは、「ラササヤン」といって、マレーシアでは誰でも知っている歌だそうです。
西海市に34名の高校生が来ましたが、西海市のあちこちの家庭に散らばりホームステイをしました。
雪浦には7名が、我が家を含め4家庭にホームステイしました。
さあ、我が家のはじめてのホームステイのはじまりです!!
我が家にやってきたのは、イジアン と アナ。 2人とも、16歳。
イスラム教(ムスリム)で、頭からは、常にトゥドンというベールをかぶっています。
このトゥドン、とってもおしゃれで、いろいろな色や柄、飾りがあります。
家族の前だけで、このトゥドンは、とっていいそうです。
かたことの英語で、お互い一生懸命伝え合おうとしました。
優しい、繊細な2人です。私たちは、すぐに仲良くなりました。
イジアンの将来の夢は、建築家。 アナは、スチュワーデス。
彼女たちがとてもかわいくて、愛おしく感じました。でも、なかなかそれを伝えられない
言葉の壁はありましたが、でも、きっと心は伝わっていたと思います。
お肉は宗教上の理由から食べません。野菜と魚なら大丈夫ということで、一日目の夕飯は、シャケのホイル焼きにしました。
そしたら、なんと、シャケは、マレーシアでは、とても高級品ということで、とても喜んで食べてくれました。
翌日の朝です。昨日と違うまたまた綺麗な衣装です。 本当に、おしゃれなんです。 とっても素敵
さあ、この日は、雪浦小学校の運動会に参加しました。
「綱引き」と「宝釣り」の二種目に出場です。雪浦小学校の皆さん、ご協力ありがとうございました。
いい思い出ができたことと思います。
西彼杵高校生の報道部が、取材に来ていました。
そのあとは、雪浦の渡辺督郎さんの家にみんな集合しました。
女の子は、料理もとても上手です。毎日、家ではクッキングをしているそうです。
昼は、焼きそば。夜は、手巻き寿司です。
お誕生日の男の子がいました。ホームステイ先の船橋家から、ケーキのプレゼントです。
とっても喜んでました。うれし涙も
記念写真!! ホームステイ受け入れの雪浦の面々。
雪浦の4家庭が、今回は、ホームステイを受け入れました。
どの家庭も、今回が初めての受け入れで、当日を迎えるまでは、言葉や料理をどうしたらいいのか・・・不安でいっぱいでした。
でも、実際に受け入れてみると、なんて楽しいんでしょう!! どの家庭も、「受け入れて本当によかった」と言っていました。
異国マレーシアのイスラム教の高校生・・・でも、会ってみたら、なーんだ、私たちと同じ
嬉しかったり、悲しかったり、不安だったり・・・・繊細で優しい心を持った、同じ人間。
大人も子どもも、楽しい楽しい時間を過ごしました。
「こんなに楽しいものなら、これからもホームステイを受け入れたいけど、こんなに素敵な体験を一人占めするのは、もったいない。
是非、他の方にも、この素晴らしい体験をしてほしい・・・」 ・・・受け入れた家庭のみんながこんな気持ちでした。
中学生、高校生の時に、こうした形で、海外の人と接する機会があれば、世界はもっと幸せになるんではないかな・・・と思いました。
この海の向こうには、あの子の笑顔がある・・・空の色もいつもと違うように感じます
夜が更けても、日本とマレーシアの子どもたちの交流は、いつまでも続きました。
番外編・・・・・
翌日、なみだ涙のお別れをしたのですが・・・・。
なんと、その午前中、たまたま通りかけた平和公園で信号待ちをしていて、ふと、公園側をみると、
見覚えのあるトゥドンの集団。あれっ、マレーシア?
よく見ると、なんと、あのマレーシアの一団です。
アナもいます。(イジアンは、どうしても見つけられませんでした。先に行ってしまっていたのかな?)
奇跡です。もう二度と会えないと思っていたのに。
「アナー、アナー」 国道の真ん中から、窓を全開にして、思いっきり呼びかけました。
マレーシアのみんな気付いてくれて、一瞬の感激の再会でした。