毎年、全国学力調査の結果が出ると、議会の中では必ず「学力低下に対する教育委員会の対応は」と質問が出ます。
今年も学力テストの結果が出ました。
益田市の学力低下は全体的に見ると歯止めがかかっていません。
原因は多くあると分析していますが、私も自分の子どもを育てながら、また子ども達に関わってきた経験から言えば、これは学校や教育委員会の1つの課だけに任せていて解決できるものではないと思っています。
もっと益田市全体で、次世代の育ちというものを真剣に考える必要があると思っています。
3月定例会の一般質問の中で、益田学教育プログラムとその大きな体系について、社会教育と学校教育(小中高大)、就学前教育(幼稚園・保育所)、放課後児童クラブなどが、連動する仕組みを作っていくための一貫したプログラムづくりに取り組むべきと提案しました。
具体的にはまず認可保育所の皆さんと共に、就学前のプログラムづくりについて実際に動き始めています。またその状況についてはここでも追々紹介していきたいと思っています。
益田市教育委員会では、今年度「益田の子 郷土愛育成事業」に取り組むとして、農林水産体験のプログラムや、副読本の作成をはじめようとしています。
市内の各小中学校では、総合学習の時間を活用して様々な素晴らしい取り組みをしてきています。
吉田小学校では情報発信をきっちりとされており、活動の質の高さを見ることができます。
こうした各小学校でのこれまでの実績を踏まえながら、持続可能なプログラムづくりに取り組んでいくことで、郷土への誇りをもった子ども達が育っていくと信じて続けていくことが大切です。