雪浦だより

ビネガーシアター 第18回  ご案内とお誘い

ビネガーシアター、4月もやります。どうぞ、みなさんお越しください。

日時:2015年4月24日(金) 19時半より

場所:雪浦 川添酢造2階 ビネガーホール

 

 

第18回 ビネガーシアター「原爆と原発−その五・原発で原爆を作る方法」

1958年正月、ときの総理大臣岸信介は東海村の原子力研究所を訪問しました。その時のことを、後にこう書いています。「原子力技術それ自体平和利用も兵器としての使用もともに可能である。どちらに用いるかは政策であり国家意思の問題である。日本は国家、国民の意思として原子力を兵器として利用しないことを決めているので、平和利用一本槍であるが、平和利用にせよその技術が進歩するにつけて、兵器としての可能性は自動的に高まってくる。日本は核兵器を持たないが、潜在的可能性を強めることによって、軍縮や核実験禁止問題などについて、国際の場で発言力を強めることができる」国家の本音が語られています。

そして、岸信介の実弟、佐藤栄作が総理大臣になったときの外務省文書に、こんなことが書かれています。「当面核兵器は保有しない政策をとるが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは常に保持すると共にこれに対する掣肘をうけないよう配慮する」

原子力の問題は電力の問題ではなく、核武装へ向けた国家の意志があるのではないか。この問題を技術論の観点から考えていきます。

雪浦ウィークを目前にした4月の例会ですが、これまで論じたすべての問題がここにつながってきます。(地人舎・藤田祐幸)

どうぞ、気軽にお越し下さい。おまちしています。

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「地人舎」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2023年
2022年
人気記事