次の世代のために 今できることを

全国保育士会倫理綱領

 保育士の行動規範である「全国保育士会倫理綱領」には保育士としての心構えが書かれています。
 その中の6項目目に「利用者の代弁」という項があります。
 そこには、日々の保育や子育て支援の活動を通して子どもや親のニーズをうけとめ、それぞれの立場に立ちそれを代弁していくことも重要な役割として行動するということが掲げられています。
 
 園長として『子どもと向き合い、親と向き合う』中で、今の子ども達にとって必要なこと、今の親にとって必要なことが見えてきます。
 その見えてきたことをしっかりと伝えていくことも私達の仕事です。

 “現場だから見えること”“向き合うからこそ気付くこと”

 これからも大切にしていきたいと思います。



 参考までに、全国保育士会倫理綱領を載せておきます。 

『全国保育士会倫理綱領』 

すべての子どもは、豊かな愛情のなかで心身ともに健やかに育てられ、自ら伸びていく無限の可能性を持っています。
 私たちは、子どもが現在(いま)を幸せに生活し、未来(あす)を生きる力を育てる保育の仕事に誇りと責任をもって、自らの人間性と専門性の向上に努め、一人ひとりの子どもを心から尊重し、次のことを行います。

  私たちは、子どもの育ちを支えます。
  私たちは、保護者の子育てを支えます。
  私たちは、子どもと子育てにやさしい社会をつくります。

(子どもの最善の利益の尊重)
1.私たちは、一人ひとりの子どもの最善の利益を第一に考え、保育を通してその福祉を積極的に増進するよう努めます。

(子どもの発達保障)
2.私たちは、養護と教育が一体となった保育を通して、一人ひとりの子どもが心身ともに健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境を用意し、生きる喜びと力を育むことを基本として、その健やかな育ちを支えます。

(保護者との協力)
3.私たちは、子どもと保護者のおかれた状況や意向を受けとめ、保護者とより良い協力関係を築きながら、子どもの育ちや子育てを支えます。

(プライバシーの保護)
4.私たちは、一人ひとりのプライバシーを保護するため、保育を通して知り得た個人の情報や秘密を守ります。

(チームワークと自己評価)
5.私たちは、職場におけるチームワークや、関係する他の専門機関との連携を大切にします。
 また、自らの行う保育について、常に子どもの視点に立って自己評価を行い、保育の質の向上を図ります。

(利用者の代弁)
6.私たちは、日々の保育や子育て支援の活動を通して子どものニーズを受けとめ、子どもの立場に立ってそれを代弁します。
 また、子育てをしているすべての保護者のニーズを受けとめ、それを代弁していくことも重要な役割と考え、行動します。

(地域の子育て支援)
7.私たちは、地域の人々や関係機関とともに子育てを支援し、そのネットワークにより、地域で子どもを育てる環境づくりに努めます。

(専門職としての責務)
8.私たちは、研修や自己研鑽を通して、常に自らの人間性と専門性の向上に努め、専門職としての責務を果たします。

社会福祉法人 全国社会福祉協議会
全国保育協議会
全国保育士会
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