7月14日は、楽しみにしていた笛作りの日でした。
雪浦小学校の子供たちは、5年生になると、ケーナを自分で作ります。
雪浦小学校では、15年以上前から、地元の川添成行さん(川添酢造さんのご主人)のご指導のもと、ケーナ作りからケーナ演奏までの活動を、授業に取り入れています。
川添さんは、40年ほど前から、ケーナという竹の笛を吹き続けている、笛の達人です。
フォルクローレグループ「スマンドス」のリーダーでもあります。
子どもたちは、川添さんの指導を受けながら、年間を通して練習を続けます。
雪浦ウィークでは、路上演奏をし、たくさんのお客さんに、聞いてもらいます。
このような貴重な体験を通し、子どもたちは、たくましく成長していきます。
これは、雪浦小学校の特徴的な活動の一つです。
少人数な学校だからこそ、このような活動がつづけられています。
まず、穴の位置を正確に測り、印をつけます。
印をつけたところに、キリで穴を開けます。
電動ドリルで、穴を広げていきます。
穴の大きさは、川添さんの長年の勘です。一つ一つ微妙に大きさが違います。
最後は、一音一音、確かめながら、微調節をしていきます。
笛の上部に釣糸を巻き付けました。笛を割れにくくするためです。
川添さんの手元をよく見て、自分で巻いてみます。
何度も見て、何度も真似して、だんだんわかってきます。
今年も、いい笛ができました。
子どもたちは、夏休みに、マイケーナを持ち帰り、たくさん練習して、二学期には、もっと上手になっていることでしょう