国土交通省が9日に発表した2008年度の国内線利用実績が国内線需要予測に対して9割が予測を下回ったという記事について新聞でご覧になった方も多いと思います。
その中で、萩・石見空港は需要予測51万人に対し達成率13%で、紋別空港と並んで全国で2番目に達成率が低いという結果が公表されました。
空港の利用促進については、利用促進協議会などで圏域全体での利用促進を図ってきていますが、実際には大きな効果が出ていません。
空港ができた当初の見込みは圏域の観光客の増加を前提としたものであったと聞いていますから、開港後、各種団体と一体となった観光振興の戦略が十分に出来ていないことが大きな要因だと思っています。
平成20年度の益田市への観光入込客数は974,123人(H19:1,000,076人)。
釣り客等も含めた主要観光地20か所への入込客数の合計ですから、単純に考えればこの数字を上げるためにはそれぞれの観光地に来てもらうためにの魅力をどう高めるのかということになるのでしょうが、一方で、中世の食再現のプロジェクトや、着地型観光商品の開発など、これまでにはないストーリー性のある魅力をつくる動きは着々と進んでいます。
目標は平成23年度までに110万人
平成22年度予算には、平成23年度の観光入込客数の目標を1,100,000人と掲げています。
これに宿泊客数や海外からの観光客数なども加えた数値目標を具体的に掲げる必要もあるように思いますが、こうした指標を市民全体の目標としていく必要があると思います。
行政の施策として観光振興に取り組む限り、こうした指標をもって課題を分析しながら成果を出していかなければなりません。
いずれにしても、どこの自治体も観光戦略プランを作り、地域間競争の中ですから、官民一丸となって取り組んでいく機運を高めていく必要があります。
空港存続のための決議文を
議会では、主に経済常任委員会、道路・空港・観光特別委員会の所管となりますが、国や県に対して、石見空港利用促進に全力で取り組むという声を議会として上げていく必要があると思います。
参考までに
平成20年度島根県主要観光地別入込客数
http://www.pref.shimane.lg.jp/kanko/report_h20.data/3-1-1-2.pdf
最新の画像もっと見る
最近の「つながりを育むまち」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事