大変ご報告が遅れました。
10月22日から24日までの二泊三日間、雪浦小学校の「地域通学合宿」が行われました。
子どもたちは、公民館に宿泊し、公民館から学校に通います。
学校行事の修学旅行や宿泊学習などと違い、この「地域通学合宿」は、地域の方の協力のもと、子どもたちが主体となって生活します。
三日間、献立作り、買い出し、食事作り、片づけ、身の回りのこと、勉強・・・、すべて子どもたちで協力して行います。
大人は、手を出さず、事故などがないように、ただ見守ります。
また、夜は、班に分かれ、地域の方にもらい湯をさせていただき、普段は味わえない、楽しい時間を過ごします。
この通学合宿は、つがねの会(地域と保護者と学校の代表で作っている学校支援会議)と、PTAと、学校が協力して、企画しています。
22日の学校での学習が終わってから、いよいよ通学合宿のはじまりです。
公民館に集まって、最初は開所式。
「つがねの会」の会長の川添成行さんから、子どもたちへ励ましの挨拶です。
「この三日間、いろいろなことがあることでしょう。人と人がこすれ合うことがとても大事なことです。こすれ合いながら、きっといい方向が見つかっていくことでしょう!!この三日間、大事に過ごしてください」
今年は、長崎大学の3名の学生さんが、3日間、子ども達と一緒に過ごしてくれます。
教育学部で勉強している素敵な3名の大学3年生です。優しそうなお姉さんが一緒。子どもたちは、とても嬉しそうです。
早速、買い出し、料理作りの始まりです。
初日の夕御飯は、ハヤシライスとわかめスープとみかん。
自分たちで作った夕御飯は、美味しかったことと思います。
食べて・・・片付けも自分たちでして・・・・・さあ、お楽しみのお風呂の時間です。
お風呂は、地域の5軒のお家のご協力をいただき、もらい湯です。
他のおうちのお風呂にはいる機会って、なかなかないですね。これも、とても素敵な経験です。
おうちの方とおしゃべりして、みかんを貰ったり、髪の毛を乾かしてもらったり・・・短い時間ですが、特別な時間を過ごすことができました。
生涯忘れられない時間になることと思います。
さて、初日の夜は、恒例の夜のロビーコンサートです。
今年は、武藤亮二さんと中嶋健太さんのギターと歌です。
西彼町にお住まいのお二人。私たちと同じ西海市の方です。
身近な方の輝く姿をみて、憧れて、自分たちもやってみたい!! と子どもたちが思ってくれたら・・・という思いで、企画しています。
地域の方も集まってくれました。
普段は、昼間のロビーコンサートですが、年に一回の通学合宿だけは、夜に行います。
昼間は、お仕事でなかなか来れない保護者の方や地域の方に、是非、子どもたちの様子を見にいらしていただきたいと思います。
お二人共、オリジナル曲も歌ってくださいました。
武藤さんの作詞作曲の「西海シティー」は、ふるさとを想う素晴らしい歌です。
美しい歌声に子どもも大人もウットリです。「西海シティー」、アンコールでもう一回熱唱です。
ぜひ、みんなで歌いつないでいきたい曲です。
最後は、みんなで記念撮影。
楽しこともたくさんだけど、3日間も一緒に生活したら、ちょっとしたトラブルや喧嘩もあるだろうし、もう嫌だ!!と思うこともあるかもしれない。
だけど、失敗しても、成功しても、自分でやってみて、出来ちゃった!!という経験が、少しづつ自信となり、子どもたちのたくましさにつながってていくのかなっと思います。
また、地域の方の助けをいただき、暖かく楽しい時を過ごすことで、おのずと感謝の気持ちをいただき、「雪浦の子どもだ!!」という自覚も強くなっていくのかなっと思います。
地域通学合宿のしおりの表紙には、「相手を思いやるやさしい心・失敗してもくじけない たくましい心・ふるさとを愛する心」とあります。 素晴らしい3つの心です
通学合宿を終え、きっと、ちょっと逞しく、ちょっと優しくなっていることと思います。
こうして沢山の経験を積み重ね、雪浦の子どもたちは、どんどん素敵な子どもになっていきます