ビネガーシアターは、雪浦ウィークの凧道楽で上映していた「原発関連の映画」をゆっくりと見たいという声に応じて、2013年の7月から始まりました。
1年目は、原発関係の映画やドキュメンタリーを中心に上映会を行いました。2年目は、原発の危険性の問題を少し離れ、大宇宙の自然の摂理を学ぶことにより、脱原発的、非原発的暮らしのあり方、原発的社会とは対極にある循環型社会についてのお話しとなりました。そして、「原爆と原発」と題して、原発問題の真髄に迫っております。☆このページの最後に、これまでのビネガーシアターの内容をまとめています。
月に一回、一日の仕事を終えて、学びたい人が、ビネガーホールに集まります。ここは、田舎の大学。
どうぞ、気軽に、お集まりください。参加費は、無料です。
第16回 ビネガーシアター「原爆と原発−その三・エネルギー問題としての原子力」
2015年春には鹿児島県川内原発の再稼働が予定されています。福島事故以来ほとんど日本の原発は止まっておりましたが、猛烈な熱暑の夏にも停電になることはありませんでした。
それだけではなく、夏期の使用制限の要請も姿を消しました。さらに、再生可能エネルギーの買い取りも突然打ち切られてしまいました。
日本の電力需給において本当に原発は必要なのでしょうか。
公開されている統計データを解析することで見えてくる真実を見極めましょう。
日時:2015年1月23日(金) 19時半から
場所:雪浦 川添酢造2階 ビネガーホール
前回の様子です。
・・・・・・・・・・・今後の予定・・・・・・
第17回 ビネガーシアター「原爆と原発−その四・軍事としての原子力」 (2月20日)
1955年に始まった55年体制の一翼を担った自由民主党(自民党)は、その結党宣言の中で、自民党の目指すものは、憲法改正と再軍備、そして原子力の推進であると述べています。
吉田茂、鳩山一郎、岸信介、佐藤栄作などの歴代の総理大臣を軸に、日本は世界第三位の原子力大国へと“発展”してきました。
「夢のエネルギー」と語られた原子力の平和利用の核心に何があったのか、歴史的に検証してみましょう。
それは、世界が失敗を重ね撤退を開始していたプルトニウム利用計画を、国策として推し進めることでありました。
そのために動力炉核燃料開発事業団(動燃)が設立され、ほぼ同時に宇宙開発事業団が設立されました。
佐藤栄作の推し進めようとした核燃料サイクル計画とは何を目指すものであったか、内部資料などを使って明らかにします。
☆話題提供は藤田祐幸が行います。 基本的に第三金曜日に開催しますが、地域の行事や主催者の都合で、変更になることがあります。この「雪浦だより」で、お知らせしますので、ご確認ください。
お問い合わせは、0959-22-1137(藤田祐幸)までお願いします。
これまでのビネガーシアター
1 | 2013年 | 6月21日 | 「チェルノブイリ ハート」 |
2 | 7月19日 | 「10万年後の安全」 | |
3 | 9月20日 | 「ヒバクシャ 世界の終わりに」 | |
4 | 10月25日 | 「チャイナシンドローム」 | |
5 | 12月27日 | 「シルクウッド」 | |
6 | 2014年 | 1月17日 | 「シャドウメーカーズ」」 |
7 | 2月14日 | 「プルトニウム元年・隠される被ばくヒロシマは」・ 「サンデープロジェクト「劣化ウラン弾特集」 | |
8 | 3月28日 | 「チェルノブイリ小児病棟—5年目の報告—」 | |
9 | 4月18日 | 「ミツバチの羽音と地球の回転」 | |
10 | 6月20日 | 「生きている土」 | |
11 | 7月18日 | 「根ノ国」「みんな生きなければならない」上映会 | |
12 | 9月28日 | 循環型社会への道筋「宇宙船地球号」 | |
13 | 10月31日 | 循環型都市構造“江戸” | |
14 | 11月27日 | 「原爆と原発−その一」放射能問題としての原子力 | |
15 | 12月26日 | 「原爆と原発−その二」放射線影響評価の歴史 | |
16 | 2015年 | 1月23日 | 「原爆と原発−その三」エネルギー問題としての原子力 |
17 | 2月20日 | 「原爆と原発−その四」軍事としての原子力 | |
18 | 3月 | 「原爆と原発−その五」核燃料サイクルの裏側 |