雪浦だより

雪浦小学校 「春を迎える会 2013」

雪浦小学校の一大イベント「春を迎える会」。 一年間の学びと成長を発表する学習発表会です。

一年生の6名。落語「寿限無」の劇です。

舞台いっぱいに、大きな声で堂々と!! 一年生とは思えない舞台姿です。会場のみんなの心を グッ!! とつかみましたよ。落語の面白さを、体いっぱいで表現してくれました。

「これって、本当に一年生? すごいね!!」・・・・ひそひそ声が聞こえてきましたよ

  

全校児童43名の小さな小学校に、140名のお客さま。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、となりのおじちゃん、なかのいいおばちゃん・・・・・。

雪浦小学校が、地域のみんなに愛され、支えられていることが、会場の熱気となって、伝わってきました。

2年生の8名。2年生になって出来るようになったことを、楽しく見せてくれました。本当に楽しそうです

お母さんたちも負けてはいません

雪浦小学校には、「かざぐるま」という図書ボランティアがあり、毎月子供たちに絵本や紙芝居の読み語りをしています。

今日は、「しんせつなお友達」の絵本の蒔絵を音響に合わせて、読んでくれました。

 

3・4年生の13名。 「三年とうげ」の劇です。

教科書で学んだ民話を、手作りの衣装で、楽しく演じていました。歌がたくさん入って、元気いっぱいでした。

このお話しのもつ面白さがしっかりと伝わってきました。大きな声が出ていましたよ

5・6年生の15名。 手作りのケーナでフォルクローレの演奏です。圧巻です!!

11月に大島の文化ホールの大舞台で演奏した経験と自信が形になりました。なにより笑顔でリズムに乗っての演奏が観客をとりこにしました。楽器作りから、練習、発表までの姿をずっと見てきたので、私もおもわず涙が・・・

このあと、スマンドスも数曲演奏しました。私は、雪浦小学校で演奏するときが、実は一番緊張するんです。子供たちのエネルギーに押されて、頭は真っ白!!それに、会場には地域の知った顔ばかり・・・。大変緊張してしまうんです。

この舞台で、堂々と演奏したり演じたりする子供たちは本当に立派だなー・・・とあらためて感心してしまいます。

 

 

5・6年生の再登場。「雪浦ダイスキンジャー」の劇。

雪浦の自然を守り、愛するために、大活躍する姿。ふるさとを愛する気持ちがいっぱいでした。

 

 先生方も、ハンドベルで「どこかで春が」の演奏です。

いつもとは違った緊張した先生方の姿。譜面を握りしめ、真剣に演奏する姿が、とても素敵でした。もちろん演奏もきれいでしたよ

最後は、恒例の全校合唱でした。雪浦小学校の全校合唱は毎回大好評です。ロビーコンサートでも、子供たちの歌声を聞き、これまで何人もの方が涙を流してくれました

今日も、子供たちの歌声が、体育館いっぱいに響き渡りました。「いい学校だな・・・」会場のみんなが思いました。

 

ここは、小さな学校なので、一人一人が責任を持って何事も進めていかなければなりません。だから6年間のうちに、全員がたくさんの経験をします。小さなことから大きなことまで、なんでもすることで、何でも出来るということが分かります。自分が好きなこと、苦手なことがわかります。この6年間の経験が、これから先の子供たちの生きざまを支えていくんだなと思いました。ここで育った子供は、強い生命力を持っています。 地域の方に愛され支えられ、先生方に導かれ、子供たちは、この暖かいゆりかごのなかで、力満ちています。

素晴らしい「春を迎える会」でした。雪浦は、もうすっかり春です。

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