寒い寒い夜です。雪のような、雨のような。 風も、空高くで、ゴーーと鳴っています。
開始時間になっても、川添さんと我が家だけ・・・。
・・・・・今日は、寒いからね・・・・・日程も変更したしね・・・・これだけかね・・・・・・・・・・・・まあ、こんな日もいいね・・・・。
と、なぐさめあっていると・・・・・
ちらり、ほらり・・・・こんな日にも、集まってくださいました。 第7回 ビネガーシアターは、14名の参加者でした。ありがとうございます。
今日は、過去の2本のテレビ番組の上映でした。
●NNNドキュメント93「プルトニウム元年・隠される被ばくヒロシマは」 (ヒロシマテレビ、1993年8月6日放映・50分)
原発労働者の第一号の労災認定申請を柱に、被曝と、白血病やガンとの関係の真実を明らかにしていくドキュメントでした。この番組放映の翌日、中国電力は、制作の広島テレビに、スポンサー契約の解除を突きつけ、担当ディレクターの解雇を求めました。テレビ局は圧力に屈し、ディレクターの岡原さんを報道部から営業部に回しました。戦後日本の報道の自由の汚点となった作品でした。20年以上前の番組ですが、大変分かりやすいドキュメントでした。しかし、こういうものを作ると、報道から追放されてしまうという日本。本当に恐ろしい国です。
●サンデープロジェクト「劣化ウラン弾特集」 (テレビ朝日、2001年8月19日放映・27分)
ブッシュ政権下のアメリカがボスニアとコソボへ、さらにイラクへと戦火を拡大していた時代。劣化ウラン弾の危険性をアメリカは知りながら、それを公表しなかったために、多くの兵士や住民が、放射能被害、ちりを吸い込んだことによる重金属の被害に苦しんでいます。放射能の影響は、子どもや孫の世代に及んでいるという真実。劣化ウラン弾の疑惑を追ったドキュメントでした。
上映後は、番組についてや、佐賀の原発で事故が起こった場合の、長崎への放射能の影響などなど、話はつきませんでした。
川添さんちの美味しいぜんざい、ごちそうさまでした。
次回は・・・・
3月28日 (金)午後7時30分より
●「チェルノブイリ小児病棟—5年目の報告—」 (NHKスペシャル、1991年8月4日放映作品・59分)
●「終わりなき人体汚染-チェルノブイリ事故から10年-」 (NHKスペシャル、1996年4月26日放映作品・49分)
NHKはチェルノブイリ原発事故のあと節目となる、5年後、10年後、20年後に、勝れたドキュメント作品を製作してきた。今回は5年後と10年後の現地取材に基づく健康被害についての報告を上映する。福島原発事故後の日本で、これから起こることはすでに示されていた。NHKはチェルノブイリに注いだ情熱を維持し、福島で起こることを記録し世界に発信してもらいたい。
4月18日 (金)午後7時30分より
●「ミツバチの羽音と地球の回転」鎌仲ひとみ監督作品(2010年・135分)
スウェーデンは脱原発を国民投票で決め、2020年までに石油にも依存しない社会づくりをめざしている。実はエネルギーをシフトする背景には民主主義や情報の透明性、そして人権意識の高さがあることが見えてきた。スウェーデンはCO2を削減しながらゆるやかながらも経済成長を続け、質の高い福祉を実現している。日本とスウェーデンの違いはいったいどこにあるのだろう?
目下、山口県上関町で新たな原子力発電所の建設計画が進められている。この原発は瀬戸内海の入り口にある美しい湾を埋め立てて建設される事になっている。この原発予定地の真向かいに位置する祝島の人々は建設に26年間、反対してきた。しかし、島民の思いとはうらはらに計画は進んでいる。埋め立て予定地、田ノ浦は海底から淡水が湧く多様な生物の楽園であり、祝島の漁師にとっても最高の漁場だ。祝島の人々の暮らしが持続可能でなければ、私たち自身もまた、持続可能ではありえない。