竹水
竹の水と書いて、「ちくすい」
竹の成長期に、根が吸い上げる水です。
竹は、一晩で1メートルくらいも成長するすさまじい成長力を持っています。田舎に住んでいる人は、タケノコが、あっという間にぐんと伸びて、青竹になっているのを見たことがあると思います。
その成長力の源がこの竹水!!
いい水なんですこれが
成分・効用
多種多様なポリフェノール、ビタミンB群、アミノ酸などを含むそうです。
肌につけると美肌効果 肌の潤いが長時間続くので化粧水としての利用もあるそうです
農業用水として使うと作物の成長が良くなる・・・
飲んでみると、なんとなく竹の香りがするほのかに甘い水
飲みやすくて、すっと体に染み込んでいく感覚です
採取時期
タケノコから竹に変わり始める5月から6月ごろ。
特に旧暦5月5日にとれる竹水は、「神水」とも呼ばれるほど貴重だということこです。
採取方法
調べてみると採取方法はいろいろあるようです。いろいろと試してみました、今年はこの方法がよかったので、ご紹介しますね
まず、今年のタケノコが一気にぐっと伸びた竹を見つけ、3メートルから5メートルのところで先を切ります。
(5年くらいたった古い竹も同じようにしてみたら、竹水が採れました。でも、少し濁りがありました。飲用にするには、今年の竹がいいようです)
先を切られたことで、成長しようにも成長できずに、その成長力の詰まった水が各節にたまっていくようです。
そのまま放置し、2週間くらいたったころ、竹を揺さぶってみると・・・、ちゃぷちゃぷと音がします。この音が、竹の節に水が溜まっている証拠です。
竹を切ります。
中をのぞくと・・・透明な水が溜まっています。
竹を切ったときの竹のカスができるだけ水に入らないように注意しながら集めます。
一つの竹の節から水を集めたら、次の節・・・と順番に切り落としながら節ごとの水を集めます。
鍋いっぱいの竹水が集まりました。
竹の節ごとにドリルで穴をあける方法や、切り落とした竹の先にビニール袋をつけて貯める方法など、いろいろ試してみましたが、この方法が一番効率が良く、一滴残らず集められるかと思いました。
飲んでみると、すっと体に染み込むような軟水です。
そのまま飲んでもとてもおいしいし、この水でコーヒーを淹れると、また格別でした
肌につけてみると、すっと肌に吸い込まれて、ハリが良くなったように感じましたよ
その時々の季節の幸をいただけけるのは、とても幸せなことだなあと、しみじみ感じ入りました。来年は、一緒に竹水を集めて飲んでみましょうか?